西武、プリンスホテルなど30施設売却へ ファンドに1500億円で

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高木真也
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 西武ホールディングス(HD)が保有するプリンスホテルなど国内の約30施設をシンガポール政府系の投資ファンド「GIC」に売却する方向で検討していることがわかった。売却で資産を圧縮し、資金繰りを改善させる。売却後もホテルの運営は続ける。売却総額は1500億円程度になる見通し。

 東京都港区の「ザ・プリンス パークタワー東京」、「札幌プリンスホテル」(札幌市)、「グランドプリンスホテル広島」(広島市)など、ホテルやゴルフ場約30施設を売却する方針。西武HDは「現時点で決定している事実はない」とコメントしている。

 西武HDの子会社「プリンスホテル」は、運営する49ホテルのうち41ホテルを所有している。売却後も運営は担い、プリンスホテルのブランドも続ける考えだ。周辺開発が絡む品川・高輪エリアや軽井沢のプリンスホテルは売却しない。

 西武HDはコロナ禍で鉄道や…

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