【7月4日 AFP】チリの首都サンティアゴ近郊にあるブイン動物園(Buin Zoo)で、シロサイの赤ちゃんが誕生した。南米でのシロサイの誕生はこれで3頭目となった。

 赤ちゃんは雄で、名前は「シルベリオ」。生後12日で体重は90キロある。

 シロサイは国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List)」で「準絶滅危惧(NT)」に指定されている。個体数減少の原因の一つが密猟だ。

 国際サイ財団(International Rhino Foundation)によると、2023年のシロサイの生息数は約1万6000頭まで減少している。

 ブイン動物園のイグナシオ・イダルソアーガ(Ignacio Idalsoaga)園長は「世界各地でシロサイの家族を形成することが私たちの責務です」と話した。

 映像は2日撮影。(c)AFP