羽生らと競った有名フィギュア選手にも招集令状 ロシア国内に波紋

有料記事ウクライナ情勢

星井麻紀
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 ロシアのプーチン大統領の号令で進むウクライナ侵攻のための予備役兵動員が、フィギュアスケートやサッカーなどの有名スポーツ選手にも及び、ロシア国内で波紋を呼んでいる。

 ロシアのスポーツメディア「マッチTV」によると、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手が金、宇野昌磨選手が銀だった2018年の平昌五輪で7位入賞を果たしたドミトリー・アリエフ選手(23)や、21年のロシア選手権で2位のマカール・イグナトフ選手(22)が招集令状を受け取った。

 これを受け、ロシアのフィギュアスケート連盟がスポーツ省に、招集が延期できないかを問い合わせているという。フィギュア選手のトレーナーを務めるタチアナ・ミーシナ氏は、「まだ招集令状を受け取っていない人も、招集延期に必要な書類を手元に用意しておく必要がある」とコメントしている。

フィギュア経験ある議員「スポーツ選手も例外はありえない」

 一方、ロシアのスポーツメデ…

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この記事を書いた人
星井麻紀
前橋総局
専門・関心分野
ロシア、平和、自然保護、まちづくり
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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年9月29日16時7分 投稿
    【視点】

    日本でも第2次大戦では、多くのスポーツ選手が戦場に送られました。沢村賞に名を残す沢村栄治さんが特に有名です。2回召集を受けて3回戦場に赴き、最後は乗船していた輸送船が攻撃を受けて、戦死しました。東京ドーム敷地内にある鎮魂の碑には、沢村さんも

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