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健康でフィットな体をつくる最低の運動量ついに判明! マックマスター大

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  • author satomi
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健康でフィットな体をつくる最低の運動量ついに判明! マックマスター大

美容と健康には運動が一番...分かっちゃいるんだけど時間がつくれなくて...。

そんなあなたに耳寄りなお知らせ! カナダのマックマスター大学が健康でキレイな体を維持するのに必要な最低の運動量をついに割り出しましたよ。これだけやっとけば運動不足による慢性病の心配もそんなないし、とりあえず大丈夫らしいです。

同大研究班が着目したのは、世界一流のアスリートの間で人気のインターバルトレーニング。ガーッと激しい運動を短時間やって、休息、激しい運動、休息...と、急走・休息を繰り返す運動法ですね。

これを参考にしながら、独自に考案したのが「超集中インターバルトレーニング(HIIT:high-intensity interval training)」。最大心拍数の9割で激しい運動を1分やったら、1分休んで体の回復を待ち、また1分ガーッとやって、1分休む、というのを10回繰り返す1回20分の運動を週2回やる、というものです。

「えー20分ずつ週2回でそんな効果あるもの?」と思っちゃいますけど、その効果を確かめるため、研究班では以下2組のボランティアを集めて実際にこれをやらせてみたんです。

・デスクワークだけど健康体の中年男女

・心臓血管疾患と診断された中高年の患者

実験ではまず最大心拍数を測り、自転車こぎで出せるピークの出力を測ります。2組ともみんな体はぶよぶよで心臓弱い人もいるし、必死こいて漕いでも大して出ませんでしたが、騙されたつもりで超集中インターバルトレーニングを何週間か続けたら、なんとなんと体のラインも健康状態も見違えるように改善したんです!

研究者のみなさんはこう話しています

超集中インターバルトレーニングが、従来の耐久力ベースのトレーニングにかわる効果的オルタナティブになり得ることを示す証拠がまた増えたかたちだ。

同大では数年前に、30秒間最大心拍数100%で全力出し切ってやる超集中インターバルトレーニングっていうのも考えて実験したんですが、その時は6週間でボランティアの脚の筋肉には、自転車漕ぎを一定ペースで1時間×週数回こぐ若者そっくりの変化が現れたんだそうな! 運動時間は約90%少なくても、おんなじように体ができていたんですね。

でもまあ、いくら時間が1分の半分でも100%力を出し切ると結構グッタリですよね? 誰もやりたがらないので、90%で1分っていう今回のマイルド案が出てきた、ということです。

「運動は少しずつでも毎日やるのがいい」という人を見かけたら、忙しかったらもっと短時間でガッと効果的にやる方法もあるよって教えてあげようね。

[Journal of Physiology and New York TImes; Image: Rido/Shutterstock]

JAMIE CONDLIFFE(原文/satomi)