法学部に入学して最初に読まされた本。
当時は少々、難解に感じたが、何度も読むうちに本書の奥の深さというものが
わかってきました。今読んでも全く、色褪せません。
法学部の学生ならば、是非とも読んでおいて欲しい、名著だと思います。
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権利のための闘争 (岩波文庫 白 13-1) 文庫 – 1982/10/16
R. von イェーリング
(著),
村上 淳一
(翻訳)
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- ISBN-10400340131X
- ISBN-13978-4003401316
- 出版社岩波書店
- 発売日1982/10/16
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 0.9 x 14.8 cm
- 本の長さ150ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1982/10/16)
- 発売日 : 1982/10/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 150ページ
- ISBN-10 : 400340131X
- ISBN-13 : 978-4003401316
- 寸法 : 10.5 x 0.9 x 14.8 cm
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- 2021年12月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2020年6月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入たとえ少しの権利侵害だとしてもその回復を訴えてたたかうことは法秩序全体のためのたたかいでもある。
「解説」にあるように、時代的条件の下で法律中心主義的という限界(特徴)はあるが、それでも全体としては読まれるべき古典。
- 2024年4月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入シェイクスピア「ヴェニスの商人」のシャイロックを弁護するのはいかがなものか
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- 2014年7月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入現在法律学を学ぶ学生です。私にとって、同輩の学士に対して勧めたいのが川島武宜先生の『科学としての法律学』である一方で、初学者あるいは法律的な関心を少しでも持つ人に対して勧めたい著作といえば、本書イェーリングの著作です。
薄い本ではありますが、簡にして要を得た著作とは正しく本書である、と言いたくなるほどに、力強く「権利=法 Recht 」と「闘争」が不可分のものであることを訴えています。それは、私達にとってはある意味を持ちます。日本人は訴訟嫌いでありますが、それは適切な法意識を持っていないからという偏頗な意見には組みするつもりはないですが、私達の意識にはどこか、権利を主張することは、「厚かましい」とか「恥知らず」といった調和を乱す行為であり、そのようなことをする位なら、平和的に一方が譲歩して和を尊ぶ方が、前者よりも上手な大人の対応なのだ、というイメージがあるのではないでしょうか?そのような価値観を持ってきた私達に対して本書は、再考を促す痛烈な一撃を加えるものであることを、保証いたします。
本書の内容案内については諸氏方のレビューに譲るとして、イェーリングの考えに対して一つ、一法学部生の私見を加えさせて下さい。それは、「闘争」ということについてです。
ここでいう闘争とは、本書では分かりやすく不法に関しての闘争を扱っていました。しかしながら、闘争にはもう一つのタイプ、即ちどちらも一定の正しさをもつ場合があるのです。その際に「闘争」の意味を、再考すべきです。それは勝敗によって一方が屈するところの闘争ではなく、真の闘争とは、相手にも自身の権利=法 Recht を主張することを許す強さであり、一方で相手の正しさに対して怯むことなく自身の正しさも雄弁に語るところの強さにあるのです。そしてそれによって、「闘争」の目的は「対話」にあるのです。そして、この目的がある以上、一つの誤解を砕く必要があるのです。それは、対立する両者が対話をしようとしない限り、見解の違いを決着するのは「力」によると考えて、正義のための闘争とは、勝つことを目的に闘争せよということなのだ、という結論を導くことの誤解です。
闘争は、不法に対する闘争であって、見方によってどちらにも正しさがある場合の、見解の異なる他者を屈服させることに対する闘争ではないのです。そしてそこにおける強さとは、相手の言い分を聞かず叩き潰すことではなく、怒りを抑えて相手の主張を聞こうとする不断の意志の強さのことなのです。
ここの区別を、同輩学士の方そして権利=法Recht への感覚に目覚め始めた語る方々には、しっかりと区別なさってほしいと思います。
- 2023年1月10日に日本でレビュー済み”権利感覚が、自らに与えられた侵害行為に対して、実際にどれだけ強く反応するかは、権利感覚の健全さへの試金石となる”
この一文を読んだときに、昔、30万円を借りパクされたときに支払督促で取り返したことを思い出した
「30万円あれば食洗機3台買えたな。自宅以外にも実家や弟夫婦にも買えたんだな、、」とか
「家族との食事会を15回は出来たな、、」
と思ったときに、赤の他人に30万円を借りパクされた事実に、心の底から憤りを感じた。
あの憤りは、権利感覚が正常に働いたからなんだと。納得できた。
それと同時に、30万円を取り返せただけで、謝罪金は無いに等しい判決だったときに抱いた、司法への怒り
これも本書に書かれていた
”貸金を踏み倒そうとした輩と長い時間を費やして争った結果、本来こちらのものであった分を取り返せたにすぎないとして、傷つけられた私の権利感覚はそれで癒されるだろうか”
”権利感覚の侵害に対して、謝罪金を求めるのは私見とすれば全く正当”
被害者の立場が弱い司法は”ハレンチな嘘をつくように奨励し、裏切り行為に報奨金を出すようなもの”
→めっちゃ共感した
昔の金銭トラブルで感じた、あの言葉にできない感覚を、
覚醒させてくれた本書に心から感謝したい
- 2024年9月16日に日本でレビュー済み若い頃、私は理想主義に溺れていました。特に職場での派閥争いの時はそうでした。この不安定な時期に、私はイェーリングの『権利のための闘争』に出会いました。この本は、権利、紛争、正義に対する私の理解を大きく変えてくれました。
イェーリングは、いかなる法的提案や制度にも異議を唱えることは、それが守る利益に宣戦布告することだと主張しています。そのような脅威に対する自然な反応は抵抗であり、闘争は避けられません。彼は、法は既得権益と対峙することで絶えず自らを活性化させなければならず、そのような闘争は新しい法的規範の誕生を示すものだと示唆しています。この理解は、当時、権力闘争が蔓延する職場で素朴に平和と和解を求めていた私にとっては啓示でした。
権利が侵害された場合、抵抗するか放棄するかの2つの選択肢しかないとイェーリングは主張しています。どちらの道にも代償は伴うが、権利を放棄することは、被害者が法的権利だけでなく人格そのものに対する攻撃を受けることになり、さらに深い道徳的損失を被ることになる。イェーリングはさらに、そのような侵害に対する抵抗は単なる選択ではなく、自分自身とより広範な法秩序の両方に対する義務であると主張しています。この抵抗は社会の道徳的構造を守ると彼は主張しています。
私は今、以前の理想主義的な合意の追求が非現実的だったと理解しています。権利は、紛争を避けることを期待して受動的に放棄できるものではなく、社会の法的および倫理的構造を維持するために不可欠なもの。振り返ってみると、この概念を理解していれば、派閥争いにもっと実利主義的に取り組み、自分のためだけでなく公益への貢献として自分の権利を守ることができたでしょう。
厳しい現実は、和解にはしばしば厳しい条件が伴い、時にはそれが単に実現不可能なこともある。イェーリング氏の著作から、権利のための闘いは不快ではあるものの、個人の尊厳だけでなく法制度そのものの完全性を守るためにも必要なことが多いと気づかされました。イェーリング氏が賢明にも指摘しているように、不正に対する最悪の対応は何もしないこと、つまり単に敗北を受け入れて「泣き寝入りする」ことです。