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皆さんはいつもどのように漫画を探していますか? アニメ・ドラマ・映画になる人気漫画を選ぶ方法もあれば、ネットやSNSなどの口コミでひっそりと伝わってくる隠れた名作を探す方法もあります。しかしどんな方法であっても、全ジャンルの漫画をチェックするのは大変。そこで今回は、幅広いジャンルから厳選した面白い110作品を一気にご紹介! 大好きなジャンルでお気に入りを探したい人も、普段あまり手にとらないジャンルへチャレンジしてみたい人もぜひチェックしてみてください。
目次
【あらすじ】依頼された相手を6秒以内に仕留める、天才的な殺し屋・ファブル。人を殺めすぎたファブルは、ボスから1年間の休業を命じられ、相棒とともに大阪へ身を隠すことに。ファブルは佐藤明として、相棒はその妹・洋子として一般人になりすまし、普通の生活を送らなければなりません。殺し屋以外の仕事をしたことがない明ですが、なんとか普通の仕事を探して働き始めることに。明と洋子は正体を隠したまま休業期間を乗り切れるのでしょうか?
【作品情報】本作は講談社の『週刊少年マガジン』にて2014年11月から2019年11月まで連載され、全22巻・240話で完結しました。2回の映画化を経て、2021年からは第二部がスタート。人気の高さがうかがい知れます。作者は『ナニワトモアレ』で大ブレイクし、長編の人気作品を数々描き出した南勝久。『ザ・ファブル』も長編ですが、シリアスな展開の間に笑えるエピソードが差し込まれていて、最後まで飽きずに楽しませてくれます。
【おすすめするポイント】子どものころから殺し屋組織に引き取られて特殊な生活を送っていたファブル(明)は、思考や言動が一般人とズレることもしばしば。そんな明を洋子がたしなめるのですが、無敵の殺し屋が素直に聞き入れる様子はクスっと笑えます。しかし休業していると言っても、殺しの腕は衰えていません。多勢を相手にしても全くひるまず6秒以内に倒すアクションシーンは爽快度100%です!
【あらすじ】大学生の久能整(くのうととのう)はカレーが好きな普通の大学生。しかしある日、同級生を殺害した容疑で取り調べを受けることに。「自分ではない」と否定するも、事件当日のアリバイがない上に、凶器の刃物からは久能の指紋が検出されてしまいました。整が犯人だと考えているベテラン刑事たちと話しているうちに、整は刑事たちの裏事情に気づき、持前の洞察力と推理力で事件の真相に迫ります。果たして整は真犯人にたどり着けるのでしょうか?
【作品情報】本作は2017年から小学館の『月刊フラワーズ』にて好評連載中で、現在12巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。2022年にドラマ化され、2023年には映画が公開される予定です。作者は、アニメ化や舞台化も果たした『BASARA』や『7SEEDS』などを描いた田村由美。ファンタジー・アクション・サスペンスなどを得意とする人気漫画家です。
【おすすめするポイント】とにかく整の知識量に圧倒される本作。相手と話しながらあちこちに脱線する整は、相手から「めんどうなやつ」と思われがち。しかし話が飛んでしまうのは整が多角的な視点で物事を見ているからです。また整は優れた洞察力も持っており、ちょっとした言葉の端から相手の気持ちや置かれている状況を見抜くことも。事件に巻き込まれても黙っていられない整から目が離せません!
【あらすじ】凄腕スパイである黄昏(たそがれ)は、敵国で戦争を企てる国家統一党総裁のデズモンドに接触するミッションを任せられます。しかしデズモンドが姿を現すのは息子が通う学校の懇親会のみ。ミッション達成のために。黄昏は偽装家族を作り、自分の子供をデズモンドの息子と同じ学校に入学させる必要がありました。そこで黄昏は、孤児院で見つけた子供・アーニャを養子に迎え、同じく仮の夫を探していたヨルとともにかりそめの即席家族の生活を開始します。
【作品情報】本作は、集英社『少年ジャンプ+』にて2019年より好評連載中で、現在11巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。作者は、人気ファンタジー作品である『月華美刃』を手掛けた遠藤達哉。かりそめの日常という不思議な世界観が魅力の本作ですが、派手なアクションシーンや、つい吹き出してしまうコメディシーンの見どころです。
【おすすめするポイント】有能なスパイの黄昏と未婚のヨル、そして孤児院出身のアーニャ。疑似ではあるものの、家族になった3人がお互いを大切に想う様子にほっこりします。また自由奔放なアーニャの学校生活は、コメディシーンが満載。騒動を巻き起こしながらも、友情を深めていきます。ミッションの達成状況も一進一退で今後の展開から目が離せません。
