登録日:2014/03/31 (月) 02:19:21
更新日:2024/09/15 Sun 13:28:00
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いでよ!No.104!
その眩き聖なる光で、愚かなムシケラどもを跪かせよ!
仮面魔踏士シャイニング!
《No.104 仮面魔踏士シャイニング》とはJUDGEMENT OF THE LIGHTで登場したエクシーズモンスターである。
【効果・ステータス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/
光属性/
魔法使い族/攻2700/守1200
レベル4モンスター×3
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
(2):自分・相手のバトルフェイズに相手がモンスターの効果を発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、相手に800ダメージを与える。
【概要・アニメの活躍】
バリアン七皇の一人、
ベクターの使用するオーバーハンドレッドナンバーズ。
白を基調とし各部に金色の装飾をあしらったどこか紳士然としたモンスター。
待機状態は上部に手のような物体がついた柱体の形状をしており、そこからこの姿に変形した。
頭部の右側に自身のナンバーである「104」が書かれている。
アニメにおけるこのカードについて語ることはただ一つ、
この一言に尽きる。
作中におけるこのカードが所属するオーバーハンドレッドナンバーズは七皇の切り札的存在であり、
彼等はそれを主軸にした構築・戦略を打ち立ててきた。中には
物凄く愛情を注ぐ者もいる。
しかし、このカードの所有者、
は全くと言っていいほどこのカードに興味を持っておらず、何と作中で
一度しか召喚していない。
いやぁ本当に苦労したぜ、間抜けな転校生演じてつまらねえ協力までしてさぁ
計画のために手加減してた遊馬との一戦目、《No.104 仮面魔踏士シャイニング》を持っていない過去のナッシュとの決闘を除けば、
あのネタ的にも有名なサルガッソの一戦でしか使用しておらず、
終盤のドルベ・メラグとのバトルロイヤル、
ナッシュとの決闘においても召喚しなかった。
挙げ句の果てに、《
RUM-七皇の剣》で他のオーバーハンドレッドナンバーズが一斉にカオス化した
バリアン七皇vs三兄弟・鉄男・その他との決闘においては
という事情により折角の再登場の機会をふいにされた。
とは言えベクターの性格上、相手が知らない手で攻めて動揺を誘ったり、
他人のカードで心理フェイズに持ち込む方が性に合ってるから、毎回手を変え品を変えてくるのかも知れない。
要は、このカードの不幸は
に尽きるだろう。
その後、
「衝撃の真実ゥ〜w」を明かして遊馬のメンタルをズタボロにした後、
魔法カード《グローリアス・ナンバーズ》で蘇生され、効果を発動して遊馬のデッキから《マジック・リサイクラー》を墓地へ送った。
その後、暴走するダーク
ZEXALによる攻撃を罠カード《ハンドレッド・オーバー》の効果で受け続け、歴代でもトップクラスの攻撃力41700を叩き出した。
最終的に、次のベクターのターンで《RUM-バリアンズ・フォース》の効果で《
CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》のエクシーズ素材となった。
なお、このターンでもデッキ破壊を行っていれば、次の遊馬のターンにデッキ切れにより勝利できていたはずである。
余談だが、《グローリアス・ナンバーズ》のイラストにこっそり描かれている。
ちなみにアニメ版の効果はこちら
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2700/守1200
レベル4モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
バトルフェイズ中に相手モンスター1体の効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
その効果の発動を無効にし、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
1ターンに1度、相手のデッキからカード1枚を選択して墓地へ送る事ができる。
その後相手はデッキをシャッフルする。
この効果を使用した場合、このカードは攻撃する事ができない。
OCG版と比べると前半の効果無効能力は変わりないが、
デッキ破壊効果がピーピング付きになっている代わりに攻撃出来なくなるデメリットが追加された。
【評価】
正直微妙
なんとまぁ派手な能力を持った連中だろうか。
さらに、他のオーバーハンドレッドナンバーズも大抵素材2つで出せる上、
同じ縛りなし3体要求のNo.105 流星のセスタスもテーマ強化により使いやすくなっている。
ぶっちゃけ、《
No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》に属性指定がなかったり、素材が一つ少なかったりしたら
オーバーハンドレッドナンバーズ最弱
の座を争ってたかもしれない……
でも、最近では
光天使の強化によりヘイローにも役割が持てるようになった上、
3体素材の《No.104 仮面魔踏士シャイニング》とも相性が良くなったため肩を並べて戦う事もある。
所有者同士の仲は最悪だがな
とは言え、(2)の効果は
バトルフェイズ中だけという致命的すぎる弱点を除けば強力。
無効効果のためダメージ計算時にも発動でき、リクルーターや《
オネスト》などフィールド外で発動するモンスター効果も無効にする上、
