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史上最強の哲学入門 (SUN MAGAZINE MOOK) ムック – 2010/4/14
購入オプションとあわせ買い
カバーイラストに、『グラップラー刃牙』シリーズで絶大な人気を誇る板垣恵介氏を起用し、「真理」「国家」「神」「存在」といった、哲学の永遠のテーマを、哲学者=知の格闘家たちが、熱く激しい議論を繰り広げた物語として読む。
図解や写真を多用し、「哲学」ってどんなものか知ってみたい人、今まで、「哲学」に何度も挫折してきた人も、これでハマる哲学入門の決定版。
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジン・マガジン
- 発売日2010/4/14
- ISBN-104896447328
- ISBN-13978-4896447323
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商品の説明
著者について
北国生まれ。
東北大学大学院卒業。
哲学や科学など、とっつきにくい学問を楽しくわかりやすく解説した本が大好評。
元は普通のサラリーマンであったが、ある日、道を歩いているときに良いビジネスを思いつき、「そんなときどうする? 勝負だ、勝負するに決まってる!」と叫びながら、突然退社して起業。
しかし、現実は甘くなく、現在、未曾有の不況に直面して苦戦中。明日はあるか?
著書に『哲学的な何か、あと科学とか』『哲学的な何か、あと数学とか』。
著者ブログ:http://blog.yamcha.jp/
熱烈なバキファン。
登録情報
- 出版社 : マガジン・マガジン (2010/4/14)
- 発売日 : 2010/4/14
- 言語 : 日本語
- ムック : 280ページ
- ISBN-10 : 4896447328
- ISBN-13 : 978-4896447323
- Amazon 売れ筋ランキング: - 36,790位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
東北大学大学院修了。会社経営者。哲学や科学などハードルの高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。著書に『史上最強の哲学入門』『14歳からの哲学入門』などがある。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様は、この本について以下のような評価をしています: 分かりやすさについては高く評価されており、平易な言葉だけを用い、ざっくりとした哲学史とそれぞれの哲学者の考え方が楽しく理解できると好評です。また、話の分かりやすさと面白さにグイグイ惹きつけられ、夢中にさせられたという声があります。 内容面では、面白い文章やラフな表現で現代人目線で話が進み、多くの哲学者がカッコよく見えるとの声もあります。 デザインについても、面白くて親しみやすい言い回しで説明され、非常に端的だと評価されています。 全体的に、哲学初心者には必読の入門書として最適であると感じています。 まとめ方に関しては、順序ごとにまとまっており、通歴的にまとまっていると感じているようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの哲学書について、非常にわかりやすく、馬鹿者でも理解できると評価しています。平易な言葉だけを用い、豊富なたとえ話や親近感のある語り口調でスラスラと読み進んでいると好評です。また、内容もスッと入ってくるため、興味を持って読み進められるという意見もあります。
"...本書はすごい。私みたいな馬鹿者でもわかりやすい(というかわかったつもりにさせてくれる)。間違いなく、哲学の入門書としては、史上最強と断言できる。..." もっと読む
"哲学について、かなりわかりやすく読めました。..." もっと読む
"読みやすく、かつ面白かった。 各哲学者を単に羅列するだけでなく、思想の流れもなんとなく理解できる内容だった。 著者の別の本も読んでみたい。" もっと読む
