やはり音楽業界にとって深刻であることは変わりありません...
1973年から2009年にかけて、どのように世界で楽曲販売が行なわれてきたのかを如実に示した上のグラフを眺めていると、意外な発見がありましたよ。レコードにカセットテープ、CDと、提供メディアは変遷を経てきたものの、これまで時を追うごとに販売額が伸びてきた勢いが、2000年代に入ってからは失速。とりわけここ数年の落ち込みスピードは半端じゃないですね!
CDからデジタルへと移行しても、いままでと同じような成長曲線が描かれるならば、CD販売額は徐々に減っても、ダウンロード販売額が引き続き全体的な市場を牽引していってもよさそうですけど、そもそもこのデータからすれば、別にインターネット上で音楽配信サービスが普及するよりも前から、すでにCDの売上げは頭打ちになっていた様子も見て取れますよ。
あれれ、でもその原因は一体どこにあるんでしょうかね? 最近の若者は音楽を聞かなくなってきたんでしょうか? 昔みたいにアルバムCDが売れなくなってきたんだって指摘もありますけど、もしかしてヒットを飛ばせるような名曲のリリースが減ってきたのが深刻な市場低迷の要因でもあるのでは...なんて厳しい意見まで出てきているようですね~
[Ed Cotton via Business Insider]
Brian Barrett(米版/湯木進悟)