回数制限がないため、3体素材のいいところである素材消費の手数をフル活用できる。
また、味方の攻撃時にも使えるため、リクルーターやリバース効果をメインにしたデッキ相手には強気に攻めることが出来る。
このカードがある状況では、任意効果の場合は効果を使わないだけになるが、強制効果ならダメージを与えられる。
ちなみに某ゴーズに使うと相手が2400ダメージを受けきる余裕があるなら、最終的にゴーズを出されてしまう。
まぁ、カイエンが出されるのは防げているのでこちらの損失は実質エクシーズ素材と800ダメージだけなのだが。
(1)のデッキ破壊能力は正直要らない。
素材3体のモンスターで1ターン1枚とか毛ほどの意味しかないうえ、運が悪いと墓地を肥やし相手の手助けになる場合もあるため使う意味がない。
活用するとしても
「次に私が引くのは《RUM-七皇の剣》だ!これでいつでも超時空龍を呼ぶ事ができ…ハッ!?」
(《No.104 仮面魔踏士シャイニング》の効果使用)
「あららら…ミザちゅわ~ん 、ちょっとイケてないんじゃなーい?」
「これ程の屈辱を味わったのは初めてだ…!(ビキビキ」
ぐらいしか出来ないだろう。ここからリアルファイトに発展しても責任は取れません。
【今明かされる衝撃の評価】
登場当時でも微妙としか言えない性能だったため完全に型落ち存在となっていた本カードだが、登場から10年以上経った2024年になって、その評価は激変することとなる。
原因の一つは、オーバーハンドレッドナンバーズを見せてランクに合ったレベルの同属性or同種族モンスターをサーチできる《時空の七皇》の登場。
光属性・魔法使い族というメジャージャンルを抑えているおかげで、このカードから有用なサーチ先を確保しやすい。
ただし、光属性に関してはグローリアスヘイロー!でもカバー可能。
ついでに言うとアンブラルと属性が分かれているおかげで、仮にシャイニング・アンブラルを運用するデッキであれば光属性も闇属性もサーチできるようになる。
そしてもう一つは、バトルフェイズ中の効果に特化したギミックで猛威を振るう
天盃龍の登場。
普通のデッキならメインフェイズ中にどうとでも処理できるのだが、天盃龍はそういうわけにはいかない。そこで1体で3回も効果を止めてしまうこのカードを立てられるとかなりの拘束力となる。
当然ヘイロー!ではこれに匹敵するような役割を担うことはできない。
お誂え向きにそのタイミングでランク4に特化、かつ光属性をテーマ内に有する
ライゼオルも登場。
条件が揃ったシャイニングはまさかの
大会環境クラスでの採用カードとなり、レアリティこそ字レアながら需要もなくろくすっぽ再録されていなかったことから、500円は下らないレベルまで高騰することとなった。
【デザインについて】
直線が多くパリッとしたデザインになっているが、進化系のアンブラルとの対比や、真月のカードである「シャイニング」の名を冠していることを踏まえると、文字通り「仮面」を意識したデザインだと思われる。
この場合、曲線が多く人面を持つアンブラルは「素顔」にあたると言える。
追記修正は1億ポイント貯めてからお願いします。
- ドンサウザンドの改竄にも気づいてたし呪いのカードであるオバハンをあまり使いたくなかったことにしよう -- 名無しさん (2014-04-02 06:50:12)
- むしろベクターだったら使いまくって、「そ、そんな、このカードが呪いのカードだったなんて・・・って、言うと思ったかwww気付いてたよバーカwww」とかやりそう -- 名無しさん (2014-04-24 14:21:13)
- 光天使では竜星やシャドールをぼっこぼこにするありがたいカードにwこれだから遊戯王はやめられない -- 名無しさん (2014-05-01 17:12:29)
- ↑でもシャドールの新規融合が増えると超融合を標準装備しそうだからなぁ… ホントあいつら頭おかしい。 -- 名無しさん (2014-05-17 00:23:51)
- そもそも素オバハンでまともに活躍してたのってArkとタキオンくらいな気が…… -- 名無しさん (2014-05-21 21:38:13)
- コイツの効果は知らない人が多すぎるせいで「初見殺し」、これに尽きる -- 名無しさん (2014-05-23 21:43:02)
- 手札とかダメステ発動とか墓地発動とかの止めにくい所を止めてくれるかゆい所に手が届く効果なんだよな。打点も高いし。 -- 名無しさん (2014-12-11 08:53:03)
- 使うデッキも刺さるデッキも使える時は本当に使えるやつ。ただし汎用性自体は高くないから、15枚の枠に収まる候補かと言われると微妙という、何とも言えないライン・・・光天使デッキか七皇デッキでは働くけどね。 -- 名無しさん (2014-12-11 09:07:24)
- 最近だとトリッククラウンとかダメージジャグラーをある程度封じれるから嬉しい。 -- 名無しさん (2015-07-03 18:20:22)
- 偶然だろうけど。No.65も同じような効果もってるよね -- 名無しさん (2018-06-13 18:06:08)
- OPですらジャッジデビルに取られちゃったからな…… -- 名無しさん (2020-06-12 20:03:19)
- ベクターの強化が来る前にライゼオルで時空の七皇による見せ要員&天盃龍対策とまさかの大躍進を遂げるとは誰が予想できたか -- 名無しさん (2024-08-30 21:55:16)
- オーバーハンドレットの中でも最弱候補だったのに、2024年になって一躍優秀なカードに化けた(まぁセブンス・タキオンで見せるための役割が大きいのは否めないのだが) -- 名無しさん (2024-09-03 19:22:25)
最終更新:2024年09月15日 13:28