今回のガリバーは、製本機器メーカーのホリゾン。 ホリゾンが手掛けるのは、本を作る工程のうち「編集」や「印刷」のあと、紙を本の形にする「製本」の機器です。 デジタル化やペーパーレス化が進む中、紙の需要は減少していますが、この変化に対応し、小ロット多品種のニーズに応える機械を導入しています。 ホリゾンの製品は、パンフレットや問題集、卓上カレンダー、名刺、おみくじや紙のシールなど、身近なものを作り出しています。 一人で操作できる製本機は、スタートボタン1つで紙を送り出し「折り」、「綴じ」、「裁断」までの工程を自動で行い、パンフレットをあっという間に完成させます。また、使いやすさを追求し、タッチパネルのデザインにもこだわり、だれでも押しやすいように工夫しているのです。 ホリゾンのモノづくりのポリシーは、開発から製造、販売、アフターサービス、デザインに至るまで一貫体制で行うこと。 顧客の声を新商品開発に活かすことを重視しています。 現在、スマートファクトリー化に取り組んでおり、自動運搬ロボットのシステムを開発。 これにより、工場内の部品搬送を効率化し、人手不足やタイムラグの問題を解決しています。 番組では、ホリゾンが製本機器を活かして、紙の文化を守り、世界中の文化を豊かにする、その現場を取材しました。 ナレーター　渡辺真理 リポーター　小林舞