"...わかりやすさに全振りしたぶん細かいところまでの説明はされていませんが、それでも十分すぎるほど理解できます。..." もっと読む
お客様はこの哲学入門書について、以下のように評価しています。哲学初心者は必読で、高校生の教科書にするべきだと感じています。ざっくりとした哲学史とそれぞれの哲学者の考え方が楽しく理解できる本であり、取っ付きにくい哲学を簡単に見せた本として好評です。また、歴史の背景が良く分かり、何度も読み返したくなるような内容だと感じているようです。
"...本書はすごい。私みたいな馬鹿者でもわかりやすい(というかわかったつもりにさせてくれる)。間違いなく、哲学の入門書としては、史上最強と断言できる。..." もっと読む
"哲学初心者は必読です" もっと読む
"...価格が安いので損したとは思っていない。暇つぶしにはいいのではないでしょうか。 <良い点> 哲学の歴史が時系列てきに理解できるのはよい。" もっと読む
"飲茶さんの著書はいつもわかりやすい。 入門書としてとてもいい。" もっと読む
お客様はこの哲学書について、以下のような評価をしています: めちゃくちゃ面白いと感じており、話の分かりやすさと面白さにグイグイ惹きつけられ、夢中になって読んだという声があります。また、導入から面白く、存在についての考察も面白かったと述べています。豊富なたとえ話や親近感のある語り口調で、興味関心が薄れないと好評です。
"読みやすく、かつ面白かった。 各哲学者を単に羅列するだけでなく、思想の流れもなんとなく理解できる内容だった。 著者の別の本も読んでみたい。" もっと読む
"...→いるでしょ。 価格が安いので損したとは思っていない。暇つぶしにはいいのではないでしょうか。 <良い点> 哲学の歴史が時系列てきに理解できるのはよい。" もっと読む
"わかりやすく、おもしろい。 高校倫理のつぎに読む本。 大学教養に哲学を取らなかったが、 これて少しは、追いついたかな。" もっと読む
"平易な言葉だけを用い、 豊富なたとえ話と 親近感のある語り口調で、 あっという間に読み終えてしまった。 この本でぼくは、 リベラルアーツが人生で必要な理由を 初めて理解できた。..." もっと読む
お客様はこの哲学史の本について、面白く、ラフな表現で現代人目線でリズミカルに話が進み、登場する哲学者が皆んなカッコよく見え、情熱が湧いてくると評価しています。また、本文のテンションが高く、最終兵器(リーサルウェポン)やその瞬間といったキーワードも挙げられています。格闘マンガをイメージさせた見せ方、演出の仕方も上手だと感じています。一方で、学説の掘り下げが浅く、ソクラテスの問答法やヘーゲルの弁証法などの学説の詳細については意見が分かれているようです。
"敷居の高い分野にも関わらず、ラフな表現かつ口語体で現代人目線でリズミカルに話が進みます。端々でクス笑いを誘う表現もあったりで、終始ワクワクしながら読みました。他の著書もさっそく購入しちゃいました♪" もっと読む
"マコなり社長の動画でお薦めされており哲学を学ぼうと購入。評判通り面白く読み易く哲学を無理なく学べますし人に話したくなります。 人物ごとに完結する構成なので読みたい哲学者を選んで読めるのも良いです。" もっと読む
"【表紙のカバーを外すと、小洒落た見た目になって、持ち歩く時に恥ずかしくないよ】 倫理の試験対策に追われる学生にも、軽く知ったかぶりできる程度に哲学について学びたい社会人にも、おすすめ..." もっと読む
"...その判断は大正解で、本書は哲学初心者に最適の一冊だった。 本書の魅力は、哲学に「バキ」を取り込む唯一無二のユニークさとそれに呼応した読みやすさであろう。..." もっと読む
お客様はこの本のまとめ方を高く評価しています。構成が興味をひきやすく、とても良くまとまっていると感じています。また、順序ごとにまとまっており、通歴的に整理されているため、自分で考える材料が豊富に与えてくれると好評です。理論進化の歴史を追って書いており、理解しやすいという声もあります。漫画(挿絵)もオマケとして含まれており、読者の興味を引く内容だと感じているようです。
