マタニティ・ムーン
マタニティ・コーディネーター きくちさかえのエッセイ
月満ちて生まれる」という古い言葉のように、妊娠という期間は、陽というより陰(月)の時期なのだろう。
そんなお月さまのような妊婦たちが、つれづれに私に教えてくれた話を『マタニティ・ムーン』として綴っていきましょう。
妊娠、出産は、はっきり言って“修行”です
自宅出産は、そんな厳しい条件の中で行われることなんだということも、認識しておきたいよね。
だから、どうすればいいんだろう、と考え、できる限りのことをする。妊娠、出産は、ご修行(精神的にも肉体的にも非常に厳しいこと)だと、私は思うのです。
自分らしく産むためには、自分らしく生きること
「お産ってなんだろう?を考えることは、自分の生き方を考えること」
お産は個人的で、社会的なものであるにもかかわらず、今は「お産=医療」として語られていることがほとんどです。でも、広くお産を考えてみると、医療との関わりはお産の中のほんの一部の要素に過ぎないことがわかります。
逆子
妊娠8ケ月のころ、逆子になる赤ちゃんはたくさんいます。
妊娠30週くらいまで は、赤ちゃんは羊水の中で、あっちに行ったり、こっちに行ったり、フワフワとして いますが、30週くらいになると、だんだんおなかの中がきゅうくつになってきて、 その姿勢は固定してきます。
マリーナのメッセージ
月と宇宙とからだのリズムのセレモニー
血の時間、月の時間、女性に備わる神秘的なからだのリズム…マリーナ・アルズガライ(U.S.A.)
女性のからだの周期には、月と同じように満ち欠けがあり、地球と同じように季節があります。月の周期に似た29日間が、多くの女性の周期でもあります。空っぽになるときがあるかと思えば満ちて輝き、枯れ葉の冬もあれば輝く太陽の夏もあります。