トランプ氏、自身の就任式に外国首脳らを招待 中国は代表団が出席か
(CNN) トランプ次期米大統領は自身の就任式を世界的なイベントにしたいと熱望し、外国の指導者らを個人的に招待している。その中には最近米国と衝突した国の国家元首も含まれている。
トランプ氏の政権移行チームは12日、同氏がすでに中国の習近平(シーチンピン)国家主席に就任式への出席を要請したことを確認した。これは極めて異例の申し出だ。
トランプ氏の報道官カロリン・リービット氏は12日、FOXニュースに出演し、「これはトランプ大統領が友好国だけでなく敵対国や競争相手の指導者とも開かれた対話を生み出している一例だ」と述べた。
この件に詳しい2人の情報筋によると、中国は習氏の代理として高官の代表団が出席する見通し。
情報筋はCNNに対し、エルサルバドルのブケレ大統領、イタリアのメローニ首相、アルゼンチンのミレイ大統領も招待されていることを確認した。3人はいずれもトランプ氏の盟友で、強権戦術と極右政治によって米国やその友好国の神経を逆なでしてきた。
このやり取りに詳しい人物がCNNに語ったところによると、ワシントンでの祝賀会への招待は大部分が非公式なもので、電話で他の事柄について話し合う際に突発的に行われた。また、一部の招待は直接首脳同士ではなく、別のルートで行われたとも語った。
トランプ氏は書面による招待状の作成も指示し、自身のチームから外国の首脳に送らせたという。
政権移行チームは、招待された他の首脳についての質問には回答しなかった。