【あらすじ】親にないがしろにされた過去を持ち、顔周辺に大きな痣を抱えて生きる雪(ゆき)。丁寧なメイクで痣を隠し、一定時間だけ彼女のフリをする「レンタル彼女」として生計を立てています。自らも満たされない雪は、同じように満たされない客の望むものがよく分かり、レンタル彼女として多くの指名を獲得してきました。そんな雪は、ある日、辻壮太(つじそうた)という客からの依頼を受けますが、壮太は明らかに親に愛されてきたと分かる青年。そんな壮太の考え方に雪は反発心を持ってしまいます。
【作品情報】作者はリアルな描写で支持を集めるをのひなお。そんなをのひなおの代表作である本作は、Cygamesの漫画サイト『サイコミ』にて好評連載中で、現在14巻(2023年6⽉23⽇時点)まで発売されています。電子含め100万部以上の圧倒的な売り上げを誇り、過去には実写ドラマ化も果たしました。さまざまな主人公がオムニバス形式で描かれているため、どの巻からでも楽しめます。
【おすすめするポイント】本作品最大の見どころは、登場人物それぞれの「心の闇」のリアルさ。相手に合わせて見た目も言動も使い分ける雪は、偽りの自分に好意を示す客を冷ややかな目で見ています。しかし家族からの愛情を得られなかった雪は、素の自分を認めてもらいたいとどこかで求めている部分もあり。緻密な心理描写が心に刺さり、いつの間にか世界観にどっぷり引き込まれているはず。
【あらすじ】幸せな結婚生活から一転、不倫相手と一緒になりたいという夫に、失意のどん底に突き落とされた桂木早梅(かつらぎはやめ)。家を出た早梅は、運の悪いことにスリにあって全財産を失います。そんなときに会ったのがいけすかない金持ちの高校生・片岡壱成(かたおかいっせい)。金の力で周囲を屈服させようとする壱成に、早梅は強烈なビンタでノーを突きつけます。しかし家も仕事も見つけられず限界を迎えた早梅に、手を差し伸べたのはその壱成。とまどう早梅に、壱成は「泊めてやるから暇つぶしのゲームに付き合え」と告げます。
【作品情報】作者はSNSでも大きな反響を集め続ける橘オレコ。本作は小学館『裏サンデー』で連載デビューを飾り、同社の『マンガワン』でも配信。全16巻で完結し、実写ドラマ化もされ、電子版含め22万部以上を売り上げる爆発的な人気を得ました。現在も『マンガワン』と『裏サンデー』にて、最新作『ホタルの嫁入り』を好評連載中です。
【おすすめするポイント】本作の見どころは、なんといっても正反対な2人のアンバランスな掛け合い。真っ直ぐなアラサーバツイチ女子と捻くれた男子高校生が、リアル人生ゲームを通して少しずつ心を通わせていきます。身分や財産に恵まれている壱成に群がる人が多いなか、壱成そのものを尊重する早梅の言動は、壱成だけでなく読者にも突き刺さりそう。早梅と壱成の未来が気になります!
【あらすじ】三度の飯より本を愛し、「虫かぶり姫」と呼ばれるエリアーナ。どの派閥にも属さない高位貴族の娘であったことから、次期皇帝・クリストファーから婚約者にと請われます。気乗りしないエリアーナでしたが、次期皇帝の要請を断れるはずがありません。王宮書庫への出入りという特権にも惹かれ、あっさりと申し出を受け入れました。完全に政略的な間柄でありながら、穏やかで幸せな日々を送るエリアーナとクリストファー。そこにある日、明るく魅力的なアイリーンという令嬢が現れて……?
【作品情報】作者はWEB小説で人気を博した原作の由唯、キャラクター原案は多くのラノベイラストを手掛ける椎名咲月、作画はZERO-SUMコミック読者大賞を受賞した喜久田ゆい。3人の人気作家が関わる本作は、一迅社『月刊コミックZERO SUM』にて好評連載中で、現在8巻(2023年6⽉23⽇時点)まで発売されています。同シリーズは累計300万部を突破する絶大な人気を誇り、過去にはアニメ化も果たしました。
【おすすめするポイント】本作は独特の魅力あふれるラブファンタジー。魅力は、何といっても主人公・エリアーナの、世間からズレた純粋な視点です。本ばかりを愛するがゆえに、人が求める富や権力には見向きもせず、誰かと比べたり妬んだりもしません。そんなエリアーナのクリストファーに対する気持ちが変化していく様子が細かく描かれていて、 つい「頑張れ!」と応援したくなります。
【あらすじ】ゲーム好きの彼氏をネトゲの女に取られた主人公・木之下茜。傷心の彼女がゲーム内の狩場で憂さを晴らしていると、同じギルドの能面アフロキャラ・山田に声をかけられます。思わず失恋を愚痴る茜ですが、不愛想に「興味はないすね」と切り捨てられて怒り心頭。数日後、ゲームのイベントで転んだ茜はイケメンに助けられます。このときの彼の不愛想な態度と「興味はないすね」というセリフに既視感を覚えた茜は、「アフロの山田?」と尋ねますが…?
