ある時、北風と太陽が、どちらも、強いのは自分の方だと言って譲りません。
そこで、北風と太陽は、旅人のマントを脱がそうと競争をします。
北風が力いっぱい風を吹いて、マントを飛ばそうとしますが、うまくいきません。
つづいて太陽がさんさんと照らすと…。
この絵本は、北風も太陽も擬人化せずに、お話が進んでいくところが、
素敵だなと思いました。
それだと、小さいお子さんにはちょっと難しいかもしれませんが・・・
それでも、バーナデットの素晴らしい色彩の絵を見ていると、
北風の冷たさや太陽の暖かさが伝わってくるので、
ちゃんと感じる子もいると思います。
文章的には長くないので、
是非、お子さんに読み聞かせしてほしいイソップのお話のひとつです。