山上容疑者のツイッター凍結 「憎悪や攻撃誘発禁止」の規約に違反?
安倍晋三元首相(67)が銃で撃たれて殺害された事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)のツイッターのアカウントが19日未明から閲覧できなくなっている。暴力行為の加害者に関するツイッターの規約に違反したことなどが理由とみられる。
2019年10月の初投稿以来、今年6月30日までに1363件のツイートがあった。
「憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」(19年10月14日)といった投稿をはじめとして、家族への愛憎や、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への恨み、安倍氏に関することなどをつづっていた。
山上容疑者が事件直前、松江市の男性へ送った手紙にアカウント名が記されていたことで発覚。フォロワー(登録者)は17日朝の時点では0件だったが、18日午後8時時点では約4万5千件に急増した。それぞれの投稿に対し、多数のリツイートや「いいね」がなされ、拡散した。
ツイッター社は憎悪や差別、新たな攻撃を引き起こしかねない投稿を禁じている。同社の担当者はこうした規約に違反したと認める一方、「凍結にいたる詳細等についてはお答えできません」とコメントした。
奈良県警は報道陣から「直接、または親族を通して(凍結を)要請したのか」と問われ、「お答えを差し控えさせていただく」と述べた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら