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1巻完結

この夜のすべて

600pt/660円(税込)

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作品内容

心を殺さなければ─── ある政治家の私設警護班『士旗の会』に所属する七青は、新入りの葵の教育を任せられる。軽薄なようでいて汚い仕事も淡々と確実にこなす七青と、優秀な腕と頭脳を持ちながら潔癖で純粋な一面がある葵。水と油のようにまるで性質の違うふたりだったが、息の合った連携で次々と功績を上げていく。しかし、葵にはある秘めた想いが胸にあって…… 闇に生きる男たちが辿り着いた先とは?

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • この夜のすべて

    600pt/660円(税込)

    心を殺さなければ─── ある政治家の私設警護班『士旗の会』に所属する七青は、新入りの葵の教育を任せられる。軽薄なようでいて汚い仕事も淡々と確実にこなす七青と、優秀な腕と頭脳を持ちながら潔癖で純粋な一面がある葵。水と油のようにまるで性質の違うふたりだったが、息の合った連携で次々と功績を上げていく。しかし、葵にはある秘めた想いが胸にあって…… 闇に生きる男たちが辿り着いた先とは?

レビュー

この夜のすべてのレビュー

平均評価:4.4 83件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 愛を知ると
    kuyaさん 投稿日:2023/7/15
    【このレビューはネタバレを含みます】 ただ役割をこなすだけで、何も持っていなかった男が愛と執着を知ると、ほかはなにもいらないから何だってできてしまう。 幕末ような雰囲気の時代、まだ帯刀が可能な世界で、政治家の私設護衛という掃除屋部隊で忠誠心なく役割をこなす手練の七青は、目的不明で入隊した葵の担当になる。七青は見極め不審者は葬られていたが、3年経っても葵は生きていた。しかも、葵には手を汚させていない。綺麗な可愛い葵を護っていた七青。葵の目的を知って復讐を奪い、一緒に生きることに。追われる身になりながら、大事なものをもった2人が生きていく。影のある話で決して明るくはない。命をかけての逃避行。だけど、ややあっさりしているかな。ミナヅキ先生のだいぶ古い作品で、絵もかなり今とは違うけど、テイストは変わらないんだな、と。2人はどこまで生きられるのかな。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 凄まじい吸引力♪
    *蒼猫*さん 投稿日:2013/8/10
    初見のサンプルで、独特の世界観と個性の強い絵(最初目の下のラインが仮面かと思った/笑)にどこか拒絶感に似た物を感じたのですが、何故でしょう…何回もサンプルを見てしまう。妙に癖になる。 それなら買ってしまえとお買い上げ …うん、当た りでした! それでもやっぱり絵がネックで、やりたい事は分かる画風なんだけど個性が立ち過ぎて哲学的にすら感じて鼻を突き、ストーリーの湿度もあって当初はちょっとしんどかった。 でも、これまた不思議なもので、その個性が癖になるんです(笑) 何回読み返しただろう。一時毎日読んでました(笑) ストーリーの組み立てがキッチリカッチリ筋道立てて組まれているのもあるからでしょう。ある意味几帳面な組み立てです。良い意味で非常に分かりやすい。 (途中出て来る年数の計算がちょっと意味が分からなかったですが…。) 内容は戦後の殺伐とした時代背景の闇組織の中でのお話です。暗殺シーンがあったり重く湿度のある設定で『人』と『情念』が根流にあるんじゃないでしょうか。 フィルムを見ている様な錯覚を覚えます 重さもあってかどこか画面が上品なんです。 賑やかしさや華やかさとは対極の『大人の画面』という感じ。 押井守氏を彷彿させる絵的世界観を感じました(あくまで私は) Hは後半にアリでしつこくないですが、色香があります。葵(受)の脆い瑞々しさと七青(攻)の大人のフェロモンが何とも芳しい そして本編ラストの一コマと表紙のリンクが胸に来ました。 サンプルを読んで絵や内容に抵抗が無ければ一読をおすすめします…絵に抵抗があった私から是非と…(笑) 今ではこの作者さんの一ファンでありたいと思っています。 ◎内容☆☆☆☆☆ ◎絵☆☆☆☆ ◎Hの傾向=後半の盛り上りで。描写は丁寧で下品さがないのに色香がある。しつこさや水分やねっとり感は無し。 もっとみる▼
