高額所得者の国保負担　最大年3万円引き上げ

　厚生労働省は、自営業者などが加入する国民健康保険の医療分について、年間上限額を来年度から3万円引き上げて92万円とすることを決めた。介護保険料の上限額は17万円で据え置く。厚労省の試算では、国民健康保険全加入世帯の約1・5％に該当する単身世帯で、年収約1170万円以上の人が上限額に達するとされる。

　国民健康保険は、自営業者の高齢化などに伴う医療費の増加などで財政が厳しくなっており、保険料上限の引き上げは4年連続となる。