"...ときに「誰かが考えた哲学概念」⇒「それを乗り越えた哲学概念」等順番で読まないと、よく分からないことになるのだが、この本はそのテーマ、順序ごとにまとまっていてよかった。" もっと読む
"まとめ方、ネーミングが上手ですね。この入門書から専門書につなげると理解しやすいと思います。" もっと読む
"...考えはもちろんその前にある歴史、系譜までもを勉強出来るようにまとめられていて取っつきやすかったです。 時系列になってるからこそ、今読んで納得した内容が次の章ですぐに論破されて、自分バカだなって思うのと同時に偉人達は凄いと感動させられる。 総じておすすめです。" もっと読む
"いやぁ面白かった!!よくまとめてくれました!!西洋哲学の歴史というか流れというか、 相方の東洋編と一緒に読むとさらに深まる。 不思議なもので、同じ主題なのに、西洋と東洋、地域で全然思考のアプローチが異なる。..." もっと読む
お客様はこの本の熱量を高く評価しています。最高に熱い内容で、熱い男の戦いを感じます。また、丁寧に読みやすく書かれているため、ページをめくる手が止まらないという声もあります。
"すごく噛み砕かれていて、先人の熱量がとても伝わりました。他の哲学入門書と違って、私のような哲学に興味を持ち始めたばかりで前提知識があまりない人でも、楽しみやすい内容かと思います。当時の前提知識に逐一立ち返って、その考え方の何が新しいのかを解説してくれます。..." もっと読む
"哲学というものを理解するために非常にうってつけな本作ですが、哲学というものの存在自体が人間としての価値であると思います。非常に熱い。最後の一言で涙が溢れそうでした。出会えてよかったです。ありがとうございます。" もっと読む
"とにかく熱い! わかりやすいとか、口語が親しみやすいとか、そんなことは些細なことである。 著者による哲学者の代弁は、著者読者の壁を超え「私」に熱いメッセージを届ける。 「考えろ!!」" もっと読む
"...柔らかくわかりやすい例えで時代背景を交えて丁寧に解説してくれているので とても親しみやすく、読んでいるうちに熱くなってきます。 ただ他の哲学書を読んだことはないのでこの表現や解釈が正しいのかどうかは 私にはわかりません。..." もっと読む
お客様はこの本の噛み砕きを高く評価しています。めっちゃくちゃに噛み砕いて、人と哲学の歴史をサラッと頭に入れてくれると好評です。漫画バキのネタがあり、クスッとする内容で、先人の熱量がとても伝わると感じています。また、良いやすさの極みだと感じているようです。
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"...哲学者の弁論大会?のような形で一人づつ、その思想を紹介していく形。ところどころに漫画バキのネタがあり、クスッとする。 思想と、それが生まれた背景がわかりやすく書かれており、哲学を殆ど知らない自分でも退屈せずに読めた。 哲学に対する敷居を非常に下げてくれる本。..." もっと読む
"...とさえ思える。 が、この本はめっちゃくちゃに噛み砕いて、人と哲学の歴史をサラッと頭に入れてくれる。 これを読んだ上で興味を持てれば、違う段階や個別の分野に進むことが出来るだろうし、これでピンと来なければ哲学とは無縁になり楽しく生きていれば良い。..." もっと読む
"...この本はそんなおバカな私にも非常に分かりやすい文章で、なんかお話を聞いているかのような感じで、 スッと頭に入って来ます。中に書かれている哲学者達の本も読んでみたくなりましたが、 著者の書いた本であれば読みたいです。..." もっと読む
お客様はこの書籍の口語について高く評価しています。親近感のある語り口調で、熱くて砕けた会話口調の文体が特徴だと述べています。哲学者たちの思想や思想が初学者にもわかりやすいと感じており、筆者の篤い思いが伝わるとの声もあります。
"敷居の高い分野にも関わらず、ラフな表現かつ口語体で現代人目線でリズミカルに話が進みます。端々でクス笑いを誘う表現もあったりで、終始ワクワクしながら読みました。他の著書もさっそく購入しちゃいました♪" もっと読む
