日本学術会議会員の任命拒否問題をめぐり、菅政権や自民党が学術会議のあり方を問題視するなか、立憲民主党は4日の衆院予算委員会で、国から終身年金が支払われる文化功労者のあり方や人選方法を取り上げて、政権を牽制(けんせい)した。
立憲の本多平直氏は、学術会議とは関係ない話と前置きし、「文化功労者は年350万円を死ぬまでもらえる」と述べ、これにかかる予算額を尋ねた。
萩生田光一文部科学相は、文化功労者は現在233人に対し、1人あたり年350万円の年金が支払われ、今年度の予算は8億1550万円だと答えた。
本多氏は「ここ2、3年、大手食品会社やグルメサイト会社も入っている。最近選ばれた人は首相と知り合いだ」と指摘。学術会議の任命拒否に関わっていた杉田和博官房副長官を名指しし、「杉田さんが(文化功労者を)選ぶ人を選んでいる」と攻めた。
菅政権や自民党は、学術会議…