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<法廷の窓>予期しなかった妊娠、孤立を深めた末に…

2021年6月27日 09時33分 (2月17日 12時23分更新)
 
 その朝、住宅街に赤ちゃんの元気な産声が響いた。3740グラムの男の子。だが、小さな命はわずか数時間後、誰にも祝福されないまま息絶えることになる。2020年6月、愛知県西尾市で当時20歳の看護学校生だった女性が、公園のトイレで出産した子を植え込みに遺棄したとして、保護責任者遺棄致死罪などに問われた事件。相手の男性のこと、周囲からの孤立…。「予期せぬ妊娠」を巡り、法廷で涙した女性が打ち明けた経緯とは-。(奥田哲平)

判決を前に取材に応じた女性=愛知県岡崎市で

 普段通りの静かな朝を迎えたかに見えた公園に、異変が起きたのは20年6月2日のこと。「おぎゃあ、おぎゃあ」。公衆トイレから赤ちゃんの泣く声が周囲に響いた。検察側の冒頭陳述や、法廷に立...

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