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物語のひねり方 読者を飽きさせないプロット創作入門 単行本 – 2019/1/25


【ためし読み】
下記をコピペしてリンク先をご覧ください
■本書のイントロダクションを全文公開いたしました。
kaminotane.com/2019/01/25/4537/

「もうひとひねりほしい」と言われたときに!
アガサ賞受賞の著者が教える、物語創作に必須のメソッド。
「TRD」をつかいこなして、読者を熱中させるプロットの書き方をマスターせよ!

T=プロットのひねり(ツイスト)…ストーリーを別の軌道へと導くもの
R=プロットの反転(リバーサル)…ストーリーを真逆の方向に導くもの
D=危機が高まる場面(デンジャー)…ストーリーに切迫感と不安を付加するもの

「ストーリーにおいては、ひねりや方向転換はいつだって大歓迎なのだ。
意外性のまったくないストーリーを求める人なんていない。
実のところ、作家が絶対にやらなければならないことのひとつが、読み手を騙すことなのだ。」(本文より)


ストーリーが予想外の方向に進むことを歓迎しない読者はいません。
読者はいつだって物語にハラハラドキドキさせられることを求めているのです。

人々を夢中にさせるようなストーリーは、回想録でも、サスペンス小説でも、
ノンフィクション文学でも、文芸小説でも、どれもすべて予想外のひねりや方向転換に満ちています。
その方向が登場人物たちにとって予想外の悪い意外な方向方面であれば、
サスペンスが高まり、興奮も高まります。
一方、予想外の良い良い意外な方向に進めば、読者は安堵します。

つまり作家にはストーリーの主導権を握り続けて読者の裏をかくスキルが要求されるのです。
ストーリーの中のサプライズは、突然のひらめきやマジックのようなものではなく、
作者が意図的に作り出すことができます。
ひねりや方向転換を巧みに配置するという作業は、
読者を驚かせようとあなたが決意しさえすれば、けっして複雑なものではありません。

まずはプロットの機能についての基礎的な知識を学び、
そのうえ戦略的な形で色々な場面に「TRD(T[ひねり]R[反転]D[危機]」を配置していくことで、
読者を惹きつけるストーリーを生み出すことが可能になります。

本書の著者ジェーン・K・クリーランドは
「新人もベテランも関係なく、多くの作家がプロットの機能の仕方について分析的な知識を持ち合わせていない」と述べています。
多くの作家は、自分のストーリーテリングのセンスだけに頼って、成り行きに任せながら執筆しているのです。

本書で語られているプロット創作のための手法は具体的なものばかりです。
本書は、読者に「何を」すべきかを教えること以上に、「どうやって」すべきかを示していています。
また数多くの実例とケーススタディに加えて、様々なヒントやテクニックについての説明、エクササイズ、
現実性と実用性に根ざした自己分析評価の仕方も掲載しています。

あらゆる物語は「ひねり」に満ちています。
読者はストーリーに導かれながら右往左往し、裏をかかれたいと思っています。
「TRD」のメソッドを使って、読み手をあっと驚かせるテクニックを身につけましょう。
「物語のひねり方」にフォーカスした唯一無二の本がついに登場!


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本書は、読者であるあなたに「何を」すべきかを教えることを超えて、「どうやって」すべきかを示している。(略)

パート1:まずはプロット創作のための準備から始めよう…まずはストーリーが存在しなければならないし、
そのストーリーには基礎の土台となる対立が内在的に行き渡っていなければならない。
登場人物に行動を起こさせる原動力となるものについてもここで論じている。
また、ストーリーにおける前提、テーマ、ナラティブ・クエスチョンとはそれぞれ何か、
ということについてもここで論じてゆこうと思う。それらはどれもプロットを動かすために必要な核となる要素だ。

パート2:それらの核となる要素を使って適確なペースを選択しながらプロットを創作してゆこう。
プロットをマッピングし、人を惹きつけるサブプロットを2つほど選択し、
戦略的な形で色々な場面にTRDを据えてゆく。
TRDがあることで、サスペンス感が付加され、ストーリーのパワーが増して、
読み応えのある面白みが読者に提供される。

