一時はファームウェアのアップデートで採用されるとの噂もあったPS3本体のPS2ソフト互換性機能ですが、ソニーは導入しない意向を再び示しています。
過去のインタビューでも「今のところ予定がない」と話していたSCEAのJohn Koller氏は、今週GameProが行ったインタビューで後方互換性について次のように説明しています。
“現在のPS3はソフトが本当に充実していて強力なタイトルもたくさん揃っているので、多くの人々(とりわけメディア)が望んでいるよりも、問題はかなり収まりつつあると思っています。我々がこれまで調査した結果、(後方互換性の)必要性はなくなったと認識しています。以前ほど(PS2ソフトの互換を求める)要望の声はたくさんありません。PS3のゲームだけで非常に高い満足度が得られるからでしょう。”
PS3の初期モデルに採用されていながら、後に廃止されてしまった後方互換性機能。やはり今後も復活する見込みはないのでしょうか。
John Koller氏は同インタビューの中で、「3Dゲーム環境」「モーションコントローラ」「PlayStation Network」が2010年の戦略において大きな三本柱になると語っています。(ソース: GamePro: Sony Talks 2010: "Project Natal and Wii are going to have trouble")
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