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創るセンス 工作の思考 (集英社新書) 新書 – 2010/2/17


作ることで得られるセンス、ものづくりから生まれる知とは?
かつての日本では、多くの少年が何らかの工作をしていた。しかし、技術の発展で社会が便利になり、手を汚して実際にものを作るという習慣は衰退し、既製品を選んだり、コンピュータの画面上で作業することが主になった。このような変化の過程で失われた、大切なものがある。それは、ものを作ったことのない人には、想像さえつかないものかもしれない。
「ものを作る体験」でしか学べない創造の領域、視覚的な思考、培われるセンスとは何か。長年、工作を続けている人気作家が、自らの経験を踏まえつつ論じていく。

[著者情報]
森 博嗣(もり ひろし)
一九五七年生まれ。作家。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をする傍ら、一九九六年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、次々と作品を発表し、人気作家としての不動の地位を築く。「スカイ・クロラ」シリーズ、S&Mシリーズ、Gシリーズをはじめ、『自由をつくる 自在に生きる』『臨機応答・変問自在』『墜ちていく僕たち』『ゾラ・一撃・さようなら』『工作少年の日々』『ミニチュア庭園鉄道』など、著書多数。

商品の説明

著者について

森 博嗣(もり ひろし)


一九五七年生まれ。作家。工学博士。
>
某国立大学工学部建築学科で研究をする傍ら、一九九六年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。

以後、次々と作品を発表し、人気作家としての不動の地位を築く。

「スカイ・クロラ」シリーズ、S&Mシリーズ、Gシリーズをはじめ、『自由をつくる 自在に生きる』『臨機応答・変問自在』『墜ちていく僕たち』『ゾラ・一撃・さようなら』『工作少年の日々』『ミニチュア庭園鉄道』など、著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2010/2/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/2/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087205312
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087205312
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.2 x 17.3 cm

著者について

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森 博嗣
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1957年愛知県生まれ。工学博士。

某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。

ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。

ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)

●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)

●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)

●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2011年7月31日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    まず本書の要点の抜粋。

    この本を読んで、即座に技術が向上するなんてことはありえない。そうではなく、僕が望んでいるのは、まあのんびりと、そしてこつこつと、ものを作り続けてください、ということである。p120

    創るセンスは、
    創ることで磨かれるのだということが分かった。

    そして、
    工作として物を作るセンスが、
    自分の人生を創るセンスにもつながるという部分が、
    そのとおりだなと思った。

    自分で何か創り出せる人には、
    いつの時代でも生き抜けるたくましさがある。

    子を持つ親としては、
    子供に何かを伝えたいなら、
    親としてなにか凄いものを創らないと、
    駄目なのだなと思った。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年10月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    工作の発想による考え方の大切さがわかります。今の子供たちのパソコン上の論理とは違う「手」が頭にイメージとして教えてくれることの大切さを子供たちの教育という観点からも見直すべきです。
  • 2011年11月25日に日本でレビュー済み
    一応僕も仕事でモノ(ソフトウェア)を作っている人間として、
    心構えや考え方という点でとても参考になりました。

    章立ては以下のとおり。

    /*

    1章 工作少年の時代
    2章 最近感じる若者の技術離れ
    3章 技術者に要求されるセンス
    4章 もの作りのセンスを育てるには
    5章 創作のセンスが産み出す価値

    */

    この章立てを見るだけでも、
    開発職や技術職といった類の職種の人は興味がそそられるのでは。

    僕なんか大学の専攻は音楽で、一般的には文系になりますが、
    今は多少なりとも論理的な思考を求められる仕事をしています。
    そのせいか、バリバリ理系の著者が書いたこの本の内容(考え方)も、
    すごくすんなり飲み込めました。
    まぁ、読み解くこと自体に理系の素養は求められませんが・・・

    技術職をしていると、非技術職の人との意識のギャップに絶句することも度々。
    本書でもそのギャップに言及している部分がいくつかあり、
    「そうなんだよなぁ・・・」と思いながら読んでいました。

    例とともに「技術のセンス」として挙げられていた、

    1. 上手くいかないのが普通、と考える悲観
    2. トラブルの原因を特定するための試行
    3. 現場にあるものを利用する応用力
    4. 最適化を追求する観察眼

    ですが、これも納得。
    特に「1」なんかは、技術者でもしていない限り、
    技術に対してこういう視点は持ち得ないんじゃないでしょうか?
    非技術者はむしろ、

    「技術的課題なんてクリアできて当たり前」

    という考え方だと思います。
    その考え方の悪弊が、著者も言っている、

    「(技術のセンスに対して)多くの場合、その能力に相応しい賃金は支払われない」

    というところに結びつくのだと思います。

    その「技術のセンス」について著者は、

    「一般の人は、それを“努力”や“根性”で片付けるし、
    “才能”という“魔性”みたいなものとして認識しているけれど、
    それは歴然として存在する技量、あるいは知性の一つなのだ」

    とも言っていますが、これも大いに納得。
    技術者のその技量や知性の獲得に払っている犠牲に対して、
    非技術者はあまりに無頓着すぎるし、
    経営者までそこに無頓着だと技術者は不幸です。

    その他、前後を省きますが印象に残った言葉として、

    「前倒しのプロジェクトこそ、優れた完成品を産み出す」

    「技術とは、その科学の知恵を社会に還元するための道具である。
    その道具を使う者は、常に謙虚で慎重に努め、
    自分が失敗する可能性や、考えが及ばない範囲があることを、
    自覚自問し続けなければならない」