この2ステップからなるアプローチが、
人々を釘付けにするプロット(フィクション)やストーリーライン(ノンフィクション)の創作に役立つことになるだろう。
また、このアプローチをとれば、熱心な読者を勝ちとるために必要な、
機微や多面性をしっかりと有したストーリーを作り上げることもできるはずだ。
(本書より抜粋)

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目次
まえがき
イントロダクション

パート1 プロット創作準備
1章 対立に照準を合わせる
2章 登場人物と対立に一貫性を持たせる
3章 認識の持つパワー
4章 人を惹きつける ナラティブ・クエスチョンを生み出す

パート2 プロット創作
5章 あなたの進路をプロット(構想)する
6章 TRDを利用してペースをコントロールする
7章 ICE(氷)の中に炎を見つける
8章 2つのサブプロットを選ぶ
9章 強烈な一撃で終える

あとがき
訳者あとがき
著者・訳者紹介

商品の説明

著者について

【著者プロフィール】
著者:ジェーン・K・クリーランド(Jane K. Cleland)
ベストセラー・シリーズで数々の賞を受賞しているジョシー・プレスコット・アンティーク・ミステリー・シリーズの著者。日本では同シリーズの『出張鑑定にご用心』と『落札された死』(共に創元推理文庫)が翻訳されている。また、アルフレッド・ヒッチコック・ミステリー・マガジン誌に短編小説を発表しているほか、アガサ賞を受賞しベストセラーにもなった『Mastering Suspense, Structure, & Plot』などの執筆技法を論じた記事や書籍(ライターズ・ダイジェスト・マガジン誌およびライターズ・ダイジェスト・ブックス社)の著者でもある。彼女はまたウエスタン・コネチカット州立大学の創作執筆課程修士コースで教鞭をとっている。

【訳者プロフィール】
吉田俊太郎(よしだ・しゅんたろう)
英国と日本を頻繁に行き来しながら主に映画・映像とライフスタイルの両分野で翻訳活動をしている。訳書に『空想映画地図[シネマップ]』、『ストーリーの解剖学』、『あるミニマリストの物語』、『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』、『映画表現の教科書│名シーンに学ぶ決定的テクニック100』(以上フィルムアート社)、『習得への情熱ーーチェスから武術へ』、『映画もまた編集であるーーウォルター・マーチとの対話』(以上みすず書房)など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ フィルムアート社 (2019/1/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/1/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 424ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4845918137
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4845918133
  • 寸法 ‏ : ‎ 15 x 2.7 x 21.1 cm

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
21グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2019年3月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    最初から全文読んでそれで終わり、というような読み方よりは、拾い読みしつつ大事な所を自分でノートやテキストファイルなどに纏めて実際に活用していけるようにする読み方を推奨します。
    この本、内容は具体例とTIPSばかりで纏まりも悪く、大事な所をメモらずに熟読するのは時間が勿体ない上に要点が覚えきれないと思います。

    自分がこの本を読んで一番役に立ったと思った箇所はP313からP314のTRD創作チェックリストで、自分はこれをP276からP277の表と合わせて記入して運用するためのスプレッドシートをパソコンで作って活用していますが、これで非常にプロット創作が捗るようになりました。
    自分はこの手の本だと『ストーリーの解剖学』が現状日本語で読める中でもっとも優れていると感じていましたが、実際にプロットをひねるための思考法という、『ストーリーの解剖学』に欠けていた部分を埋める働きをしてくれています。これだけでも星5の価値があるので星5です。

    他にも役立つ箇所はあり、P373~P376のサブプロットに関するチェックリストを理解した上で用いると、効果的なサブプロットが非常に考えやすくなります。また、エンディングを綺麗にまとめる方法に関するP377から始まる考察は今までに無かった秀逸なもので、この章は全部熟読して理解する事を薦めます。

