[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

2万円切りの超小型PC『m-Stick』はMacBook Airよりも便利なの?

2015年01月02日 16時00分更新

m-Stick_mobile

 直販サイトの初回販売ではおよそ5分で完売して話題になったマウスコンピューターの超小型PC『m-Stick』。長さ10センチ、重量44グラムのスティック形状で、物理的に持ち歩けるPCのなかではまさに最強の“モバイルPC”です。もちろん、液晶ディスプレーがついていないので、利用するには外出先にHDMI入力付きのモニターが必要です。しかし、そのモニターも軽量なものを選べば、ノートPCやタブレットに負けないモバイルPCになるのでは?と思い立ちました。
 

m-Stick_mobile

 そこで今回はサンコーレアモノショップ『HDMI入出力対応カメラ用5インチ液晶モニター』(直販価格1万7800円)を用意。ホットシューアダプターが付属し、本来はデジ一眼用モニターチェック用の製品ですが、HDMI入出力を搭載し、重量262gグラムと軽量なので気になってました。解像度は800×480ドットと低めですが、m-Stickと合わせても合計重量はわずか306グラムです。

m-Stick_mobile

 ちなみに『HDMI入出力対応カメラ用5インチ液晶モニター』は、スピーカーも内蔵しているので音声もバッチリです。なお、別売のバッテリーを背面に装着すればACアダプターいらずで運用できますが、今回はとりあえず付属のACアダプターを使っています。

m-Stick_mobile
m-Stick_mobile

 液晶は上下にネジ穴があり、三脚に装着できます。今回はスタンドの代わりに小型のゴリラポッドを使ってみました。
 

m-Stick_mobile

 脚の部分は自由に動かせるので、液晶をしっかり支えてくれました。こうして見ると宇宙人のような見た目がおもしろいですね。グネグネ動くので角度も見やすくなるよう調整しやすいです。
 

m-Stick_mobile

 m-Stickを付属のHDMI延長ケーブルでHDMI入力につなげました。直挿しもできるのですが、となりのHDMI出力端子に干渉するので延長ケーブルを使うことをオススメします。液晶側の出力端子はあとで役立ちそうですし。
 

m-Stick_mobile

 m-StickはフルサイズのUSBポートが1基しかないので、今回はロジクールの『Wireless Touch Keyboard k400r』(実売価格3300円前後)を使いました。これならカーソル操作もキー入力も1台で済みます。周辺機器を使うなら、バスパワーのUSBハブは必須となります。
 

m-Stick_mobile

 早速液晶とPCの電源を入れて起動してみるとマウスコンピューターのロゴが出てきました。ちゃんと表示できましたね。
 

m-Stick_mobile

 デスクトップ画面。液晶の表示は特に不具合なく、しっかり表示できました。
 

m-Stick_mobile

 週アスPLUSにアクセスしてみると、クロームの設定でかなり縮小された状態で表示されましたが、100%表示設定で画面サイズにあった拡大率にできます。
 

m-Stick_mobile

 PCと液晶とキーボードを引きで撮ってみました。ちゃんとデスクトップPCしています。しかし……

5インチ液晶で表示しているので結構見づらいです

m-Stick_mobile

 かなり画面に近づかないと細かい文字はちゃんと読めませんでした。「うーん、もっと大きくならないものか」と悩んでいると、13.3インチのポータブル液晶『On-Lap 1303H』(実売価格3万5800円前後)を編集部で発見。5インチ液晶の背面にHDMI出力があったことを思い出し、数珠つなぎでサブディスプレー化することに。
 

m-Stick_mobile

 初期状態だとクローン表示になっています。どちらがメイン液晶かわからないですね。

m-Stick_mobile

 画面設定を見てみると、推奨値の1920×1080ドットに設定されています。5インチ液晶のほうは800×480ドットなので、それに合わせてみましたがすると今度は13.3インチ液晶のほうがドットバイドットではないので見づらくなります。
 

m-Stick_mobile

 拡張表示にしようといろいろ設定をいじっていましたが……、よく考えれば5インチ液晶でスルー入力しているのでクローン表示しかできないのも当然だよね、と割りきりました。

m-Stick_mobile

 ちなみに、モバイル活用するために必要なケーブルや機材を分けてみるとこんな感じです。なお、13.3インチ液晶は599グラム、ワイヤレスキーボードは400グラムです。5インチ液晶が抜くと、もろもろケーブルなどとm-Stickを合わせた合計重量は約1.1キロ。13インチのMacBook Air(重量1.35kg)よりは確かに軽い(しかも合計価格6万円以下とお安い)のですが

思った以上にかさばる……

 現実的に考えてみるとこれでモバイルするのは厳しい。さらに

1.1キロ以下のノートPCって結構すでにある

ので、やはりm-Stickは小型さを利用した緊急時のPCや、旅行先のホテルのテレビに接続するような使い方が理想だと思いました。正直わりと本気でノートPCを下してやろうと意気込んだ企画でしたので残念でしたが、もう少し周辺機器選びを考えればもっとミニミニなモバイル構成ができるかもしれませんね。

■関連サイト
マウスコンピューター m-Stick
サンコーレアモノショップ HDMI入出力対応カメラ用5インチ液晶モニター
ロジクール Wireless Touch Keyboard k400r
On-Lap 1303H

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります