大阪のミナミにあるグリコの看板の下、通称「グリ下」で、塀の設置工事が始まりました。
「グリ下」には、家庭環境などの悩みを抱えた少年少女が集まり、犯罪に巻き込まれるケースが相次いでいます。
大阪市は、高さ約2.4メートル、幅合わせて33メートルほどの塀を設置することで、おもに若者の座り込みを防ぎたい考えです。
さらに、大阪・関西万博の期間中、ミナミには多くの外国人観光客が訪れる見込みで、塀を設置することで、ゴミのポイ捨てなども減らしたいということです。
【大阪市建設局 道路河川部 安藤大輔河川課長】「犯罪に巻き込まれるリスクが軽減されるというのが一番大きなところかなと。皆さんが観光を楽しめるような、明るい環境になればと思います」
塀の設置は3月末までに完了する予定で、万博が終わった後に撤去されるということです。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月12日放送)