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メローニ伊首相、ロシアのいたずら電話でウクライナ疲れ認める

  • ロシアの2人組、アフリカの政治家名乗りメローニ氏と会話
  • メローニ氏、マクロン仏大統領が電話に出なかったことも示唆
イタリアのメローニ首相

イタリアのメローニ首相

Photographer: Ludovic Marin/AFP

いたずら電話で有名なロシアの2人組コメディアンに、イタリアのメローニ首相が引っかかった。2人組からの電話に同首相は、ウクライナ支援国の間に戦争疲れが広がっていることを認めた。

  2人組「ボバンとレクサス」はアフリカの政治家になりすまし、9月半ばにメローニ氏と電話で会話。メローニ氏はロシアのウクライナ侵攻を巡って「全ての側」で「多大な疲労」が見られるとし、ウクライナの反転攻勢は「恐らく、期待通りには進んでいない」と語った。

  2人組はソーシャルメディアで音声ファイルを公開。イタリア紙フォリオもウェブサイトに同ファイルを掲載した。

  メローニ氏はさらに、「出口が必要だと、全員が理解する瞬間に近づいている。問題は、国際法を踏みにじることなく双方に受け入れ可能な出口を見つけることだ」と述べた。

  この偽電話は、首相就任からまだ1年程度で、首脳としては比較的日が浅いメローニ氏にとって極めて気恥ずかしい事態だ。同氏はフランスのマクロン大統領との関係がとりわけぎくしゃくしており、同氏からの電話にマクロン氏が応えなかったことも、いたずら電話の中で示唆された。

原題:Russian Pranksters Trick Meloni Into Admitting Ukraine Fatigue(抜粋)

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