現代の価値観と融合した平成レトロブーム WEGO、界隈別トレンドランキング発表

ウィゴーは2023年5月から、 “若者支援ユースカルチャー発信プロジェクト“としてさまざまなカルチャーに特化したコミュニティの開発、運営に取り組む機関として「WE LABO [ヒト・コト・モノ・バ]研究所」(略称:「WE LABO(ウィー ラボ)」を開設。

WE LABOではZ世代を一括りとせず、趣味嗜好に特化したいわゆる“界隈”に着目し、Z世代が生み出す各界隈のSNSコミュニティを運営しながら興味関心や消費動向を調査し、企画やサービス及び商品開発などを行っている。

そのWE LABOが12月3日、2024年の界隈別トレンドランキングを発表した。

「JK界隈」「二次元オタク界隈」「三次元オタク界隈」「韓国界隈」「ダンサー界隈」「地雷界隈」「Y2K界隈」「ガーリー界隈」の8つの同社のSNSコミュニティアカウントを対象に、2024年のトレンドを11部門に分け調査。15万を超える回答から各界隈ごとにランキング化した。

Z世代が選ぶ“界隈別”トレンドランキング

グラフ その他 2024年界隈別トレンドランキンググラフ その他 2024年界隈別トレンドランキング

総回答数:11540

「モノ・コト部門」では、SNSアプリ「BeReal.」がランクイン。JK界隈では2024年上半期に引き続き、1位を連覇。1日1回ランダムな時間に訪れる通知から2分以内に投稿するという今までになかった新しいSNSスタイルが話題を呼んだ。JK界隈だけではなくガーリー界隈、Y2K界隈にもランクインしており、広く浸透してきていることがわかる。

Y2K界隈では「平成ギャル」や「ルーズソックス」がランクインし、平成レトロブームが高い支持を集めていることが伺える。韓国界隈で「セボンスター」、三次元オタク界隈では「デジカメデコ」が注目されており、懐かしいアイテムが現代の“カワイイ”価値観と融合し、新たな活用方法で受け入れられている様子が見てとれる。

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総回答数:12562

「コトバ部門」では、「うますぎやろがい」が6界隈でランクイン。内5界隈で1位を獲得した。「うますぎやろがい」は、TikTokなどのSNSで話題のトレンドワードで、おいしいものを食べたときにシンガーソングライターの紗耶華が作成した音源に合わせて拳を突き出しながら踊るショート動画が大流行した。

二次元オタク界隈1位になった「メロい」は、「メロメロになるくらいカッコいい・可愛い、メロメロになる」という意味を指す言葉。

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総回答数:15953

「タレント部門」では、界隈による違いが鮮明に表れる結果になったが、全体を通して拮抗した結果を見せたのが「FRUITS ZIPPER」「ME:I」の2組。

2022年に結成され、『わたしの一番かわいいところ』が大ヒットし2023年第65回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど、瞬く間に大人気アイドルへと登り詰めた7人組女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」は、そのキュートな魅力が支持を集め、二次元オタク界隈・三次元オタク界隈・ガーリー界隈でランクイン。

サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』により誕生し2024年デビューを果たした11人組アイドルグループ「ME:I」は、ハイレベルな歌唱力とダンススキルで話題となりJK界隈・ダンサー界隈・ガーリー界隈でランクインした。

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総回答数:14005

「グルメ部門」では、「アサイーボウル」がY2K界隈を除く7界隈で1位に選出。2023年からじわじわリバイバルブームが騒がれていたが、2024年に入り爆発的な大ブームに。フルーツやグラノーラをたっぷりトッピングし、SNS映えも意識したアサイーボウルがZ世代全体で大流行した。

韓国界隈でランクインした「グリークヨーグルト」は「アサイーボウル」に代わり流行の兆しを見せているという。

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総回答数:15361

「ニュース部門」全体で注目を集めたのは「手越祐也イッテQ復活」。タレントの手越祐也が日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』に4年振りに出演するというニュースは告知の段階から大きな話題に。

その結果、同番組の世帯視聴率が大幅に上昇し、TVerでの再生回数が歴代最高を記録するなど、SNSを超え全世代にわたって注目を集めた。

そのほかの部門のトレンドランキングは以下の通り。

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総回答数:14967

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総回答数:15960

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総回答数:11482

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総回答数:12727

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総回答数:17325

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総回答数:15074

WE LABOは今回の調査結果を踏まえ、2024年のZ世代トレンド傾向について、次のようにコメントしている。

「『ルーズソックス』や『Y2K』などの平成ギャルブームは依然として人気だが、『たまごっち』や『オシャレ魔女♥ラブandベリ―』『プリキュア』などの平成女児ブームも勢いを増している。平成ブームが続く理由として、当時のアイテムやスタイルがSNSなどのテクノロジーやガチャガチャなどといったトレンドと融合し、新たな価値を生み出している点が挙げられる。“平成レトロ”に対する着眼点の多様化が今後の注目点と言えるだろう」。

また自らアレンジ・制作できるトレンドが増加しているという。

「近年のトレンド傾向として、『デジカメデコ』や『焼きポンデリング』、『氷タンフル』など、“自ら簡単にアレンジ・制作できる”要素がカギに。これらのトレンドは、真似しやすく、ひとりでももちろん、友達や家族と一緒に楽しめる点で人気を集めている。また、SNSでのシェアが容易であり、自己表現やコミュニティとの共有が促進されているため、こうしたトレンドが広がりやすいと考えられる」。

【調査概要】

調査方法:WEGOが運営するInstagramを利用したアンケート方式で実施
実施時期:2024年10月1日~2024年10月31日
調査対象:WEGOが運営するSNSコミュニティ9アカウントのフォロワー
総有効回答数:15万6956

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