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テルミン誕生101年、電子楽器の歴史 浜松で企画展

2021年12月12日 05時00分 (12月12日 05時02分更新)
最古の電子楽器とされるテルミン=浜松市中区の市楽器博物館で

最古の電子楽器とされるテルミン=浜松市中区の市楽器博物館で

  • 最古の電子楽器とされるテルミン=浜松市中区の市楽器博物館で
  • 会場に並ぶ電子楽器=浜松市中区の市楽器博物館で
 電子楽器の歴史を振り返る企画展「テルミン誕生101年 電子楽器の過去と未来」(中日新聞東海本社など後援)が十一日、浜松市中区の市楽器博物館で始まった。一般に普及した電子楽器としては最古とされる「テルミン」をはじめ、浜松が誇る電子オルガンやシンセサイザーなどの楽器約六十点を展示している。来年四月十二日まで。 (山手涼馬)
 テルミンは演奏者から見て右側の音の高低を調整する「ピッチアンテナ」と、左側にある音量を調節する「ボリュームアンテナ」を同時に扱う独特な演奏方法が特徴の電子楽器。一九二〇年、ロシアの物理学者レフ・テルミン(一八九六〜一九九三年)によって発明された。当時としては近未来的な音色を奏で、最古の電子楽器とされる。
 企画展では、電子楽器の黎明(れいめい)期から一般に普及し、進化していく過程を紹介。五九年に日本楽器製造(現ヤマハ)から発売された初代エレクトーン「D−1」といった貴重な楽器などを展示し、ファンにはたまらない珍しい楽器にお目にかかれる。
 担当職員の大石彩乃さん(27)は「電子楽器は、今の音楽シーンには必要不可欠な存在。現在に至るまでどんな歴史があったのか、知ってもらえればうれしい」と来館を呼び掛けている。

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