ヒロインがかわいそうすぎる。
あと、ヒロインの冤罪の原因となるユミリーナ王女も本当に可愛そう。結局みんなヒロインを好きなので。まぁ好きという言葉でおさめられるかってくらい、歪んでましたけどね。元凶の当て馬は。
執着が強すぎてめちゃくちゃ
ややこしい手段でヒロインを手に入れようとするあまり、ヒロインが死罪になるほど追い込まれるなんて…。
そこを救い出して結ばれようとするあたりもイラっときます。
その執着当て馬視点での語りもあります。
まぁある意味一途というか。
可愛らしいし政治的にもよりよい方のユミリーナ王女を捨ててもヒロインを手にしたいというところはある意味恋愛はピュアなのか?拗らせ過ぎだし、歪んでますけど。
ソーニャ文庫だったら下手したらこっちがヒーローになっちゃうかもしれん出来のキャラクター。
ヒーローは対照的に脳筋過ぎて。
いろいろ振り回されて疲れちゃったヒロインが惹かれるのも分かるかもなーという感じです。
王様が一番アホでめちゃくちゃ引っ掻き回してくれてましたね。
腹立つ…はずが、なんか不思議と憎めないというか。不思議なんですが憎めないです。
なんなんでしょう。
馬鹿な子ほどかわいい…わけではないんでしょうけど。
結局ヒロインが処刑されなかったからそう思えるだけなんですけどね。
脇で出てくる王子たちはみんないい人たちでヒロインの理解者でよかったです。
お話的にはあんまり他にはないかな。印象に残るお話でした。
評価は好みで分かれると思うのですが、好きな人は好きだと思います。
個人的に面白いと思います。
ただ、男どものバカさにイラっとするかもしれません。そこで評価が下がるかもしれません。
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