2人の行方をずっと息を詰めて読んでいました。
静と動、ミステリアスと単純明快、停滞し流されて生きる攻めと、マジメに足掻くも報われない受け。
2人のキャラ立ちが良く、対比が生かされたカップリングです。。
登場人物が多く活気のある世界
なのに、思い通りに生きられないジレンマが、軽く読み流す事を阻みます。
どうしても不器用で、いなして通り過ぎれない純朴さに惹かれてしまいました。。
キャラの作り込みはモブに至るまで丁寧で、巻末の麻雀ネタで大いにうなづきました。(安牌2つ残す監督と四巡目リーチのみっちゃん萌え)。
その脇キャラ達が物語を引っ張り、突っ込み、かき回して主キャラを大いに盛り上げています。
所々げつごつした展開も、2人の不器用さをより強く表現できていて良い方に転んでいます。
また、心情に沿ったセリフの入れ方がすごく好みでした。
コレが商用デビュー作とのこと、今後のご活躍をとても期待する作家さまです。。
修正は本編は見えない構図、描き下ろしは白抜き、ペニバンは黒短冊一本でした。
もっとみる▼