夢が叶った!
宝くじに当たった! 高額当選者13組の「その後の人生」を見てみよう
- 宝くじに当たって大金を手にすれば、様々な可能性が開けてくる。
- しかし、大金を手にすることで人生が狂ってしまうこともある。
- 宝くじに当たったラッキー(またはアンラッキー)な13組が大金をどのように使ったのかをまとめた。
宝くじに当たったら、何をしよう?
誰でも、一度は考えたことがあるだろう。宝くじに当たって大金を手にすれば、様々な可能性が開けてくる。新居を購入したり、情熱を感じられる新しい仕事を見つけたり、信念に基づく団体を創立したり......。
しかし、大金を手にすることで人生が狂ってしまうこともある。
実際、宝くじに当たった人の多くが大金を使い果たしている。プライバシーへの不安もあるだろう。最近、5億6000万ドル(約590億円)を手にした女性は、匿名を望んでいる。また宝くじに当たっても、税金や賞金の分割、または一括支払いを選ぶことなどで額面通りの金額が手に入るわけでもない。
宝くじに当たったラッキー(またはアンラッキー)な人たちが大金をどのように使ったのかを見てみよう。
ジョン・クティはウォーターパーク建設に寄付
スプレー・パーク。
AP Photo/Steve Helber
2011年、賞金総額3億1900万ドル(約330億円)のメガ・ミリオンズ(Mega Millions)で、2870万ドル(約30億円)を手にしたジョンと妻リンダは、両親に敬意を表して賞金の一部をウォーターパーク建設に寄付した。
Albany Times Unionによると、夫妻は20万ドルをニューヨーク州グリーンアイランドのスプレー・パーク(Spray Park)の建設費用に寄付した。
ルイーズ・ホワイトは“幸運のデザート”にちなんだ信託基金を作った
Ruth Hartnup/flickr
ABCニュースによると、2012年、当時81歳だったロードアイランド州ニューポート在住のルイーズ・ホワイトは、店でレインボー・シャーベット味のアイスクリームを買った後、宝くじを買い、3億3640万ドル(約350億円)を手にした。
そんな“幸運のデザート”にちなみ、彼女は家族のための「レインボー・シャーベット信託」を作った。
ボブ・アーブはマリファナ合法化イベントに寄付
Thomson Reuters
Huffington Postによると、カナダのボブ・アーブは2012年、父親の葬儀からの帰りに宝くじを購入、2500万ドル(約26億円)を手にした。
彼は43年間、宝くじを買い続けていた。
季節労働者として建設業に従事するアーブは今後も働き続ける予定で、給料はフードバンクに寄付する。また賞金のうち100万ドル(約1億円)をマリファナ合法化を支援する毎年恒例のイベント「420デー(420 Day)」に寄付した。
ナイジェル・ウィレッツは世界を旅した
REUTERS/Tim Wimborne
パブ経営者のナイジェル・ウィレッツは2014年、間違って20ポンド(約3000円)で宝くじを購入、1300万対1の確率で100万ポンド(約1億5000万円)を手にしたとミラーに語った。
ウィレッツは偶然手にしたお金で世界を旅した。まず家族13人を連れてアメリカ・フロリダ州を訪れた。その後、メキシコとドバイへ行き、50歳の誕生日にはラスベガスへの旅行を計画している。
ジョナサン・バーガスは女性レスラーを起用したテレビ番組を制作
Allison Meade/Youtube
ジョナサン・バーガスは2008年、19歳の時に3530万ドル(約37億円)を当てた。彼は賞金を使って女子プロレスリングWrestliciousを宣伝する番組を作った。「Wrestlicious Takedown」は1シーズン放映された。肌を露わにした女性たちがコメディを演ずる番組だ。
CBSニュースは、バーガスはこの番組をもとにしたリアリティ番組を企画しているが、賞金の使い方に多少の後悔を感じていると伝えた。
グリフィス夫妻は念願の新居を購入
グリフィス夫妻の新居。
Theo Wargo / Getty Images