  • (5.0) めちゃくちゃ好き!!!
    しゅうさん 投稿日:2022/6/10
    【このレビューはネタバレを含みます】 ●近作が好きな作者さん。昔の作品を読んでみたくなり、本作が『今夜は〜』に続いて2作目。この2作品を拝読し、旧作片っ端から読ませていただきます!!と改めて心に決めました。本作めちゃくちゃ好きです。 ●大物政治家?の私設警護隊という名文の実質何でも屋「士旗の会」。そこに拾われて10年、暗殺なども請け負う七青(これでナナオと読ませるのも好き)と、新入りの葵。相方として組むことになりますが、この“相方”にも意味があったことが後半分かります。この、後から後から真相が明らかになっていく物語の構成も秀逸でした。サスペンス風味もあり、白黒パキッとした絵柄とぴったり。 ●二人が組んで3年、ずっとある覚悟を胸に秘めている葵。一方の七青は、疑念→興味→好意と葵への感情を変えていく。本当は人を殺すことなどできない葵に手を下させないように、七青が先回りする。七青から葵への感情を“好意”と書きましたが、そんな簡単に表現できるものでもないのです。七青にとっては宝物のような、決して穢したくない大切なものになっている。 ●葵は一人であろうとしているから、七青の“好意”は感じない。でもそれに気付き、その瞬間人を殺し…塗り固めていたものが崩れます。次々と語られる真相。葵が見せる涙。そして七青の行動。孤独だった二人が「二人きり」になる。…詳しく書くと勿体ないので是非読んで下さい!!二人がどうか幸せに生きますように。 ●表紙だけだとサラリーマンっぽいので、せめて帯刀させてほしかったかも。また、1話だけ椎名の雰囲気(髪型)が全然違うんですが、きっとお偉いさんの前でだけ整えてたんだなって勝手に思ってます(笑) 続きを読む▼
  • (5.0) かっこいい
    日青さん 投稿日:2015/9/13
    文句なしの攻・七青(飄々としているけど強い)と、受・葵(クールビューティー)でした。殺伐としそうなテーマ(葵の飛び込んだ世界が)ですが、残酷な場面ははっきりと描かず、複雑な情勢もシンプルにわかるようになっていて、読み手がふたりに感情移入する 邪魔をしません。いっけんタラシ風の七青の葵に対する大きな思いとか、七青に惹かれる葵の素顔とか、琴線に触れまくりでした。わりとドライに話は進むのですが、そこが男っぽいというか、感傷的になりすぎず、七青のかっこよさを引き立てていたと思います。よく言われる作者の画風ですが、私にはかなり好みの絵で、話に合っていると思います。初めてふたりが結ばれるシーンもすごくよかったです。 もっとみる▼
  • (5.0) 不思議と雰囲気のある
    KLMNOPQさん 投稿日:2018/5/14
    人を殺めるのをためらわない飄々とした攻めと、ちょっとツンデレの真面目な黒髪受けのカップルです。決してバッドエンドではないのですが、今後の2人のことを考えると手放しにハッピーエンドとはいえない、仄暗く終わるのがとても好みです。受けが攻めと関わ るうちにだんだんかわいくなって行くのも好き。シリアスすぎると読み返すのにエネルギーがいりますが、この話は程よい重さで、切ない話を読みたいときに読み返したくなる話です。絵が気になる人もいそうですが、この絵柄が話とマッチしていて雰囲気が出ていると思います。 もっとみる▼
  • (5.0) 素晴らしいです
    白ネコたろうさん 投稿日:2013/1/20
    【このレビューはネタバレを含みます】 序盤からいきなり暗殺シーンだったのでBLとしてどう展開していくのかと思いましたが…。素晴らしいお話でした。 ある決意をもって組織に所属した葵は、最初はクールなツンですが次第に七青だけには心を開きかけます。後半の葵のデレっぷりは可愛すぎです! 前半はエロはないですがストーリーの伏線もいいし、暗殺シーンがとてもカッコいい!BLじゃなくてもフツーに面白いと思います。 そして後半はちゃんとエロいです。ラストはハッピーエンド。作者後書きのあとに更にその後の2人のラブいエピソードが入ってます。 続きを読む▼

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