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超加工食品を多く食べる人は早期死亡の可能性が高まる…最新の研究で明らかに

Kim Schewitz原文翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦

Jun 1, 2024, 8:00 AM

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買い物イメージ
monticelllo/Getty Images
  • 超加工食品は、さまざまな健康問題との関連性が指摘されている。
  • 超加工食品の種類によっては、早期死亡のリスクを高めるものがあることが、新しい研究で明らかになった。
  • 加工肉や甘い清涼飲料水は、何らかの原因による早期死亡と強い関連性があった。

超加工食品(UPF)を多く食べる人は、そうでない人よりも早死にする可能性が高いという研究結果が発表された。しかし、UPFの種類によっては、そのリスクがより高いUPFもあるようだ。特に、加工肉、砂糖や人工甘味料入りの甘い飲み物、乳製品を使ったデザート、砂糖たっぷりの朝食用食品は、何らかの原因による早期死亡と関連していることが、「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」に掲載された研究で明らかになった。特に加工肉は最もリスクが高かった。

研究を率いたハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院の臨床疫学・栄養学准教授であるミンヤン・ソン(Mingyang Song)博士は、UPFと早期死亡との関連性は「中程度」であり、すべてのUPFが同じようなレベルで関連しているわけでもないとし、「正の関連性は主にいくつかのサブグループによってもたらされている」とCNNに語っている。

UPFと死亡との関連性は、食生活全体が健康的であれば低下するようだが、長期的な健康にとってはUPFをできるだけ摂らないようにすることが有益である可能性が高いことが、調査によって示されたと研究チームは述べている。

「我々のデータを総合すると、食事の質が長期的な健康に支配的な影響を及ぼす一方で、食品加工の付加的な影響は限定的である可能性が高いことが示唆されている」

研究にあたって、複数の大学の研究者で構成されたチームは、アメリカの10万人以上の医療従事者を被験者として、彼らの既存データを調査した。被験者は、調査開始時点でがん、心血管疾患、糖尿病の既往歴はなく、1986年から2018年の間、隔年で健康状態、食事、生活習慣に関する情報を提供した。

また、被験者の食生活の評価については、代替健康食指数(Alternative Healthy Eating Index:AHEI)が用いられた。この指数は、食事の栄養価を測定し、慢性疾患の発症リスクを予測する評価システムだ。

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