報道発表資料
北海道上川町とドコモが“未来共創パートナーシップ協定”を締結、デジタル技術による社会課題解決へ
-定住人口3,100人の上川町の関係人口を1億人にする挑戦-
<2024年6月11日>
北海道上川町(以下、上川町)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、地域創生の取り組み(以下、本取り組み)を開始するにあたって「未来共創パートナーシップ」(以下、本協定)を2024年6月11日(火曜)に締結しました。
「未来共創パートナーシップ」では、誰もが取りこぼされることのない官民共創パブリックの実現のために、上川町が保有する地域アセットと、ドコモが有する通信技術やデジタル技術などの掛け合わせによる、社会課題の解決をめざします。
■ 本協定の背景
上川町は、「日本一オープンイノベーションな町」を掲げ、さまざまな地域創生事業を行っており、若者の移住や町内での新規開業も増加している活気溢れるまちです。観光と暮らしを掛け合わせたコンセプト「北の山岳リゾート」に基づき、地元住民、観光客と自然が密接に関わり融合することをめざしたまちづくりに取り組んでいます。
ドコモは、さまざまな社会課題の解決や地域創生に取り組んでおり、上川町に拠点を置く上川大雪酒造と「上川大雪 創生乃蔵 会員証」の取り組み※を実施しています。
今回上川町とドコモは、居住地に関わらずさまざまなステークホルダーが同じ目線で対話を重ね、協力し合いプロジェクトを推進することで、地域の可能性や価値を更新する地域社会を構築することを目的に、本協定を締結する運びとなりました。
まず両者は、本取り組みに賛同した人たちと、コミュニケーションツールであるDiscord上に、上川町を知ったり体験したり、まちづくりの実践的なアイデアを検討する会議などを行う場を設け、まちの未来にワクワクできる取り組みを検討します。
■ 本協定の第一弾プロジェクトとして
本協定に基づくプロジェクトの第一弾として、「上川超ギルド(かみかわハイパーギルド)」の活動を開始予定です。詳細が決まり次第、上川町のホームページ(https://www.town.hokkaido-kamikawa.lg.jp/)へ掲載します。「上川超ギルド」は、上川町を元気にしたい人、上川町が好きな人、そんな人たちが上川町への想いの大小や居住地を“超えて”集まるギルド(組織)です。「上川超ギルド」は“人の和”をコンセプトとし、上川町の未来にワクワクしたいという想いを持った参加者によって、上川町が保有している魅力的な地域資源の活用アイデアを自由で公平に議論しあいます。そしてギルド内でやりたいこと決定し実行することで地域創生に取り組みます。
全国どこからでも地域を盛り上げることのできる本取り組みを実施することで、上川町の関係人口を1億人にすることをめざします。
- 「上川大雪 創生乃蔵 会員証」の取り組みはこちら
https://nft.hexanft.com/blog/article/17c8aae6-2ded-4604-862e-c866226b5739
<「上川超ギルド」の活動イメージ>
■ 今後の展望
上川町とドコモは、誰もが取りこぼされることのない官民共創パブリックの実現に取り組みます。また、本協定に基づき人口減少を見据えた行政トランスフォーメーションやDX推進することで、地域の可能性や価値を更新することをめざします。
別紙1 未来共創パートナーシップの概要
上川町とドコモは、「未来共創パートナーシップ」に基づき、誰もが取りこぼされることのない官民共創パブリックの実現のために、上川町が保有する地域アセットと、ドコモが有する通信技術やデジタル技術、コミュニティなどの掛け合わせにより、以下の取り組みについて共創するとともに、地域内外での社会実装や、さらなるパートナーシップメンバーの拡大などを推進します。
- 人口減少を見据えた行政トランスフォーメーションやDXの推進
- 医療、健康、教育、子育て、防災などベーシックインフラサービスの維持
- 観光、商工業、農林水産業など地域産業の発展
- スタートアップ創出などのソーシャルインパクトの推進
- 広域での展開を含むデータ資産活用やその他広域連携の推進
- ダイバーシティ、サスティナブル、ウェルビーイングの推進など
参考 上川町の概要
■ 上川町 https://www.town.hokkaido-kamikawa.lg.jp/
上川町は、北海道のほぼ中央に広がる日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」の北方部に位置し、大雪山連峰と北海道第一の河川、石狩川の清流に恵まれた自然豊かな町。大雪山系の一つ、黒岳への登山口には北海道有数の温泉地である層雲峡温泉があり、秋には「日本一早い紅葉」が見られる。通年型山岳リゾートタウン構想を掲げ、自然や四季を生かして年間を通した観光客の受け入れを目指すとともに、大雪山の自然と共存する暮らし・関係人口の関わり方に挑戦している。
上川町での新しい働き方をテーマに移住者や関係人口の創出を図る「カミカワークプロジェクト(https://www.kamikawork.jp/)」などを実施。現在は上川町東京事務所も設立し、都市部の企業との連携事業の実施など先駆的な地方創生プロジェクトに数多く取り組んでいる。
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