"平易な言葉だけを用い、 豊富なたとえ話と 親近感のある語り口調で、 あっという間に読み終えてしまった。 この本でぼくは、 リベラルアーツが人生で必要な理由を 初めて理解できた。..." もっと読む
"哲学の入門書として、オススメ出来るのがこの『史上最強の哲学入門』!! 本質の的は得つつも、熱くて砕けた会話口調の文体によって、各哲学者とその思想などが初学者にも非常にわかりやすい一冊であると言えよう。..." もっと読む
"とにかく熱い! わかりやすいとか、口語が親しみやすいとか、そんなことは些細なことである。 著者による哲学者の代弁は、著者読者の壁を超え「私」に熱いメッセージを届ける。 「考えろ!!」" もっと読む
イメージ付きのレビュー
Audible Bookとして使いやすいものとは言えません
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2024年8月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入哲学に興味あるが、基本馬鹿なので、入門書やガイド本ばっかりたくさん読んできて、さすがに哲学者の名前くらいは覚えたものの、肝心の思想の中身はさっぱりだった。
本書はすごい。私みたいな馬鹿者でもわかりやすい(というかわかったつもりにさせてくれる)。間違いなく、哲学の入門書としては、史上最強と断言できる。
ちなみに私は最近、他の著者が書いたマルクスの入門書(また入門書だよ…)を読んだばかりだったが、はるかにページ数の少ない本書のマルクスの項の方がわかりやすく且つ面白かった。それだけでも随分値打ちがあった。
- 2023年11月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入哲学について、かなりわかりやすく読めました。
「真理」「国家」「神様」「存在」の4つのアプローチからそれぞれの真理に到達しようと奮闘する哲学者達が、時代を超え地域を越え、互いの真理をぶつけ合う構造なのでただ味気ない学習書よりよほど”アツく”読める工夫がされているなと思います。
各哲学者のさわりだけ紹介したいと思うので、「なぜそう考えるに至ったのか」「もっと詳しく知りたい」と思う方は是非実際手に取ってじっくり向き合うのが良いかと思います。
【真理の真理】
1 プロタゴラス〈相対主義〉
日本の気候を熱帯地域の人は「寒い」、寒冷地域の人は「暑い」というように、どちらも真実であり語る人により真理は異なるという主義。
2 ソクラテス〈無知の知〉
社会は公衆浴場のように「これじゃ熱い」「冷たい」と言う人がいても理想的な1つの温度を決めるしかない場面が多く、相対主義だけでは解決しない。
真理の追求を怠ることがないよう、雄弁を振るう者に対し「それはつまりどういうことか」と質問を繰り返すことで無知を自覚させ、各人がそれを知ろうと努力することで真理に辿り着けるとした。
3 デカルト〈方法的懐疑〉
数学者でもあったデカルトは、真理追求も数学と同じく「絶対に否定されない完璧な原則」から出発するべきだとし、試行錯誤の結果生まれた絶対的な原則「我思う、故に我あり」が有名。
4 ヒューム〈懐疑論〉
イギリス経験論(「人間の中に浮かぶ知識や観念は過去の経験から来たものにすぎない」)を完成させた人物で、「火は高温で熱い」という現象も次の1回は別の結果になる可能性がある等というもの。
もう一つの偉業は「複合概念」の提唱で、”神”は幼い頃親に抱いていた「絶対に逆らえない存在」「自分を無償で愛し慈しむ存在」という概念が作り出した幻想に過ぎないとした。
5 カント〈批判哲学〉
全て人類が共通して理解可能な学問が事実存在しており、それは経験に依らない先天的なものであるとした。
「人間はモノ自体に到達できない」の言葉も有名で、例えば人間は3次元でモノを認識するが、より高次の存在は認識できないので、人間には人間の、それ以外の存在にはその存在にとっての真理があるとした。
6 ヘーゲル〈弁証法〉
真理到達は個人でできるものではなく、弁証を通じて多くの人の手で長い年月を掛けてできるものだとした。
7 キルケゴール〈実存主義〉