【作品情報】作者は、『婚約者は、私の妹に恋をする』の作画を手がけたましろ。コミックスマートの漫画配信サービス『GANMA! (ガンマ!)』にて連載中で、現在7巻(2023年6月23日現在)まで発売されています。本作は、「第13回ananマンガ大賞」「第6回みんなが選ぶコミック大賞」などを受賞し、さらに「次にくるマンガ大賞2021」でもWebマンガ部門で第4位を獲得。2023年4月にはTVアニメ版の放送開始が決定しています。
【おすすめするポイント】イケメンだけど無愛想で人の心に鈍感な高校生の山田。情緒の変化が激しい茜と出会った山田が、大人の男性へと成長していく姿がこの漫画の見どころです。また各キャラは基本的に可愛いのですが、ギャグパートの表情も秀逸。ふたりの恋模様にキュンキュンしたり、クスっと笑ったりと忙しい作品です。ふたりを囲む登場人物も魅力的な人ばかり。特にお兄ちゃんポジション・瑛太のほんわかした包容力に注目です!
【あらすじ】主人公・柏木和華(かしわぎわか)は、本をこよなく愛する図書館司書。本に囲まれる生活に満足しており、恋愛したい!なんて思うこともありませんでした。そんなある日、図書館に高校時代の同級生・上条忍が現れ、不動産屋に案内して欲しいと頼まれます。おまけに同居の提案まで。和華は、高校時代に忍からキスされ、「しまった」という顔をされた苦い思い出があり、一瞬苛立ちますが、忍とのシェアハウスを承諾することに。引っ越し後、和華は再び忍にキスをされ…。
【作品情報】作者は、『溺れる吐息に甘いキス』『棘にくちづけ』『お願い、それをやめないで』など、多くの恋愛漫画を手がけてきた如月ひいろ。本作は小学館『プチコミック』で連載されたのち、全8巻で完結しています。2021年にはテレビ朝日系列で実写ドラマ化されて話題になり、特別番外編として『痴情の接吻〜官能的回顧録〜』が発売されました。こちらには、ふたりの未来の様子やドラマ版とコラボした書き下ろし編などが収録されています。
【おすすめするポイント】「こんなにも深く愛されたら幸せだよなぁ…」と思わずため息が漏れてしまう本作。忍の和華への愛情は狂気にも近いのですが、読んでいても嫌悪感はありません。また如月ひいろ先生の繊細な絵柄から生まれた忍は、クールながら相手を想いやるハイスペックな眼鏡イケメン男子。そんな忍にだんだん魅かれていく和華の気持ちにも注目です。
【あらすじ】大学デビューをしたものの、いつの間にか高嶺の花になっていたリサ そんなリサのピンチを救ってくれたイケメンスーツ男子・深見さん! レンアイ超初心者なリサに彼がくれるのは…!?
【作品情報】作者は、『隣人は蝶』などで知られる恋愛漫画の名手・朱神宝。本作は小学館『Cheese! 』にて好評連載中で、21巻(2023年2月16日時点)まで発売されており、電子版を含むシリーズ累計450万部突破の大人気漫画です。 当初は短期連載の予定だったのですが、実写ドラマ化もされた話題作。 ヒロインの親友の恋模様にスポットを当てたスピンオフ作品『コーヒー&バニラ black』や、夏希碧によるライトノベル版も発売されています。
【おすすめするポイント】本作をよくある「イケメン社長と女子大生の恋物語」と思うなかれ。ひたすらヒロインを大切にするハイスペック社長と、彼の愛に健気に応える恋愛初心者のヒロインによる極上の甘々ラブストーリーなんです。全編にふたりの深い愛情が溢れており、読めば読むほど満ち足りた気持ちになります。「こんな恋をしたい!」という、全女性の願望がすべて詰め込まれた一冊です。
【あらすじ】辞表を提出し、第二の人生を歩みだそうと考えていた新人女性警察官の川合。そんななか、刑事課の超美人・藤部長が赴任してきました。藤部長とパトロールをしたり取り調べをしたりしていくうちに、なんだか警察官の仕事もおもしろいかもと感じた川合は、藤部長の下で警察業務に奮闘することに。しかし、まじめに仕事をしても市民から文句を言われることもありいいことばかりではない様子。川合の警察官人生はどう変わっていくのでしょうか?
