「これじゃなくて、オシャレなテープがよかったのに」なーんて、テープ買ってきてくれた母親に文句言ったこともあったもんで。
気がつけば、音楽はパソコンやiPod、スマートフォンから聞く時代になっていました。曲はすべてデジタルデータでCDは多少あるものの、MDやテープなんて、もう手元にありません。曲を所有するどころか、ストリーミングで聞くことも多いってなもんです。
今テープ時代に戻れと言われたら不便で嫌ですけれど、テープにはテープの良さがありました。音楽に触れるような体験があったことは間違いないでしょう。息を殺してテレビの歌番組を録音したり、テーマを決めてミックステープを作ったり、テープが止まるあのガチャッという音にビックリしてみたり…。
テープに自分でシールを貼ったり、マジックで絵を描いてオリジナルを作ったこともありました。オシャレでカラフルなデザインのテープを良しとし、真っ黒のテープは勝手に野暮ったくてダサイと思っていたもんです。あぁ、懐かしい。そんな懐かしさに浸りながら、こちらの画像をどうぞ。
ドイツのグラフィティアーティストNeckさんがコレクションしている数々のテープを、プロジェクトTapedeck.orgにて公開しています。コレクションは数百ブランドにも及び、カセットテープが最初に大量生産されたドイツで初期に作られたものも含まれます。Tapedeckのサイトでは、テープの歴史についても触れられています。
source: Tapedeck.org
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)