中日・小笠原慎之介の入団が決まったナショナルズとは…米国首都に2005年移転、日本選手4人目、愛称「ナッツ」
2025年1月25日 04時04分
ポスティングシステムで米球団と交渉していた中日の小笠原慎之介投手(27)が、ナ・リーグ東地区に所属するナショナルズに入団することになった。ナショナルズの前身はモントリオール・エクスポズで、球団拡張に伴い1969年に創設。2005年に米国首都ワシントンDCに移転した。12年に移転後初の地区優勝を果たすと、14、16、17年と立て続けに地区制覇。2019年には地区2位でプレーオフに出場。シャーザー、ストラスバーグの両右腕、野手では若き主砲ソト、レンドン、T・ターナーを擁して球団創設初となるワールドシリーズ制覇を果たした。この年、のちに巨人に移籍したヘラルド・パーラが登場曲「ベイビー・シャーク」を使用し、曲に合わせてファンが両手を伸ばして上下に叩く「サメ・ダンス」が流行した。
しかし、20年以降は主力の放出で弱体化し、4年連続最下位に。昨年はマーリンズが100敗という記録的な弱さで、5年ぶりに最下位を脱出したが、71勝91敗で地区4位に低迷した。これまで日本選手は前身のエクスポズ時代に伊良部秀輝、吉井理人が所属し、ナショナルズが移転した2005年途中まで大家友和が在籍。球団としては20年ぶりに日本選手を迎えることになる。
菅野智之が加入したオリオールズとは車で1時間ほどの距離で、今年も6試合の交流試合が組まれている。4月22〜24日はワシントンDCで3試合、5月16〜18日はボルティモアで3試合が実施予定だ。試合のイニング間に、初代ジョージ・ワシントンら歴代大統領の着ぐるみが「プレジデンツ・レース」をするのが名物。愛称は「ナッツ」。
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