【作品情報】作者は某県警に10年以上勤務してきた元女性警官の泰三子。講談社『モーニング』にて2022年6月まで第一部が連載されていました。経験を活かして書かれた本作は、 2017年には第66回小学館漫画賞一般向け部門、第46回講談社漫画賞総合部門を受賞。現在コミックシーモアにて、23巻(2023年6月23日時点)まで好評配信中です。テレビアニメ化、ドラマ化もされた人気作品です。
【おすすめするポイント】優しく子ども好きというイメージを持たれがちな女性警察官ですが、実際は自分の価値観を持つひとりの人間。川合があれこれ思い悩む様子や、藤部長の発言に、女性は親近感を覚えるのではないでしょうか。今後、女性警察官として主人公の川合がどのように成長していくのかが気になって、目が離せません。また警察官の仕事をコミカルに描いており、警察官の仕事の裏側を知りたいという人にもおすすめです。
【あらすじ】異能家系に生まれた主人公・斎森美世(さいもりみよ)。異能の力を受け継がなかった彼女は、両親に愛されず、誰にも必要とされない人生を過ごしていました。能力を開花させている異母妹・香耶(かや)に「使用人」扱いされるなか、唯一味方であった幼馴染の幸次が香耶と結婚することに。ショックを受けた美世は悲しむ暇もなく、冷酷無慈悲と言われている久堂清霞(くどうきよか)に嫁ぐよう父から告げられます。
【作品情報】作者は、原作が『宮廷のまじない師』で知られる顎木あくみ。漫画が『プラネットガーディアン』で知られる高坂りと。キャラクター原案が『龍神様と巫女花嫁の契り~神の子を身籠りて~』で知られる月岡月穂。本作はスクウェア・エニックス『ガンガンONLINE』で好評連載中、コミックスは2巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」の第1位に輝いた話題作! ぎこちないながらも寄り添っていく清霞と美世の心情が丁寧に描かれています。物語が進むごとに明かされていく美世の本当の能力にも注目!
【あらすじ】舞台は大正時代の日本。竈門炭治郎(かまどたんじろう)は炭を売りながら、優しい母と5人の兄弟たちと慎ましくも楽しく暮らしていました。しかしある日、一日家を空けた炭治郎が帰宅すると、そこには鬼に喰い殺された家族の姿が。唯一息のあった妹・禰豆子(ねずこ)を助けるために街へ向かうも、彼女は鬼になってしまいます。禰豆子に襲われかけた炭治郎は、そこで冨岡義勇(とみおかぎゆう)という剣士に救われて…。
【作品情報】作者は、2020年度の野間出版文化賞と芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したことで話題となった吾峠呼世晴。累計発行部数は1億5000万部を超えており、テレビアニメ化や映画化されている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されたのち、全23巻で完結しています。
【おすすめするポイント】この漫画、バトルシーンがすごいだけではないんです。個性豊かなキャラクターたちに思わず感情移入してしまったり、涙なしでは見られない名シーンや名セリフがギュッと詰まっていたりと、とにかく引き込まれる要素が満載! 敵である鬼にすら、優しい思いやりを見せる炭治郎に心打たれること間違いなしです!
【あらすじ】類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、育ての親である祖父のお見舞いのため、病院に来ていました。しかし、「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を悠仁に残し、祖父は亡くなってしまいます。そこに現れたのは伏黒恵(ふしぐろめぐみ)という青年。恵は悠仁が以前拾った箱を「呪われたもの」だと言い、返すよう頼んできたのでした。しかし、箱の中身は空っぽ。「今夜、中に入っていたものの札を剥がす」と部活の先輩が言っていたことを思い出した悠仁は、恵とともに急いで学校へと向かいますが…。
【作品情報】テレビアニメ化もされている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、22巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】悠仁が自身にかかってしまった呪いと対峙しながら、呪術師として成長していく姿に思わず魅了されます! また、悠仁ともに呪いを祓う恵や五条悟などの個性的なキャラクターも魅力的。彼らの能力を存分に感じられる、圧巻のバトルシーンは見逃せません!
【あらすじ】巨人がすべてを支配する世界。人類は自由を奪われた代わりに、安全な壁の中で暮らしていました。主人公・エレン・イェーガーは、立体機動装置を操り、壁外の巨人と戦う調査兵団に憧れる少年で、いつも幼なじみのミカサとアルミンと共に壁外の世界について話していました。その時、大きな衝撃音と共に100年間壊されることのなかった高さ50mの壁を超える巨人が現れて…!
