真のユニバーサル・ケーブル。
USB-Cケーブルって便利ですよね。スマホでもPCでもカメラでもなんでも、コネクタの表裏を気にせず刺せば、ケーブル1本で電力とデータをやりとりできる。
かつて、コネクタもケーブルもバラバラだった「バベルの塔」みたいな時代を知っていると、このエレガントさには感動すら覚えます。
ただね...、USB-Cも完璧じゃないんです。
コネクタの形は統一されているんですが、「通せるデータ量」「流せる電力」にはさまざまな規格があり、適当なケーブルを選ぶとデータの速度が遅くなったり、充電が遅い/できなかったりするんですよ。
それでも、USB-Cには基本的に「大は小を兼ねる」というルールがあります。
つまり、高速通信できるケーブルなら、より低速の規格をほぼすべてカバーできます。大電力を流せるケーブルなら、より小さい電力の規格をほぼすべてカバーできます。
ってことは、「いちばん高速で通信できて、いちばん大電力を流せるケーブル」があれば、それ1本でほぼすべてのUSB-C機器をフォローできるんです。
それがこいつ。オランダの電子機器メーカー・Club 3Dのケーブルです。
通信は40Gbps。いまある規格で最速のデータ転送速度です。
電力は最新規格のUSB-C PD EPRに対応。最大で240Wという、ゲーミングノートPCなみの電力を流せます。あまりに最新規格すぎて、まだ対応するACアダプタを見つけられません。
データ転送速度を20Gbpsに落としていいなら、2mのケーブルもあります。私はこっちを買いました。
日本メーカーのエレコムからも同ランクのケーブルが登場しています。ちょっと値は張りますが、白のカラバリはエレコムだけ。
この手のケーブルは、いずれたくさんのメーカーから出ると思います。けど、いますぐUSB-Cの混沌から抜け出したいならこのケーブルをつかみましょう。
追記[2022/06/24]もっと安いの見つけちゃいました...