    以上の箇所以外については、自分にとって新たな発見は少なかったですが、上記の3点が非常に役立ったので、読み方を工夫するという条件の下で、星5でオススメします。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年2月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    結局TRDの例は出されているのだが、不十分。とくにTやRはどうしたらひねれるのか、反転出来るのか考え方を載せて欲しかった。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年9月10日に日本でレビュー済み
    この本は普通われわれが目にしている映画、ドラマ、小説、漫画が、作者(グループ)の意識/無意識は別として、ストーリーとして成立するために、どのようなパーツがあるのか?という中身を見せているレントゲン写真みたいなものです。この本の内容は、1本の主軸に2本の補助軸があり、その2本が主軸を盛り上げる為に成立している、そのタイミングと技法を披露し、カタルシスを得るためのゴールを考え抜く力、そのために道具として、TRDを提示しているものです。なので、もともと映画や小説、ゲームでもいいですが、物語を分析・吟味しながら見たことないひとには、なんら意味のわからないものとなっており、それは道具の使い方を教えずに貰っているだけにすぎません。その道具を試して使うか、もらっただけで自分の棚に放置しておくことしかできないか、のよってレビューの意見が別れているわけです。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年3月26日に日本でレビュー済み
    読者をクギ付けにするための創作のコツが示されている。ストーリーにサプライズを盛りこむ実践的アドバイスが示される。前半で理論が示され、後半はエクササイズという展開。著者の執筆理論「TRD」を支える「対立」「動機」「認識」といった言葉になじみ、理解するのに、多少時間がかかるように思う。その点、翻訳がわるいとは言わないが、(英語の達者であれば)原書で読んだ方が、あるいは、原書と併せて読んだ方がスッキリ理解できるように直観する。

    作家に求められることとして「書き直し」の大切さが、よく言われる。文章推敲のレベルではなく、大幅な書き換え、修正である。本書の項目の中にも「執筆とは書き直しの繰り返しのこと(p200)」とある。本書を理解するなら、これまでは「勘」でしていた「書き直し」を、ルールをわきまえた上での実践としてできるにちがいない。

    著者の理論を知ると、分析的に読書をする際に役立つことも示されている。「揃いも揃って読書の授業が大嫌いな」生徒たちに、「ダメもとのつもりで、TRDのコンセプトを」教えたら、「どんな本であれ、次のTRDを探し出すことを、まるでかくれんぼのゲームとして」捉えるようになり、大喜びした経験が(p263に)示されている。さもありなんと思う。

    「プロの作家を目指す人々に向けた指南書としてこの本が目指していることを突き詰めれば、『プロの作家とは、話上手でなければならない』ということではないかと思う(「訳者あとがき」)」とある。内容は同じことであっても、話術に長けた人とそうでない人とで、聞き手の反応はおおきく異なる。人を魅了する話し手となるうえでも、本書は参考となるにちがいない。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2019年2月7日に日本でレビュー済み
    ひねりのパターンを体系的に紹介してくれている。使い方としては、本書を取っかかりに、ほぼ無尽蔵にある既存の物語たちを読み返し、よりリアルなひねりのパターンを頭に叩き込んでモノにしていく感じになるだろう。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年10月22日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    物語のひねり方は書いてありません。
    他のハウツー本でもあるような執筆方法の解説の中に、物語をひねることによってペースをコントロールする方法が少し書かれています。
    おしゃべり調で実用書として読むには苦しいところがあります。

    1対立に照準を合わせる
    2登場人物と対立に一貫性をもたせる
    3認識のもつパワー
    4人を惹きつけるナラティブ・クエスチョンを生み出す
    5あなたの進路をプロットする。
    6TRDを利用してペースをコントロールする
    7ICEの中に炎を見つける
    8二つのサブプロットを選ぶ
    9強烈な一撃で終える
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年2月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    おすすめできない。TRD(ひねり・反転・危機)概念の説明と既存の作品にあるTRDの豊富な例示と解説を期待して読んでみたが全くの期待外れだった。TRDの説明(らしきもの)がイントロダクションにしかなく後は他の創作術・脚本術指南書で書かれてあることと大差ない内容か劣った内容が永遠と続く。7章でかろうじてTRDの運用方法について触れているが今度はICE(アイス)なる概念が出てきてもはやいったい何についての本なのかさっぱりわからず混乱の極みに達した。
    イントロダクションでTRDは次のように説明されている