【作品情報】作者は、読み切り作品『orz』で漫画家デビューを果たした諫山創。テレビアニメ化や実写映画化された本作は、講談社『別冊少年マガジン』で連載されたのち、全34巻で完結しています。
【おすすめするポイント】なすすべもなく巨人に食われる恐怖と絶望がページをめくるたびに襲ってきます。なにより、姿かたちもバラバラで、人を襲い、よく食う(しかもよく走る)謎多き巨人の存在がとにかく強烈。エレンが「駆逐してやる!」と叫ぶ理由がよくわかります。街を囲む壁の秘密や、そこで生きる人類の歴史も謎に包まれたまま。伏線だらけのストーリー展開に目が離せなくなります。
【あらすじ】亡き父の借金を背負い、借金取りにこき使われる超貧乏な青年・デンジ。彼は絶望の淵でチェンソーの悪魔・ポチタと出会い、デビルハンターとして働くことを決めます。ある日、デンジとポチタは“仕事”という名目で、廃墟へ行くことに。そのとき、背後から何者かに狙われたうえに、その場にいたゾンビたちに襲われ、デンジは死んでしまいます。しかし、ポチタが自分の心臓を差し出すと、デンジは復活します。生き返ったデンジはゾンビたちを次々と倒していき…。
【作品情報】作者は、『ファイアパンチ』で知られる藤本タツキ。本作は集英社『週刊少年ジャンプ』で第1部が連載されたのち、集英社の漫画配信アプリ『少年ジャンプ+』で第2部が連載予定。14巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】1コマ1コマ細かい描写と迫力満点のバトルシーンは必見! チェンソーを武器にとにかく敵を切って、切って、切り刻む! グロめの描写が豊富で、刺激を求めている人にはおすすめです。
【あらすじ】紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代、戦争孤児である信(しん)と漂(ひょう)の2人は天下の大将軍になることを夢見て日々、精進していました。そんなある日、2人は秦国大臣・昌文君(しょうぶんくん)と出会います。そして、漂は仕官になることを命じられ、王宮に行ってしまうのでした。それからしばらくたったある夜、家の外で物音がしたことに気づいた信。扉を開けると、そこにいたのはひどい傷を負った漂でした。自分はもう助からないと悟っていた漂は、地図が示す場所へ向かうよう信に伝え、息絶えます。
【作品情報】作者は、『於兎松』が第40回ちばてつや賞ヤング部門で準大賞を受賞したことで話題となった原泰久。実写映画化されている本作は、集英社『週刊ヤングジャンプ』で好評連載中、68巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】戦争孤児だった信が漂の想いを受け継ぎ、天下の大将軍を目指すという歴史スペクタクル超大作。実在した、秦の大将軍・李信の物語であるというところも歴史好きを虜にしてしまうポイント! 武力だけで戦うのではなく、登場人物ごとに繰り広げられる頭脳戦や心理戦からも目が離せません。
【あらすじ】世界の神々が一堂に介し、1000年に一度天界で開催される「人類存亡会議」。ついにその会議で人類終末の決定が下されることに。しかし、その決定に待ったをかけたのは半神半人の戦乙女・ブリュンヒルデでした。「ただ滅ぼすのでは芸がない」と言うブリュンヒルデは、全13番勝負で先に7勝したほうが勝利となる、神VS人類最終闘争、通称「ラグナロク」の開催を提案。果たして人類の運命はいかに!
【作品情報】作者は、原作が『ちるらん~新撰組鎮魂歌~』で知られている梅村真也。構成が『僕と悪夢とおねえさん』で知られているフクイタクミ。作画が漫画家ユニットのアジチカ。本作はコアミックス『月刊コミックゼノン』で好評連載中、18巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ゼウスやアポロン、ポセイドンといった、図鑑や神話に登場する誰もが知る「神々」と、佐々木小次郎や呂布、始皇帝といった歴史上の偉人たちで結成された「人類」が、一騎討ちを繰り広げるラグナロクバトル漫画! 最強VS 最強のメンツだから力の勝負がハンパない! 次はどの神とどの偉人が戦うのか、気になる〜!
【あらすじ】舞台は明治末期の北海道。日露戦争時代、その鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と謳われた杉元左一(すぎもとさいち)は北海道にいました。ある日、川で砂金を採っていた杉元は、酒を飲んでいる男からアイヌが秘蔵している金塊の話を聞きます。「金塊を探すためのヒントは、網走監獄にいた死刑囚たちの体に彫られた入れ墨にある」と話すその男の体にも入れ墨が彫られていると気づいた杉元は、金塊の話が本当であると確信します。その瞬間、巨大なヒグマが目の前に出現。杉元は間一髪のところで、弓矢を持ったアイヌの少女に命を救われます。
【作品情報】作者は、『スピナマラダ!』で有名な野田サトル。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した本作は、集英社『週刊ヤングジャンプ』で連載されたのち、全31巻で完結しています。
【おすすめするポイント】北海道のアイヌ民族が登場! アイヌの人々の生活風景や言葉、食事など、アイヌ文化を学ぶのにもおすすめです。「アイヌ飯って本当に“ヒンナ”なのか…」と思ったら、もうあなたは本作にハマっている証拠です。また、登場人物たちは奇人変人ぞろいの個性豊かなキャラクターばかり。彼らが織りなすシリアスシーンのあとにくる唐突なギャグシーンは必見!
【あらすじ】「超常」が「日常」となり、誰もが特殊能力である「個性」を持つことが当たり前の時代。架空の存在であった「ヒーロー」という職業が脚光を浴びていました。主人公・デクこと緑谷出久(みどりやいずく)は、誰よりもヒーローに憧れていました。しかし、なんの個性も持っていないデクは周りからヒーローになれるわけがないと馬鹿にされてばかり。悔しい思いをしながら歩いているところ、デクは敵(ヴィラン)に襲われます。助けを祈っていると、そこにNo.1ヒーローであるオールマイトが出現!
