コロナ禍の爪痕深く、郡上の観光施設閉鎖相次ぐ 今こそ求められる「一つの郡上」
2024年12月30日 05時10分 (12月30日 11時59分更新)
観光業の回復を図るはずの1年だったが、コロナ禍で負った傷はすでに取り返しが付かない深さになっていた。8月に郡上市八幡町のホテル郡上八幡、9月に同市美並町の温泉施設「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」が立て続けに営業を終了した。特に八幡町最大級の宿泊設備を備えるホテル郡上八幡は、市の観光の目玉「郡上おどり」の開催中に起きた突然の知らせで、地元の観光関係者に衝撃が広がった。
8月で営業停止したホテル郡上八幡。12月中旬、館内の明かりは消されたままで、人の出入りはなかった＝郡上市八幡町で
ホテルは8月1日、前日からの宿泊客を最後に営業を終了すると発表。来場のピークとなる「徹夜おどり」を約2週間後に控え、多くの予約が入っていた。郡上八幡観光協会には予約者からの問い合わせが相次ぎ、対応に追われた。市内の施設はすでに埋...
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