MTでコミュニティサイトやフォーラムを構築できる「Movable Type Community Solution(MTCS)」
2007年11月15日
MTでコミュニティサイトやフォーラムを構築できる「Movable Type Community Solution(MTCS)」
こんにちは、ディレクターの八木です。
TechCrunch Japanese アーカイブ ≫ 「Movable Type Community Solution」がリリース―ブログがフォーラム2.0に進化する
http://jp.techcrunch.com/archives/movable-type-community-solution-blogs-meet-forums-20/
の記事で、SixApartが MT Enterprise(MTES)に続くソリューションパッケージとして、Movable Type Community Solution(MTCS)をリリースしたことを知りました。
SixApartはブログ・プラットフォーム、Movable Type (MT)をアップデート、「Movable Type Community Solution (MTCS) 」を発表した。これはブログにフォーラムのホスティング機能をプラスし、さらに便利な2.0的タッチをいろいろ加えたもの。
このソリューションを使うと、ユーザはメンバー登録してプロフィール・ページを持つことができ、フォーラムに参加したり、コミュニティブログに投稿できるようになり、そのメンバーの記事/トピック/コメント投稿や、お気に入りに入れるなどコミュニティ内での活動がプロフィール・ページに集約されるようにできるそうです。
MTCSを利用したデモ・フォーラムはここに。Gothamist、BoingBoing、SeriousEatsなど一部の有名ブログでは、すでにコメント投稿者のプロフィールやリコメンデーション用ツールなどMTCSの機能の一部を利用し始めている。
とのことで、さっそくMTCSで構築されたコミュニティフォーラムを触ってみました。
MTCSデモサイト(コミュニティフォーラム)
http://movabletype.org/forums/
<ログイン画面>
MT自身のアカウントだけでなくOpenID, LiveJurnal, Vox, AIMアカウントでログインできるようになっていました。
<個別トピックページ>
フォーラムのページも静的なURLで生成されます。
<プロフィール・ページ>
記事やコメントを投稿したり、お気に入りに入れると自分のプロフィール・ページに反映されます。
パッと見ではMTが生成したものとは想像がつきにくいですが、フォーラムのしくみは、フォーラムの各板=MTのカテゴリに、各トピック=エントリー、トピックにぶら下がる発言=コメント という対応になっているようでした(あいにく、管理サイト側には入れなかったので想像ベースです)。
■MTCSの概要
MTCSの概要はMovableType.comのProducts内で紹介されていました。
MovableType.com ≫ Community Solution(Manage your entire community and site on a single platform)
http://www.movabletype.com/products/community-solution.html
Featuresによれば、
・Member registration
メンバー登録ができる。MT自身の登録機能を使う以外に、既存の登録データベースと
シンクロさせることが可能。
・User Profiles
メンバーは自分のプロフィール・ページを持つことができる。
プロフィール・ページには、ユーザの画像、興味ジャンル、ロケーションなど
自分に関する情報を掲載できる。
ブログの投稿記事やコメント、お気に入り記事追加、フォーラムへのトピックスや
コメント投稿などコミュニティ内での自分の活動がここに集約されるようにできる。
・Forums
タグ付けやマルチメディアに対応したフォーラムを立てられ、
コミュニティのメンバーは自分のプロフィールやアバターを使って
フォーラムに参加できる。
・Community Blogs
コミュニティのメンバーが自分のブログを持てるようにできる。
・Avatars and Userpics
プロフィール・ページからユーザの画像やアバターをアップでき、
それらはコミュニティ内で行った投稿やコメントと連携できる。
・Custom Fields
Costom Fields を使ってエントリー、カテゴリー、著者(authors)など
ほとんどのものをカスタマイズできる。
・Recommend
記事やコメントに、"リコメンドする"ボタンをつけてユーザの反応が得られるように
できる。
・Sort-by-Popularity
ユーザから支持人気の高い記事を把握できる。
・Templates and Styles
あらかじめ、通常のブログ/コミュニティブログ/コミュニティフォーラムの3タイプ
のテンプレートセットが用意されており、新しいブログを生成する際はドロップダウン
メニューから選択するだけで必要なFieldやレイアウトが設定される。
・RSS/feed
コメント、トピック、ブログ記事、プロフィールのそれぞれについてフィードが生成される。
・Custom Community Dashboard Reports
ダッシュボード上からブログやフォーラム内の活動状況を把握することができる。
・Customizable Login and Registration Forms
メンバー登録、ログインフォームなどの柔軟なカスタマイズ可能。
・Customizable Email Templates
コミュニティ・メンバーに送信されるメールのテンプレートは完全にカスタマイズできる。
・Customizable User Profiles
プロフィール項目として何を入力して貰うかなど柔軟にカスタマイズできる。
などの特長を持つとのことです。
MovableTypeは、MT4へのバージョンアップ時点でコミュニティを強く意識した機能強化を行いましたが、今回のMTCSのリリースがあり、年末に予定されているMTOS、加えてSix Apartが最近話題のOpenSocial、Social Graphへの対応を表明しているなど、今後どう発展していくか興味深くウォッチしていこうと思います。
Six Apart広報ブログ ≫ OpenSocial API対応とSocial Graphについて
http://www.sixapart.jp/pressroom/2007/11/opensocial_apis.html
カテゴリー: CMS(コンテンツマネジメント・システム) , CMS・MovableType
タグ:
« 前の記事:アークウェブのTumblr(タンブラー)、はじめてます
» 次の記事:JavaScript:画像拡大表示ライブラリ「PopBox」、HTMLのテーブルより高度なGrid表示ができる「dhtmlxGrid」のデモ
アークウェブの本
Zen Cartによるオンラインショップ構築・運用テクニック―オープンソース徹底活用
内容充実のZen Cart公式本(v1.3対応)がついに発表です。アークウェブのスタッフをはじめZen-Cart.JPの中心メンバーが共著で執筆しました。続きを読む
新着はてブ
カテゴリー
- Shopify(ショピファイ)オンラインショップ構築
- NGO・NPO向け情報
- スマートフォン
- だれもが使えるウェブコンクール
- mixiアプリ
- OpenSocial (システム開発)
- アークウェブのCSR
- A-Form, A-Member, A-Reserve(MTプラグイン)
- Ruby on Rails(システム開発)
- necoったー
- Miqqle
- WebSig24/7
- ecoったー
- ビッグイシュー(The Big Issue)
- CSR(企業の社会的責任)
- マッシュアップ
- RIA (システム開発)
- セキュリティ(システム開発)
- 唐松(アクセス解析)
- Ajax (システム開発)
- テスト(システム開発)
- データベース
- PukiWiki
- Web 2.0
- SEO・サーチエンジン最適化
- XP・アジャイル(システム開発)
- Web・ITニュースクリップ
- Webアクセシビリティ
- Webデザイン
- SEM・サーチエンジン広告
- Webユーザビリティ
- CMS・MovableType
- Zen Cart(オンラインショップ構築)
- Snippy(SNS・ソーシャルブックマーク)
- アークウェブ
- オープンソース
- CMS(コンテンツマネジメント・システム)
- Webマーケティング
- AMP
- SNS