【作品情報】作者は、『逢魔ヶ刻動物園』や『戦星のバルジ』などを発表してきた堀越耕平。テレビアニメ化されている本作は集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、38巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「ドヒュウン」「ヒュオオオオ」「BOOOM」など、効果音を巧みに使った臨場感あふれるアメコミにも負けないバトルシーンは必見。その描写の凄さはもちろんのこと、ストーリーでもしっかり魅せてくれます。個性のない圧倒的なマイノリティだったとしても、想いと行動で変えられることはあるということをデクは教えてくれます。
【あらすじ】富、名声、力のすべてを手に入れた“海賊王”ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝」を巡って、世の海賊たちが戦いを繰り広げる大海賊時代。主人公・ルフィは村に滞在していた海賊・シャンクスと出会ったことで、シャンクスを敵視する山賊に目をつけられます。シャンクスは自分の腕を犠牲にして、ルフィを救出。村を去る間際、シャンクスは自分のかぶっていた麦わら帽子をルフィに託し、「いつか立派な海賊になって、返しにこい」と発破をかけます。10年後、大きくなったルフィはシャンクスとの約束を果たすため「ひとつなぎの大秘宝」を見つけて海賊王になるため、冒険の旅へ!
【作品情報】作者は、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された尾田栄一郎。テレビアニメ化や映画化されている本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で好評連載中、105巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】どんなに強敵でも、どんなに危険だと分かっていても、仲間のためなら迷わず立ち向かう主人公ルフィの姿勢がまっすぐ過ぎてとにかくカッコいい! それだけじゃない! 半ズボンと草履、そして麦わら帽子という軽快な格好からは想像できない、数々の名言がルフィの口から飛び出すので、ぜひ心震わせちゃってください! ゾロ、ナミなど、今後の展開に大きく関わる個性的なキャラも1巻から出てくるのでお楽しみに!
【あらすじ】人の体が突然炎に包まれてしまうという人体発火現象「焔ビト(ほむらびと)」が恐れられている世界。主人公・森羅日下部(しんらくさかべ)は、学校へ向かう途中、駅のホームで焔ビトに遭遇します。そこに、人体発火をした被害者を消火するための組織・特殊消防隊が現れて、あっという間に焔ビトを退治。憧れの眼差しで彼らをみていた森羅は、現場に来ていたシスターの頭上に物が落ちてくるのに気づき、咄嗟に駆け出して救出。そんな森羅の姿を目の当たりにした特殊消防隊は…。
【作品情報】作者は、『ソウルイーター』を手がけた大久保篤。テレビアニメ化されている本作は、講談社『週刊少年マガジン』で連載されたのち、全34巻で完結しています。
【おすすめするポイント】ファンタジーのなかに、消防士という現実世界の職業が存在しているところが斬新な設定の本作。特に特殊消防隊の隊員それぞれが持つ炎を使う能力と、バトルシーンはド迫力! 胸もとで指を合わせ、「ラートム」「炎炎ノ炎二帰セ」って思わず言いたくなります。
【あらすじ】物語の舞台は19世紀末期のイギリス。セバスチャン・ミカエリスは、「女王の番犬」として政府の汚い仕事を引き受けるファントムハイヴ家当主、シエル・ファントムハイヴに仕えていました。彼は優雅なティータイムも、商談に必要なおもてなしも、全て一流にこなす凄腕の執事。主人の世話はもちろん、役に立たない使用人たちのフォローまでも完璧にこなしていきます。そんなセバスチャンとシエルはある秘密の契約によって結ばれていたのでした。
【作品情報】作者は、『Rust Blaster』で知られる枢やな。テレビアニメ化や実写映画化もされた本作は、スクウェア・エニックス『月刊Gファンタジー』で好評連載中、32巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】執事漫画の火付け役と言っても過言ではありません! 品位・容姿・教養など誰もが羨む条件をこれでもか!と言わんばかりに兼ね備えた完璧なセバスチャン。しかし、この漫画の魅力はそれだけではないのです。シエルとセバスチャンの間で交わされた契約の秘密がわかったとき、その面白さはきっと倍増します。
【あらすじ】「このままでは日本サッカーは未来永劫、ワールドカップで優勝できない」と現状に危機感を抱く、日本フットボール連合の帝襟アンリ(ていえりあんり)。日本代表をワールドカップ優勝に導くために救世主のプレイヤーを誕生させることを宣言します。さらにアンリは、日本代表の課題であるストライカー不足を解消すべく、絵心甚八(えごじんぱち)を迎え、全国大会に出場できなかった高校生を集めた「ブルーロック」のコーチに任命。主人公・潔世一(いさぎよいち)もこのブルーロックに選出されますが…?