いつできるかわからないものなど真理とは呼べず、各個人が「これこそが」「このためなら命さえ厭わない」と思える到達点こそ真理とした。
8 サルトル〈アンガージュマン〉
「人間は自由の刑に処されている」の言葉が有名で、どんな生き方をするか、どの価値観に従うかに正解はなく、成功か失敗かも全て自己責任になると唱えた。
9 レヴィ=ストロース〈構造主義〉
従来は「世界のどんな僻地でも未来は西洋と同じ道を進む」とされていたが、彼は人類学者の視点から、世界の各地域毎に深遠な社会生活が営まれているので、目指すべき唯一の文化・社会などないとした。
10 デューイ〈プラグマティズム〉
真理か否かは、実際の生活でどのように”道具”として使えるかを重要視すべきであるとした。
11 デリダ〈脱構築〉
Aさんが真理を知ったとして、Bさんに伝えるまでに「Aさんが言語化・文章化する→Bさんがそれを読む・聞く→Bさんなりに理解する」と、3つもの障害を通る必要がある。
話し手の脳内にあるものを真理としても到達できないので、聞き手の脳内を真理とする必要があると唱えた。
12 レヴィナス〈他者論〉
他者とは自分の思い通りにならない全く無関係のもので、ある領域で真理に到達したとして「で、だから何?」と容易く否定される。
”他者”とは真理到達を阻む絶対的な壁であるが、同時に自身を全く別の領域に導く存在でもある。
【国家の真理】
13 プラトン〈イデア論〉
現世のどこにも完璧な三角形は存在しないにも関わらず、「△」を見て「三角形だ」とか「綺麗だ、歪だ」などと言えるのは、完璧な三角形を想像できるからであり、これを「正義」や「愛」、「社会」等に適用し、よく勉強して理想(=イデア)を知った者を国家の頂点に置くことで優れた社会が実現するという考え。
14 アリストテレス〈論理学〉
万学の祖と呼ばれ、イデア論をヨタ話だとして批判する。
「君主制」「貴族制」「民主制」のいかなる政治体制も腐敗と革命を繰り返すとした。
15 ホッブズ〈社会契約説〉
国家について、人々が自由行為(殺人や盗みなど)を放棄する代わりに安全を得るための「強大な存在」とし、得体の知れない怪物(=リヴァイアサン)にただ人はひれ伏すしかないとした。
16 ルソー〈人民主権〉
国民なくして国家はないとし、それまでの支配者階級が大多数の国民を搾取していた構図に反対した。
17 アダム・スミス〈見えざる手〉
国は社会活動に介在せず、自由経済に委ねておけば競争により適正価格、適者生存が実現するとした。
18 マルクス〈共産主義〉
自由経済では値下げ競争のしわ寄せは他ならない労働者階級が苦しむことになり、購買力が弱まり社会は破綻すると唱えた。
【神様の真理】
19 エピクロス〈快楽主義〉
禁欲、理性強化のための修行が流行していた当時、「飢えがなく、気温に不快を感じない自然な欲望は受容すべき」だと説いた。
神については、「神がいちいち人に『あれをしろ、これはするな』など言うだろうか。いたとして、さほど気にするものでもない」とした。
20 イエス・キリスト〈復活〉
徹底的に敵意を排除し、人は隣人も敵さえも愛することで天に導かれると唱えた。
コンスタンティヌス帝がローマ帝国皇帝に就いたことで国教となり爆発的に普及するが、支配”する”側になったことにより内部派閥の対立が起こる。
21 アウグスティヌス〈懺悔〉
キリスト教最大の教父と呼ばれ、それまで聖人君主にしか守れないような教義であったのを改め、「自身の罪、弱さを認め神に告白しただひれ伏し慈悲を求めよ」と広めた。
22 トマス・アクィナス〈スコラ哲学〉
哲学(理性)の台頭により、神学(信仰)の非論理性が指摘され力関係が危ぶまれていたのを、「モノや空間、時間などの存在を作り出したのは何か」は誰にも答えられず、神学を上の位に置くことを成功させた。
23 ニーチェ〈超人〉
「神は死んだ」が有名で、どんな偉大な神を崇拝していたところでいずれ死ぬ(=疑う、幻滅する)時が来るのだから、自らが生の意味を見つける「意味への意志」を持つ存在になるべきであると唱えた。
【存在の真理】
24 ヘラクレイトス〈万物流転説〉
石は土になり、土は木になり、木はりんごになるのだから、万物は別のモノではなく、ロゴス(=ルール)に従って移り変わるのだとした。
25 パルメニデス〈万物不変説〉
