不可解な事件や超常現象の発端となるアナザーに対処するべく奮闘していくといった、一見よくある陰陽師の現代版かと思いきや、過去に安倍晴明が残した”時を越えての壮大な因果因縁の物語”でした。
絵は独特ですが、ストーリー構成がしっかりしているので
読み応えバツグンです。
すっきり解決!みたいな人間に都合の良い展開ばかりではないし、主人公の”砂の耳”の力によって言葉を通わせることができるのに話が通じないという、アナザーの異形の者としての怖さがしっかり描かれています。
バックボーンが明かされてからは更に面白さが加速していきますよ。
既に最終章に入っておりますが、これからどう風呂敷を畳んでいくのかとても楽しみです。
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