3Dプリンタには子供も大喜び!かもしれませんが、通常造形に使われるフィラメントは200度以上の温度で溶けるので安全とは言えません。でも、日本のbonsai labが作った「BS Toy」は、子供にも安全な3Dプリンタとフィラメントで、フィラメントの融解温度が2分の1以下の約80度になっているんですよ。
80度でも触るには熱いですが、MakerBotのようなホビー用の3Dプリンターと比べればずっと安全です。でも安全性を実現するためにはトレードオフもあります。安全な温度でフィラメントが溶けるようになったため、暑い夏場なら室温で溶けてしまうかもしれないのです。
この3Dプリンター「BS Toy」は、ニュルンベルク国際玩具見本市で発表されたばかりで、いつ発売されるかなどは不明です。プリントで作れる物の大きさは、幅130 x 奥行き125 x 高さ100mm。低温で溶けるフィラメントは生分解性になっており、このプリンタ専用に開発されています。
現在のところは透明色のものしかないようですが、BS Toyが販売される頃には複数の色付きフィラメントも売られる予定。その色に使われる染色剤も米食品医薬品局(FDA)に承認されたものが使われ、プリント中だけでなく完成作品も子供に安全なものになります。
source: Bonsai Lab via Nikkei Technology
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)