【作品情報】原作の金城宗幸と作画のノ村優介による初タッグによる本作は、講談社『週刊少年マガジン』にて2018年より好評連載中で、現在24巻(2023 年 6月23日時点)まで発売されています。2021年の第45回講談社漫画賞少年部門を受賞し、累計発行部数は1,500万部を超える人気作。2022年にはアニメ化も果たしました。
【おすすめするポイント】本作における日本代表は、チャンスを作っても得点につなげられず、決定力不足に悩まされているチーム。そんな中、世界に匹敵するような類い稀なるストライカーを目指して高校生達の熾烈な競争と、それにまつわる苦悩が描かれており、サッカーに打ち込んだことがある人にとってはたまらない作品。サッカー漫画が好きな人だけでなく、成長物語が好きな人にもおすすめの漫画です。
【あらすじ】姉が芸能界一のモデルになることを夢に見ていた千早(ちはや)は、転校生の綿谷に「他人のことを自分の夢にしてはいけない」と言われ、悶々とした気持ちになります。そんな綿谷の夢は「かるた」で1番になること。日本でしか行われていないかるた大会で1番になったら、世界で1番になれるからです。初めてかるた取りに挑戦した千早は楽しさを覚え、学校で行われた大会にも参加。千早のかるた才能が発揮され、いつしか1番になることを夢見るようになります。
【作品情報】本作は、講談社『BE・LOVE』で2007年から2022年まで連載され、全50巻で完結した人気漫画です。2011年にアニメ化され、3期まで作られました。さらにドラマと実写映画にもなり、一時はかるたブームが巻き起こしています。作者は人気漫画の『エデンの花』などを描いた末次由紀。ひとつのことに打ち込む若者たちの青春エピソードを見事に描き出した作品です。
【おすすめするポイント】本作は、主人公の千早が「かるた」と出会い、人生が変わる成長物語。また一方で、いじめられっ子の転校生・綿谷が、大好きなかるたを通じて周りに心を開いていく様子も描かれています。かるたを通じて知り合った人たちとの別れも経験しながらも、千早と綿谷がひとつの目標に向かっていく姿に、つい涙ぐんでしまうかもしれません。
【あらすじ】高校野球のすべてのチームが憧れる甲子園。主人公の沢村栄純(さわむらえいじゅん)たちが所属する青道高校は、32校が甲子園出場をかけて闘う選抜大会へ駒を進めます。7回裏2アウトの局面を迎え、ピッチャーの交代が告げられ、エースの降谷暁(ふるやさとる)に代わってマウンドに立ったのは沢村栄純。キャプテンでドラフト注目選手の御幸一也(みゆきかずや)や、青道高校を率いる監督・片岡鉄心(かたおかてっしん)、そしてチームメンバーが一丸となって、栄純をバックアップします。勝負の行方はいかに?
【作品情報】47巻にも及ぶ第1部『ダイヤのA』の続編にあたる『ダイヤのA act2』。講談社『週刊少年マガジン』にて2015年から2022年まで連載されたのち、全34巻で完結しています。作者は第1部を描いた寺嶋裕二。青春を野球に捧げた高校生たちの活躍を描いた本作は、2019年にはアニメ化も果たしました。
【おすすめするポイント】本作は第1部『ダイヤのA』の続編ですが、主人公の沢村栄純の明るい性格や、チームメンバーとの仲などに変わりはません。また登場人物や時系列の詳しい解説が随所で行われるので、第1部を読んでいなくても楽しめます。第1巻で春の選抜大会に参加した青道高校の試合結果も分かり、飽きさせないストーリー展開も見事。気づいたらどんどん読み進めてしまいます!
【あらすじ】バレーボールに魅せられた主人公・日向翔陽(ひなたしょうよう)。中学校でバレーボール部を自ら立ち上げた日向は、部員が少ないなか、やっとの思いで大会に出場できることになりました。しかし、試合では「コート上の王様」と呼ばれる影山飛雄(かげやまとびお)のチームに惨敗。あまりの悔しさにリベンジを誓った日向でしたが、進学した高校のバレー部でチームメイトとして影山と再会することに。
【作品情報】作者は、『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』で知られる古舘春一。テレビアニメ化やゲーム化された本作は、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されたのち、全45巻で完結しています。
【おすすめするポイント】とにかく試合中の描写がリアル! まるで自分がバレーコートの中に立っているかのような、迫力ある画力に衝撃を受けること必至。バレーのルールを知らなくても、思わず手に汗握って応援してしまう、まさに青春スポーツ漫画の鑑のような作品です!
