挙式のみの結婚式の費用
挙式のみの結婚式を希望する場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?会場やスタイルにもよりますが、挙式自体の費用は5~10万円ほど(会場使用料、式に使用する小物の実費)で済むケースもあります。そこに新郎・新婦の衣装代、ヘアメイク代をプラスした15~30万円程度を見込んでおけば困ることはなさそうです。
さらに、式の後にフラワーシャワーなどのセレモニーや食事会などを行う場合、引き出物を用意する場合などは別途料金が上乗せされることになります。会場・衣装&ヘアメイク・写真がセットになっているお得なプランも多数あるため、あまり準備の時間やお金をかけたくない、自分たち主導で決めるのが苦手というカップルはチェックしてみましょう。
招待状の書き方
挙式のみの結婚式を予定している場合の招待状は、基本的には披露宴ありの結婚式とそれほど文面に差はありません。
時候の挨拶、結婚の報告、式へ参加してほしい旨を記したら、「なお 誠に勝手ながら披露宴は行いません」と書き添え、「当日はお気軽にご出席いただきたいと思っておりますので ぜひ平服でお越しください」などとつなげるとよいでしょう。挙式後に食事会や小規模なパーティなども行わないのであれば「どうぞご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願いいたします」のように結んでおくと相手にも意図が伝わりやすくなります。
あとは通常の招待状と同じく日時・場所・住所・連絡先・地図などの情報に漏れがなければOKです。披露宴やパーティと違ってはっきりした人数を確定させる必要がないため、返信用の葉書を同封する必要もありません。
< 挙式後に親族のみで会食などを行う場合 >
挙式のみに招待するゲスト(友人・同僚・上司など)と会食へも参加してほしい親族とで招待状を違うものにしましょう。
< 親族への招待状 >
親族への招待状は、「なお 誠に勝手ながら披露宴は行いません」の部分を「なお 挙式後に心ばかりの小宴を催したいと思っております」とし、文末に「お手数ながら ○月○日までにご返事をいただけますよう お願い申し上げます」などと出欠を知らせてほしい期限を入れます。この場合、よほど頻繁に連絡を取り合っている間柄でなければ返信用の葉書を同封した方が行き違いもなくスムーズです。
挙式後に食事会はやる?やらない?
何か譲れない理由があって挙式だけしかすることができない・したくないというスタンスでない限り、挙式後には親族を集めて簡単な食事会やパーティを開いてみてはいかがでしょうか?幼い頃から成長を見守ってくれた人たちに感謝を伝えるよいきっかけとなります。“挙式のみ”というプランを見てみても、食事会がついているものはたくさんあります。挙式の後、同じ敷地内のレストランで食事会が開けるプランなどであればゲストの負担も少なくて済むので、ぜひ検討してみてくださいね。
引き出物の選び方
一般的に、ご祝儀制でない結婚式については引き出物を用意しなくても良いと言われています。そのため“食事会などを行わないためご祝儀は辞退する”という旨を招待状に書き添えたのであれば、列席してくれるゲストに対して引き出物の用意がなくても問題はありません(ご祝儀を持参しなかった人への引き出物は「ご祝儀の催促」と受け取られてしまい、かえって失礼に当たる場合もあります)。それでも厚意からご祝儀をくれた人へは、後日内祝いという形でお返しをするのがスマートです。
<挙式後に親族のみで会食をするケースは>
近しい間柄の親族であればあるほどご祝儀をもらう可能性も高いと言えます。この場合は、式のみに参加してくれる友人・同僚など→引き出物なし、その後の会食にも参加してくれる親族→引き出物ありとするのが正解です。親族だけにご祝儀の額も大きくなることが予想されるので、引き出物も相場より高めの1万円~1万5千円あたりを考えておきましょう。内容としてはカタログギフトや食器類+引き菓子というスタンダードな組み合わせが好まれます。
食事会は予定していないけれど、列席してくれた人みんなに感謝の気持ちを伝えたいという思いがあるのならば、挙式後にお菓子・ティーバッグ・入浴剤・雑貨などのプチギフトを配るのもおすすめです。