最も多い中レベルのユーザーの代表数人をペルソナとして、そのペルソナがしたいことを定義し、どのように操作するかを文書化する。 実践することは難しいけど、効果は確かにあります。
本書には書かれていませんが、文書化したことは、そのままテスト仕様になるため、テスト駆動開発にも使えます。
ところどころ内容がわかりにくいところはありますが、分かるところから実践していくと、著者がなぜそう書いているか意味が分かってきます。
オンライン・ソフトの開発者である私のバイブルとなっているため、多くのSEやプログラマーに読んでほしい一冊ですが、上流工程もプログラミングも経験のある人でないと、実感することは難しいかもしれません。
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コンピュータは、むずかしすぎて使えない 単行本 – 2000/2/1
- 本の長さ473ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2000/2/1
- ISBN-10488135826X
- ISBN-13978-4881358269
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ハイテク製品は作るプロセスが古臭いために必要以上に難しくなっている。私たちが手にするべきもっと良い製品をどう要求し、どう手にすべきかを説明。操作デザインのビジネス的意義を述べる。
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2000/2/1)
- 発売日 : 2000/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 473ページ
- ISBN-10 : 488135826X
- ISBN-13 : 978-4881358269
- Amazon 売れ筋ランキング: - 283,039位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 227位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 6,558位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2014年5月30日に日本でレビュー済み邦訳が出て10年以上経ったいまでも著者の主張には同意できる点が多い。
基本的にコンピュータは難しい、もっと考えて作れや。
ということを繰り返して言っているので途中で飽きてくるのだが、文章にはユーモアがあるし説明に使われる比喩も面白いので最後まで読めた。
うんうんうなずきながら読むタイプの本だと思う。
- 2003年8月9日に日本でレビュー済み著者の第一の主張である「コンピュータ/ソフトウェアの使い方難しい」という点はその通りだと思う面が多い。難しさを抑えるために「こうあるべきだ」という理想と現実のギャップを理解するにはよい内容だと思います。しかし、「だからどうするのか」という点が非常に弱い。プログラマーを非難するだけして、デザイナーの必要性に落ち着く論旨が淡白というか物足りなさを感じます(その程度のことは誰でも分かっている)。この分野ではよく知られている著者の本なので大いに期待したのですが、問題提起以上の価値を見出せませんでした。
- 2003年12月9日に日本でレビュー済み情報工学や人間工学の初心者ならばいざしらず、中上級者にとっては、何をいまさら、といったことばかり書かれている。訳はいかにもわざとらしく、読みづらい日本語に付き合うだけ時間の無駄。
- 2012年9月1日に日本でレビュー済み2000年に出版された本書は、今日(2012年)からみれば12年も昔の本であり、コンピュータ関連の本としてはかなり古いですが、著者であるアラン・クーパー氏がVisual Basicの考案者であるということに魅かれ、読んでみることにしました。
顧客に愛されるソフトウェアをリリースするにはどのように開発を進めれば良いかということが、操作デザインの専門家の立場から、わかりやすい文章で書かれています。この本を読んだおかげで私は、「ペルソナ手法」の基本を理解することができたと思います。
翻訳者は、「訳者あとがき」にて、著者とこの著作を批判しています。翻訳者いわく、著者であるアラン・クーパーは、本書において、その主張を裏付ける説明がきちんとできていないとのことですが、その批判は私には的外れに思えました。
- 2005年12月31日に日本でレビュー済み著者は自分の尺度でしか物事を見ることのできないプログラマーをホモロジクスと名づけた。そういったプログラマーの作るソフトは自分たちの常識を強要してくるので、ユーザーインターフェイスが悪く使いにくいのだそうだ。また、ユーザーの使用感よりも自分がプログラムを組むときのやり易さを優先するので、既存のインターフェイスを使いまわすのが使いにくさが増す原因らしい。
この本はプログラマーの話ではあるけれど、どのような職種にもこういったことは起きるものである。自分の尺度、自分の都合だけで仕事をすれば、周囲が迷惑するだけでなく、ユーザーのニーズに応えることなどできるわけもない。そういう事態を回避するための方法を説いたのがこの本である。
著者はペルソナというユーザーモデルを想定することからはじめるデザインを提唱していて、自慢たらたらの鼻持ちならないやつだが、一応業界ではカリスマらしい。全体を通して目新しい考え方というわけではないが、日常の仕事の中で身勝手な「常識」を作って、何を実現するための仕事なのか、だれにサービスしようとしているのかを見失わないように、警鐘を鳴らす意味では有意義な一冊だと言える。ただ値段が高いのが気に入らないけどね。
- 2003年4月6日に日本でレビュー済みこの本の真価は,製品開発において「ペルソナ」を用いた消費者像の明確化によって,開発製品に高い満足感をもった消費者をいかにうまくつかんで行けるかを,クーバー氏自身のデザイン会社の成功例を通じてうまく説明していることにある。
この本に対して反テクノロジー的快哉や共感くらいしか叫ばない人たちは,この本の第三部以下を読んでいないのだろう。本の表題や「山形浩生」色に引きづられたのかも知れないがもったいないことである。
ユーザ嗜好の多様化によりいかにニッチ市場をつかむかが商売の決め手と考えられている今日だからこそ,ぜひ本の後半の意味を考えてもらいたいものである。