資本市場に向けた人的資本開示
-
定価:
2,200円(税別)
-
著者:
大和総研編著
-
発行:
2024年3月11日 200P
-
発行所:
一般社団法人金融財政事情研究会
内容
2023年3月期の有価証券報告書から「人的資本」に関する開示が義務化されました。本書では人的資本開示が義務化された経緯から制度の概要まで、幅広く解説しています。また、TOPIX500採用銘柄のうち3月期決算企業の380社の有価証券報告書を対象に分析を行い、人的資本についての開示の傾向を示すとともに、現状の課題を整理しています。加えて、サービス学会第11回国内大会(2023年3月開催)において、国立研究開発法人産業技術総合研究所と大和総研の連名で公表した企業価値と人的資本投資の関係についてまとめた論文(一部加筆・修正)の内容も紹介しています。人的資本開示について初歩的なことを知りたい方から、開示の実務を担当されている方まで、幅広く参考にして頂ける1冊になっています。
目次
-
第1章
資本市場で注目が高まる「人的資本」
1.国や企業の持続的成長に必要な人的資本への投資
2.人的資本の資本市場での評価 -
第2章
世界的に制度化が進む人的資本開示
1.任意開示として広がってきた人的資本開示
2.欧米で先行する人的資本開示制度の導入
3.日本における人的資本の開示義務化 -
第3章
有価証券報告書における人的資本開示
1.人的資本の「戦略」
2.人的資本に関する指標の開示 -
第4章
人的資本開示の今後の課題
1.人的資本開示の現状
2.人的資本と企業価値の関係