    「なにか新しいことを計画したときに、思いどおりにことが運ぶ、
    という楽観を持つような技術者は信頼できないと考えてよい」

    「(技術は青春ドラマのように感情論で語られるものではなく)
    明らかに社会に直接還元できる能力なのである」

    「楽しみは、人と人の間から生まれるものではなく、
    個人の中から湧き上がってくるものなのだ」

    「ノウハウが言葉として簡単に成立するとしたら、
    それは“宗教”と呼ばれるものだろう」

    「好きなことをしていて賃金がもらえるなんて、
    基本的にはありえないと考えてよい」

    「創作が産み出す価値とは、“人間の凄み”である」

    などなど。

    文脈の前後関係があってこその言葉なので、
    これらの言葉にピンとくる人は本書はとても興味深く読めるはず。

    工作に限らず、趣味にしろ仕事にしろ「ものづくり」をしている人には、
    色んなヒントがあると思います。
    14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年12月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本の内容で読むこの手の書籍は、著しく早く読みたいときは別にして、必要なときの購読には、最適な本でした。とても気に入りました。
  • 2021年5月31日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    創る・工作は全くもって不得意分野だ。昭和30年代に高校、大学受験、しかも文系でやり過ごしてきた。
    このように省エネ、短時間で、楽々、出力となるのが別世界の出来事のようだ。
    この本は、中高年世代が今更読んでみても、もう、遅いと陰口を叩かれそうだ。
    何故、読む気になったのか、学習、読書で得々とするより、自分で何かをつくってみろ、ゲームの攻略に頭を使ってみろと、流れが変わってきている、そんな気がしたからだ。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2010年7月2日に日本でレビュー済み
    自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
    の後に読みました。
    その筆者が自分の場合の自在を書いたものが本書に当たります。

    私はギヤやモーターを用いた工作はせず、専ら半田ごてで何か作っていましたが、
    推論すること、それを応用すること、という意味ではなるほどな、と思わされる
    記述が多々ありました。
    工作をした人でないと分からない、工作のセンス(を感じられる)センスなど、
    確かに思い当たる節がたくさんあります。
    ですので、今でも機械を分解すると、設計した人がどういう意図で最終案を
    この形にしたか、大体見当が付くようになりました。

    こちらの本では更に踏み込んで、生きることもまた同様だ、と述べています。
    工作をして機械を通じて設計者の意図や工夫を感じられ、自分で何か作るときに
    応用してみる点と同じことです。
    子どものころに試行錯誤の経験が無く、何でも「危ないから」でやらせて
    貰えなかった子は、自然と生き方を“選ぶ”ことになります。
    本来、どう生きようと自在であるはずなのに、何か既に誰かが作ってくれた
    予定調和に敢えて束縛される生き方を選ぶということになってしまいかねません。

    この本には上記の程度の内容しか書かれていませんが(恐らく筆者はこれ以上は興味がない)、
    この指摘は洋服や家電品を選ぶように、人生を選んでしまうという意味に於いて
    かなり重たい問題だと感じました。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年1月29日に日本でレビュー済み
    著者は気鋭のミステリー作家、建築工学専攻の元某国立N大助教授。

    本書は工作が大好き過ぎて家の庭に鉄道や自動車、ラジコン飛行機を作ってしまう森氏が、「もの作り」の精神について説いたもの。著者の本はこれが初めてでした。端的で明瞭な文章によって、今まで眠っていた好奇心が目覚めた気がしました。

    過去、現在、未来において「もの作り」に関心がある人間が読むとそのセンスや考え方に共感すること請け合いです。しかし本書は工作好きの人間だけが読むに値する本ではありません。何故なら多くの場合、読者各々が興味のある分野は「もの作り」と共通のセンスが存在するからです。例えば著者がそうであるように、「執筆」と「工作」です。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2011年6月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    工作って何だろう、ものつくりってなんだろうと考えるヒントになる書である。
    さらにものつくりに限らず、知的な生産(著者のもうひとつの顔である小説こそそのものである)にもつながるものの考え方に大きな示唆を与える書である。

    技術の神髄は言葉にできないセンスだというのは面白い。本書は言葉でそのまま表現できないものつくりのセンスを様々な方向から話題を展開することにより、なんとか照らし出そうとしている。
    そうなるとまさに「道」である。このセンスの有無が単なる組み立てと工作の違いである。
    そう、昔の工作は材料の加工から始まった。今では買ってきた部品を組み立てることが工作といわれるようになってしまっている。
    本当の工作とは思い通りにならない試行錯誤から生み出されるのであろう。
    日本の近代化を支えたのはまさに職人的な工作のセンスであったろう。

    日本が歩んだ道である工業化とは一種、規格化・数値化である。
    誰が携わっても同じ結果になるのが工業である。
    ある種の達人や天才に頼らずとも大量生産ができる。それはやはり「進歩」といってよいだろう。
    これは実体の世界に限らず、プログラムやコンピュータの世界でも同じことが進行している。接客業のマニュアル化だって同じ流れだ。
    しかし、規格化には限界がある。規格外のものを規格に納めることはできるが、規格から規格外のものを創り出すことはできない。
    今の日本の閉塞を打ち破るのはまさにものつくりのセンスではなかろうか。
    失われつつあるセンスの復活に期待したい。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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