9日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル＝158円台前半で取引された。

　午後5時現在は前日比07銭円安ドル高の1ドル＝158円18～20銭。ユーロは60銭円高ユーロ安の1ユーロ＝162円77～81銭。

　トランプ次期米大統領の関税強化策によるインフレ上振れリスクを受け、米連邦準備制度理事会（FRB）が利下げペースを減速させるとの思惑から、ドル買い円売りがやや優勢だった。利益確定や持ち高調整による円買いも出た。

　市場では「取引材料が乏しく、様子見姿勢の投資家も多い」（外為ブローカー）との声があった。