モノを極限まで細かくしたところでそれは「極限まで小さくしたそれ」であることに変わりはなく、不変であるとした。
26 デモクリトス〈原子論〉
モノを極限まで小さくしていくと果ては「それ以上小さくなりようがないモノ」になり、それらが結合したり分解したりすることで違う物質になるのだとした。
27 ニュートン〈ニュートン力学〉
りんごが落ちることから、なぜ天体が地球に落ちてこないかの説明に成功し、それまで神秘でしかなかった宇宙空間を、地上の運動と統一化して扱うことを可能にした。
28 バークリー 〈主観的観念論〉
モノが存在してそれを認識するのではなく、認識するからモノが存在すると言えると唱えた。
まるで3Dゲームのように、我々が背後を見た時に初めてそこにあるものが存在した、かもしれない。
29 フッサール〈現象学的還元〉
我々の本体は別世界の水槽に浮く脳で、現世は全て夢かもしれないが、それでもその夢の中で通ずる理論、考え方があることは確かであるということから、あらゆる学問の礎に「現象学」を置くことに成功した。
30 ハイデガー〈存在論〉
「”存在”という言葉を使うのは人間のみであるから、『存在とは何か』という問いはそのまま『人間にとって存在するとはどういうことか』と言える」とした。
31 ソシュール〈記号論〉
例えば「雑草」という言葉で括られていたら区別されなかったが、それを「これは○○草」「こっちは××草」と誰かが”分ける必要がある”としたから存在できたのであり、言葉により存在するのだとした。
- 2023年11月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入読みやすく、かつ面白かった。
各哲学者を単に羅列するだけでなく、思想の流れもなんとなく理解できる内容だった。
著者の別の本も読んでみたい。
- 2024年7月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入哲学初心者は必読です
- 2024年7月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入自分は今まで教養本を読んできて疑問だったことが一つだけありました。
それは、「なぜわざわざ難しい言い回しをするのか?」です。もっと砕けた文にすれば伝わりやすいものを小難しい文章にして日常生活で使わないような熟語を使って、この著者は何を考えているのだろうとずっと思っていました。
しかし、この本は今までの教養本の概念をすべてぶっ飛ばします。わかりやすさに全振りしたぶん細かいところまでの説明はされていませんが、それでも十分すぎるほど理解できます。
特に感動したのが「ルネサンス」「宗教革命」の説明として「ルネサンス(古代の栄光を取り戻そう運動)」「宗教革命(協会が免罪符売りさばくのは良くないと思います運動)」と、概要だけは伝わるように非常にわかりやすく説明されてるところです。
難解な文章を読むのは嫌いだという方はぜひ購入を検討してください。
- 2024年10月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入31人の哲学者について広く浅く紹介した本。
「史上最強」はハードル上げすぎた。
格闘技にからめて書いているようだが、あんまからまってない。フツー。著者がもりあがってるだけ。
「よもやバキを知らない人はいないでしょうが」→いるでしょ。
価格が安いので損したとは思っていない。暇つぶしにはいいのではないでしょうか。
<良い点>
哲学の歴史が時系列てきに理解できるのはよい。
- 2024年7月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入本日届きました。とっても満足しております。
- 2024年11月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入哲学書を読むときに「誰かが考えた哲学概念」⇒「それを乗り越えた哲学概念」等順番で読まないと、よく分からないことになるのだが、この本はそのテーマ、順序ごとにまとまっていてよかった。