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    2021.05.09

    フィットネスSNS「Strava」に追加された新機能「ヒートマップ」がすごい!早速、3Dで動かしてみた

    「Strava(ストラバ)」の新機能「3Dヒートマップ」を紹介する

    アクティビティに特化したSNS「ストラバ」

    サイクリストやランナーなど、スポーツに取り組む方に人気のSNS「Strava(ストラバ)」をご存知だろうか。携帯やスマートウォッチなどのGPSデバイスを使い、アクティビティのログを保存できる便利なサービスだ。自分のログを詳しく確認できるほか、サービス上で繋がっている仲間のログを表示することもできるSNS的な機能が盛り込まれている。2020年にはユーザー数が7,300万人、毎月9,000万件以上のアクティビティがアップロードされているなど、世界的に話題を集めている。

    そんな「ストラバ」ではログデータを使った様々な機能を利用することができる。峠などの区間でタイムを競う「セグメント」機能や、走った軌跡を時系列で動かす「Flyby(フライバイ)」など、アクティビティの最中はもちろん、終えたあとにも楽しめる機能も多い。

    地図との親和性が高いサービス

    ランニングやMTBなど、残したログにはGPSデータが含まれており「ストラバ」ではデータを地図上に表示してくれる

    いずれもサービス上に展開されている地図との親和性が高く、アクティビティを行なった軌跡や「セグメント」が表示される形式となっている。

    なかでも便利だと感じたのが「HeatMap(ヒートマップ)」と呼ばれる機能だ。自分や、ほかのユーザーがアップロードしたログをまとめてひとつの地図上で表示することができ、ストラバ利用者が数多く通った道はより濃い色合いで表示される。つまりどの道がよりポピュラーなのか視覚的に判断することができるのだ。

    「ヒートマップ」で自分の軌跡を眺めてみる

    従来の「ヒートマップ」。地図上に軌跡が表示され、たくさんのユーザーが走った道は色が濃く表示される。

    地図を眺めることが好きな方にとっては、これだけでもかなり楽しめる機能といえる。新しいルートを作る際も、ルート作成画面にヒートマップを表示させることができるので、見知らぬ土地でも簡単に人気の道を探すことができる。

    2021年4月22日、「ヒートマップ」にさらに画期的な「3Dマップ」機能が搭載された。もともと使用されていたのは平面的な地図だったが、”3Dマップ”ボタンを押すとユーザーが任意で好きな高さ、好きな角度からマップを眺めることができる。

    3D地図でドローンで撮影したような画角を体感

    さっそく3D表示を体験してみた。写真は淡路島の南東部。走ったときにはかなりアップダウンが激しいと感じたが、奥手の山岳地帯から比較すると平坦な道を走っていたことがわかる。

    この新機能のおかげで、自分が通った軌跡をドローンで撮影したような位置から眺められるようになった。そして何よりうれしいのが、3Dマップでは坂道や峠、連なる山々がすべて立体的に表示されている点だ。たとえばトレイルランをしたり、MTBで走ったログも、山の形状に合わせて立体的に表示される。

    山岳地図などを見たことがある方はご存知だと思うが、山道でルートを作る際はいわゆる<等高線>を参考にすることが多い。<等高線>とは、峠や山道などの標高を等間隔に線で表したもので、緩やかな道は線同士の間隔が広くなり、急勾配では近くなるというもの。

    使い方はとっても簡単だった

    これは長野県木曽郡の王滝村で100kmのレースに参加したときのログ。画面左手が御嶽山、右上に尖っているのは富士山だ。

    事前にしっかり標高を確認してルートを作ったつもりが、現地を訪れると目の前には壁とも思える厳しい坂道が待ち構えていた、そんな失敗も少なからずあるはずだ。もちろんそういったノウハウを得ていくことも山を楽しむスキルといえるのだが、あらかじめルートを3Dで確認できるに越したことはない。

    3Dマップを使用するのは簡単。「マイヒートマップ」のメニューから、下部の「3Dモードで地形を表示」にチェックを入れるだけ。

    使い方は簡単。「ストラバ」ウェブサイト上のダッシュボードから「ヒートマップ」をクリックするだけで、自身のヒートマップが表示される。次にサイドメニューの地図設定で「3Dモードで地形を表示」にチェックを入れれば準備OK。あとはキーボードのコントロールボタンを押しながら画面をドラッグすることで、ぐりぐりと地図を動かすことができる。なお動かすことができるのは個人のログをまとめた「ヒートマップ」のみ。ほかのユーザーのログをまとめた「グローバルヒートマップ」は未対応だ。

    地図を使い分けて山の達人になろう

    これは以前私が紹介した「Google Map」を使った3Dマップの写真。機能は似ているが、走った軌跡は自分で描く必要がある

    じつをいえばこういった機能を求めるあまり、以前に「Google Map」を使ったオリジナル3Dマップの作り方をご紹介した。今回の「ヒートマップ」は「ストラバ」へのサブスクリクション料金が必要となるが、それさえクリアされれば誰でも簡単に使用することができる。一方「Google Map」を使った3Dマップは自分でルートを作る必要があり、少々手間がかかる。その分細かい線図や目印をカスタムで作ることもできるので、必要に応じて使い分けすることで便利に利用ができるだろう。

    私は兵庫県尼崎市を拠点に、阪神エリア〜六甲エリアなどで自転車に乗ることが多いが、あらためて眺めるとかなり様々な場所に出向いていたことがわかる

    いままでも画期的な機能のリリースでユーザーを驚かせてきた「ストラバ」だが、今回の3Dマップは特別便利でおもしろい機能といえる。すでに同サービスを利用しているユーザーにはとくにオススメをしたい。

    参照記事

    『これは便利!「Googleマップ」の「マイマップ」機能を使えば、お気に入りのルートが3Dで眺められる』
    https://www.bepal.net/gear/fire-starting/109048

    Strava(ストラバ)

    登録料金:無料
    サブスクリプション料金:年間6,300円、または、月額800円
    ウェブサイト:https://www.strava.com/

    私が書きました!
    CX / BMXアスリート
    腰山雅大
    自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。https://www.instagram.com/vhlg/

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