なんかすごい楽しそうに作ってる!
グーグルがモジュール型スマートフォンのAraについて新たな動画を公開しました。この動画では、作りかけのAraのハードウェアやソフトウェア、それらの課題などがごく一部ですが紹介されています。
Araの全体的コンセプトは、モジュール型のスマートフォンを作り出そうということです。一番基本的な端末は50ドル(約5000円)で、それをユーザーがいじって必要なパーツをアップグレードしていきます。自分に合った自分だけの端末を作り出せるという意味では非常に面白いコンセプトですが、エンジニアリング的にはいろんな課題があります。
上の動画では、Araの内骨格の初期バージョンが見えていて、シルバーのフレームに外部モジュールをはめ込む形になっています。モジュールは電子永久磁石で固定されるので、アプリを使って制御できます。またスロットにはめればモジュールは固定されるので、その上から外装ケースに入れる必要もなくなります。
デザイナーのダニエル・ワカウスキーさんは次のように語っています。
この端末は、我々の生活そのものと同じように、変化して周囲に適応していくことができます。そしてそのことが、端末の美学に組み込まれているんです。
Araの外装デザインについても触れられ、テクスチャーや色の展開が豊富に用意されることがわかります。必要なモジュールを選ぶためのアプリもチラ見せされています。
全体的に、オープンで正直な印象です。グーグルはプロジェクトの難しさや課題を認めつつ、それに挑戦しているんです。そう言われると、ますます試してみたくなりますね。
[Phonebloks via Engadget]
Jamie Condliffe(原文/miho)