【あらすじ】中学の男子サッカー部に所属する3年生の青井葦人(あおいあしと)は、大会の出場をかけて熱戦を繰り広げていました。しかし、試合時間残り5分というところで相手チームから挑発された葦人は、相手に頭突きをして退場になってしまいます。おかげで試合には負け、高校への推薦の話もなかったことに。自暴自棄になり、ひたすら走り続ける葦人にひとりの男性が声をかけてきて…。
【作品情報】作者は、『水の森』や『てんまんアラカルト』で知られている小林有吾。舞台化もされている本作は、小学館『ビッグコミックスピリッツ』で好評連載中、32巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】この漫画、単にサッカー少年の成長を描いているわけではありません。近代サッカーの戦術や考え方の描写が非常に細かく描かれているんです! スポーツジャーナリストである上野直彦さんが取材・原案に携わっているため、リアリティのある表現ばかり。スポーツ好きも思わず唸ってしまいます。
【あらすじ】主人公・村尾潤平(むらおじゅんぺい)は、幼い頃に両親に連れられてバレエを観に行きます。バレエダンサーの踊りに魅了された潤平は、自分もバレエを踊りたいと思うようになりました。最初はバレエ教室に通うことを反対していた両親も、一生懸命に家の中で踊る潤平を目の当たりにし、入会を許可。無事、バレエ教室に通えるようになった潤平でしたが…。
【作品情報】作者は、『恋文日和』や『ピース オブ ケイク』、『溺れるナイフ』など数々の少女漫画を発表してきたジョージ朝倉。本作は小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』で好評連載中、25巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】夢を諦めざるを得なかった人や、夢を忘れて日々時間に追われている人にぜひ読んでもらいたい一作。でも、単なるスポ根漫画ではありません! 潤平やバレエダンサーを目指す人物たちが踊る姿は、指先や足の表現までもダイナミックかつ繊細に描かれていて、鳥肌が立ってしまうほどの描写力です。
【あらすじ】主人公・小野田坂道(おのださかみち)はアニメや漫画、ゲームを愛する高校生。アニメグッズを買うため、片道45km・往復90kmもある千葉から秋葉原への道のりを毎週ママチャリで通っていました。ある日、いつものように秋葉原に行こうとしていたところ、ロードバイクに乗って走る同級生の今泉俊輔(いまいずみしゅんすけ)と出会います。「斜度20%もある坂道をママチャリで進めるわけがない」と言う俊輔を横目に、坂道は鼻歌を歌いながらぐんぐん進んでいきます。その翌日、坂道は突然、俊輔から自転車レースを挑まれることになります。
【作品情報】作者は、『ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。』や『まじもじるるも』などで有名な渡辺航。実写映画化された本作は、秋田書店『週刊少年チャンピオン』で好評連載中、84巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】空前の自転車ブームを巻き起こしたスポーツ青春漫画。見た目も中身もオタクで一見ひ弱そうな主人公が、急な坂道のある往復90kmの長距離をママチャリで走りきるという、ギャップがイイ! オタクがスポーツに目覚め、持ち前の集中力を発揮してレースやライバルに挑戦していく姿に胸アツ間違いなし!
【あらすじ】お人好しでいじめられっ子の少年・柄本つくし(つかもとつくし)は、幼なじみで憧れの存在である橘小百合(たちばなさゆり)と同じ聖蹟高校に通うことになって大喜び。しかし喜んでいたのも束の間、つくしはいじめっ子たちから目をつけられ、殴られそうになります。そのとき、ヌンチャクを持った風間陣(かざまじん)という男が現れ、つくしを助けてくれました。陣からフットサルの試合に誘われ、約束の場所に向かったつくしでしたが、そこで彼を待ち受けていたのは…!?
【作品情報】作者は、『Over Drive』や『一瞬の風になれ』などを手掛けている安田剛士。テレビアニメ化された本作は、講談社『週刊少年マガジン』で連載されたのち、全42巻で完結しています。
【おすすめするポイント】爽やかな汗!駆けぬける青春!を感じたいなら、ぜひとも読んで欲しい一作。サッカー経験が全くないつくしが、人一倍努力し、健気に頑張る姿に心を打たれることはもちろん、チームプレーの面白さも純粋に伝わってきます。「絆」というワードを体現してくれているような青春サッカー漫画です。
【あらすじ】中学時代からバレーボールをやっていた主人公・下平鉋(しもだいらかんな)は、高校でバレー部に入学。「レギュラーになるぞ」と張り切って先輩たちに挨拶をします。しかし、鉋のポジションがピンチサーバーだったことを知った先輩たちの反応は微妙なものでした。一方、鉋と同じく新入生として入部した3人は、中学の対抗戦で東京選抜に選ばれた凄腕ばかり。1年生のなかで、鉋は一人だけ初心者練習をさせられますが、めげずに頑張ることに。翌日、朝練準備のために早めに登校していた鉋は、新入生の3人組から2対2の練習をしようと誘われますが…。
【作品情報】作者は、『PINCH SERVER』が「週刊少年チャンピオン月例フレッシュ賞」で特別奨励賞を受賞した荒達哉。続編である『ハリガネサービスACE』も出版されている本作は、秋田書店『週刊チャンピオン』で連載されたのち、全24巻で完結しています。
【おすすめするポイント】「誰にも負けない強い武器を1つだけ持っている」ことがこんなにかっこいいんだ! と思わせてくれます。サーブ以外はてんでダメな鉋ですが、努力で身につけたサーブで強豪達に打ち勝っていく姿は超必見、スカッとします!