牛肉、豚肉、鶏肉の風味も思いのまま!
肉好きの人に肉のテイストを備えた「Meat Water」なる健康飲料が発売中とのことですが、もっと時代は進んで本物の肉を培養可能な製肉工場なんかも計画されてるみたいですよ。家畜の命を奪うことなく、美味しいビーフそっくり肉やポークにチキンなど、ほぼリクエスト通りの食感と味が再現できるんですって。
NASAも資金提供を行なっているという、この肉を育てて作ってしまう研究プロジェクトは、米国のサウスカロライナ医科大学(MUSC)で着々と進められてるそうです。まだまだ技術的にも資金面でも実現までの道のりは険しいようですが、ヴラジミール博士が率いる研究チームは楽観的なコメントを出してますよ。
研究室で培養されて肉が育つだなんて信じられないという人も多いかもしれない。でも、実はナチュラルな食品だと思われていながら、ある意味で培養過程を経て作られているものは少なくない。ヨーグルト、ワイン、ビールなどはその良い例ではないだろうか。ほとんどの人がiPhoneなんて15年前は想像すらしていなかったはずだ。バイオテクノロジーで育てる食用肉のアイディアだって、同じではないだろうか。
あと10年もすれば、本当に工場の中だけで育った肉が店頭に並び、普通に食卓で食べられて世界の食糧問題さえも解決...なんて時代が意外とやってきてるのかもね。
Jack Loftus(米版/湯木進悟)