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写真のボーダーランド: X線・心霊写真・念写 (写真叢書) 単行本 – 2015/3/13


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流体写真・心霊写真・妖精写真・ダウジング・念写――「見えない世界」への期待と疑惑を抱きながら、私たちは写真に見入ってしまう。写真と現実、科学と疑似科学の境界を示す80点以上の写真とエピソードをもとに、その不気味さ・奇妙さから写真の本質に迫る。

商品の説明

著者について

1974年、愛知県生まれ。千葉工業大学工学部准教授。専攻は近代視覚文化史(特に19世紀から20世紀にかけてのパラノーマル文化〔念写、心霊写真、降霊会、ダウジングなど〕について)。共著に『天空のミステリー』(青弓社)、訳書にタイラー・コーエン『創造的破壊』(作品社)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 青弓社 (2015/3/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/3/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4787273736
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4787273734
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.1 x 2.5 x 19.4 cm

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
4グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2016年1月20日に日本でレビュー済み
     本書では、「写真における『見る/見える』と『写す/写る』との一筋縄では
    いかない関係について、いくつかの事例を通じて検証する。
     第1章『見えないから写す――写真と流体』では、人体の内部や周囲を流れる
    磁気やエネルギーなどの生命流体をとらえようとした流体写真の試みを……
    第2章『写して見せる――交霊術としての心霊写真』では、19世紀後半から
    20世紀初頭にかけて数多く撮影された心霊写真を……第3章『見えなくても写る
    ――妖精写真とカメラ的想像力』では、2人の少女によって撮影された妖精写真を
    ……第4章『写らないものを見る――カレンベルクの写真ダウジング』では、
    戦間期のドイツでおこなわれた、写真をダウジングするという試みを……第5章
    『写っても見ない――テッド・シリアスのポラロイド念写』では、1960年代にアメリカで
    おこなわれた、ポラロイドカメラを用いた念写の試みを紹介する」。

     見えないものを写す。
     それはひとつには、X線写真を通じて閉ざされた皮膚の向こうを透かす試み、
    あるいは顕微鏡写真を通じて肉眼を越えた微視的な世界に踏み入る試み。
     しかし、写真という技術に触発された人間の想像は更なる可視化を探求する。
    例えば「V線」、すなわち「心の中で思い描いている形に思考を集中させると、
    その形が目や頭から放出され、感光板の上にV線となって広がり、その痕跡が
    残る」、その存在を証明するための媒体として、まさしく写真は光を浴びる。
    なぜならば、「写真とはかつて現実に存在していた何かの痕跡である、すなわち、
    〈存在〉しないものは写真に写ることがない」のだから。

     見たくないものは見ない。
     時に写真はそんな心情すらも反映する。
     ポラロイドを用いた念写の成功に魅了されたひとりの科学者。
     反論が寄せられる中、男はトリックをもし暴いたというのなら、自らのテキストを
    すべて買い取り焚書にする、などと大見えを切る。
     そして手を挙げる志願者、しかし、科学者が課したのは念写の入る余地を残さぬ
    厳密な条件、ご自慢の念写の達成者が満たしたことなど一度としてない。
    「『観察すればするほど、よく見えるようになる』というのが、科学の基本原則である。
    一方、『観察すればするほど、見えなくなる』というのが、手品の基本原則」である。

    「真」を「写」すから「写真」、そんな語に横たわる怪しい境をひたすらに突く。
    「被写体は、写真というメディアを介して〈見られる〉ことで、確かに〈存在する〉もので
    あるかのごとく〈見える〉ようになる。なぜなら写真とは本来、かつてそこに〈存在した〉
    何かの痕跡であるはずだと信じられているからである。……写真という扉を通って、
    空想世界が現実のただなかへと流れ込んでくる」。
     奇しくもimageなる語を辿れば、imitateと語源を同じくするらしい。
     妖精、霊、流体――なるほど確かに存在となるとはなはだ怪しく、しかし、
    たくましき想像が写真を通じて時に見えるものとして立ち現れる。
     写真は必ずしも現実を模倣しない、しかしその場合でもしばしば想像を模倣する、
    ただしそれは念写とは少し別の仕方で。

     一面的に見れば、ただの非日常のオカルト史の1ページ、そしてその語の由来は
    ラテン語occultus、すなわち隠されたもの、見えないもの。
     見えるものはすなわち存在するもの、存在しないものは見えないもの、
    そんな日常の非自明性を、ほんの少しだけ明るみに曝して見せた一冊。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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