デイリー・メールによると2006年、ローラとロジャーのグリフィス夫妻は宝くじで当てた180万ポンド(約2億7000万円)を使って念願の新居を67万ポンド(約9900万円)で購入した。
2人はその後、ポルシェと賃貸用の住宅2軒を購入、株式にも投資。さらにロジャーは2万5000ポンド(約370万円)を使って大学時代のバンドのレコードを作った。
残念なことに6年で賞金を使い果たした。
サラ・コッキングスは2人の姉妹に豊胸手術の費用を提供
Spencer Platt/Getty
コッキングスは2005年、大学で社会福祉を勉強中に304万5705ポンド(約4億5000万円)を当てた。
「私の家族はとても仲が良いので、賞金は私だけのものではなく、家族のものでもあった」と彼女は語った。
デイリー・レコードによると、コッキングスは両親のために新居、バケーションの旅行、車を購入。また、2人の姉妹には豊胸手術の費用を提供した。
エブリン・アダムスは賞金をギャンブルに使った
REUTERS/Las Vegas Sun/Steve Marcus
AskMen.comによると、驚くべきことにニュージャージー州のエブリン・アダムスは1985年と86年、続けて宝くじに当たり、計540万ドル(約5億7000万円)を手にした。
幸運を当然のごとく感じたアダムスは、ギャンブルをするためアトランティック・シティに向かった。
彼女は自分の幸運を過信していた。ギャンブルですべてを失い、現在、彼女は一文無し、トレーラーパークに住んでいる。
バトラー夫妻はファイナンシャル・プランナーのアドバイスに従った
Flickr / +gAbY+
2012年にメガ・ミリオンズで6億5600万ドル(約690億円)を当てたイリノイ州のマールとパトリシアのバトラー夫妻は、突然手にした大金をどうすればいいか分からなかった。だが賢い使い方を選んだ。
2人は一括で賞金を受け取り、ファイナンシャル・プランナーと弁護士のアドバイスに従って使おうとしているとフォーボスは伝えた。
ハードウェア夫妻は不動産に投資
David Johnson/Wikimedia Commons
ミラーによると、2007年に500万ポンド(約7億4000万円)を当てた後、イギリス・ウェールズ在住のデニスとポールのハードウェア夫婦の人生は一変した。
お祝いのクルーズ旅行の後、2人は自宅ローンを完済し、イングランド南西部のサマセット(Somerset)に夢の新居を購入、その後、3軒の住宅に投資した。
またオックスフォード・ブルックス大学(Oxford Brookes University)に通う息子の学費を支払うこともできた。
ビビアン・ニコルソンは爆買いを止められなかった
Tinou Bao via Flickr
デイリー・メールによると、ビビアン・ニコルソンは1961年にサッカーくじで15万2300ポンド、現在の価格で300万ポンド(約4億4000万円)を手にした。
ニコルソンはすぐ高級百貨店ハロッズにドレスを注文し、高級車を数台購入し、アメリカとヨーロッパ中を旅行した。
今、彼女のクローゼットはオートクチュールで溢れているが、財布は空っぽ。
キーツ夫妻は賞金を家族に分けた。そして今も宝くじを買っている
AP Images
ジョージとベリルのキーツ夫妻は2012年、1400万分の1という確率で350万ポンド(約5億2000万円)を手にし、賞金を家族に分けたとミラーは伝えた。
「私たちは4人の息子に25万ポンド(約3700万円)ずつ、9人の孫に1万ポンド(約150万円)ずつ、そしていくらかを私たちの姉妹に渡した」
手元にまだいくらか残っていて、一部を宝くじの購入にあてている。
ジャニータ・リーは政治献金をした
Flickr
1993年、1800万ドル(約19億円)を当てた韓国出身のかつら職人のリーは、セントルイス・ポスト・ディスパッチによると、その多くを民主党に献金した。
リーは気前が良すぎたようだ。寄付、ギャンブルとクレジットカードによる負債などが原因で、2001年に破産宣告した。
(敬称略)
※本記事は、2018年3月25日に初出した記事の再掲です。