    T(ツイスト=ひねり):ストーリーを別の軌道に導くもの
    R(リバーサル=反転):ストーリーを真逆の方向に導くもの
    D(デンジャー=危機):ストーリーに切迫感と不安を付加するもの

    直観的にはわかる気がするがちょっと考えればいろんな疑問が浮かんでくる。「ストーリーを別の軌道にしたり真逆にするにはどうすればいいのか?誰が別の軌道に入ったとか真逆だと判断するのか?作家か?登場人物か?読者か?」
    これらの疑問への回答は本書では一切ない。イントロダクション以降「TRDを所与として」という態度で一貫している。TRDを学びたいと思い読んでいるほとんどの読者を裏切る構成であり著者自身のTRDの扱いも粗雑極まりない。
    理論的に破綻しているというより破綻するところの内容すらないといったほうが適切だろう。

    理論的にはもうどうすることもできない概念だが道具的観点から何とか使い物にならないかと、本書でTRDに言及しているところを参照しながら完全私定義でTRDの再構成を試みた結果以下のようになった。

    STRD1
    S1(ストレート1=直球):作中の登場人物にとって予想通りのまたは予想に反しない出来事・展開
    T1(ひねり1)     :作中の登場人物にとって予想外の出来事・展開
    R1(反転1)      :作中の登場人物にとって予想と正反対の出来事・展開
    D1(危機1)      :作中の登場人物にとって危機的な状況、出来事・展開

    STR2
    S2(ストレート2):受容者にとって予想通りのまたは予想に反しないだろうシーン展開  
    T2(ひねり2)  :受容者にとって予想外だろうシーン展開
    R2(反転2)   :受容者にとって予想と正反対だろうシーン展開

    E(エキサイティング=没入満足体験):興味が持続する、驚かされる、ハラハラするなど、おもしろいコンテンツを受容するとき引き起こされる満ち足りた体験

    まず誰にとって予想外か明確化するため登場人物と受容者(小説の読者や映画やアニメの視聴者などのこと)に分けた。次に予想外、予想と正反対であることと楽しいことを分けた。私にとって本書は予想と正反対(R2)であったが全く楽しくなかった。STR2に「だろう」という曖昧な言葉が入っているのはいくら作者が「これは予想できないだろう」と考えるシーンでも受容者にとって本当にそうであるかは作者にはわからないからだ。

    この改良TRD概念を使って著者が本書で伝えようとしたことを最大限好意的に要約してみると次のようになる。

    作者はあるシーンを作り出すのに以下のことを考えよ。
    1.いままでのストーリーを基にしたときのS1とS2
    2.1を基本線としてTR1とTR2を考えよ
    3.2の中で面白いと思った展開があればストーリーの前後との整合性を考え、場合によっては前後を変えて不自然でない形でそれをストーリーに組み込め
    4.ストーリーのいろんな場面で1‐3を繰り返せ
    そうすれば読者はあなたのストーリーに興味を持ち、驚き、ハラハラして満足する(E)であろう

    一つのシーンを作るのにもたくさんのストーリーラインを考えなくてはならないよという著者のメッセージは忘れがちになるだけに重要だと感じた。おそらくこれこそが何度もこの本をゴミ箱に投げ捨てようとして出来ずショーペンハウアーみたいな顔をしながら悪戦苦闘した理由だろう。

    純粋にこの本の内容を評価するなら星ゼロだが期せずして勉強になったので星二つ。
    26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2019年3月1日に日本でレビュー済み
    肩透かしを食らった。全体的に非常に理屈っぽい文章だが、そのわりに本書の売りであるTRD(T=twist ひねり、R=reversal 反転、D=danger 危機)の概念がふわっとしてる。一応、テキストの具体例はあるものの、あくまで一例であり、結局はその都度、自力で考えるしかないらしい。これじゃ「物語のひねり方」ではなく、「物語のひねり方の例」だ。

    むしろ、TRD以外の小ネタのほうが参考になった。先に図書館で読んでいたら、買わなかったと思う。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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