当初は歌舞伎の舞台に出演していましたが、やがて常磐津(ときわず)や富本(とみもと)などの豊後系浄瑠璃に押され、
歌舞伎十八番「助六」だけに出演するようになり、そのために古い形のまま今日まで伝承され、貴重な文化財となっています。" />
本作品は、1975年から4年の歳月を費やし、浄瑠璃を現在重要無形文化財保持者(人間国宝)の山彦節子、三味線は六世 山彦河良(かりょう)を中心に、最高のメンバーで録音された斯界(しかい)の名演による全41曲です。
代表的な「助六」をはじめ、一中節との掛け合いによる
「十二段」「舟の内」、幕末の大曲「橋弁慶」など、貴重な音源をすべて初CD化で収録。まさに必聴のCD12枚組名盤集です。
浮世絵:「助六所縁江戸櫻 河原﨑權十郎 相つとめ申候」
(喜翁豊國 画/国立音楽大学附属図書館所蔵)