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東海染工株式会社

海外事業

深い繋がりと信頼関係による事業展開

東海染工はタイ、インドネシアの計2か国で海外事業を展開しています。
その中で、一番古く歴史があるのはタイにあるTOKAI DYEING(タイ東海)です。
1950年代、タイ在住のインド商や華僑は日本へ生地の買い付けに来ていました。
しかし1960年になって、タイ国政府が輸入関税引き上げを決定したことにより、「実質的に東海染工の生地を取り扱えない事になってしまうから何とかして欲しい」とタイのお客様から強く懇願され、それならばとタイでの現地生産に踏み切ったのが経緯です。
それから50年以上経ち、外部環境の変化は有りましたが、彼らとの信頼関係はますます強固なものとなり、今日に至っています。

インドネシアにおいては、1980年代後半、「生機、縫製に比べて染色のレベルが低いので東海染工に来て欲しい」と強い依頼が有りました。
そこで1990年に設立したのが、TOKAI TEXPRINT INDONESIA(T.T.I.) です。.
操業開始からアメリカ、ヨーロッパ、日本への輸出を目指し、これを見事に成し遂げました。
この事をインドネシアの人々から「見たこともない。素晴らしい!」と高く評価され、徐々にインドネシア国内向けのオーダーが増えていきました。
そして今や大部分がインドネシア国内向けになっています。

企業である以上、利益や採算は重要です。それだけを求めるのであれば、世界中を常にBEST拠点を探して転々と渡り歩くことになります。
しかし東海染工の海外事業は、その国に貢献する企業、その国のお客様と一緒に発展することに重きをおいています。これは今後も変わる事はありません。

長きにわたり築き上げてきた現地の人々との信頼関係により、今後は染色加工だけに留まらず、繊維業界以外の分野にも事業展開していきます。

東海染工は新たに可能性のある拠点、他業種でも魅力のある事業を、現地の人々との深い繋がりと信頼関係により追求し続け、「売る」のではなく「創る」という考えで未開の地の開拓にチャレンジしていきます。

TOKAI DYEING CO.,(THAILAND)LTD. (タイ東海)

プリント加工を主力に、無地染の機能商品など世界に通用する高品質な商品をお客様に提供しています。 創業半世紀以上の歴史を持ち、永年培ってきた染色・プリント技術、及び蓄積した多くの付加価値加工技術により、先進的な染色加工工場として発展してきました。
さらなるグローバル化が進む今日、タイ東海が持つさまざまな染色加工技術を、量産加工から多品種・少ロット加工まで活かしています。

P.T.TOKAI TEXPRINT INDONESIA (T.T.I.)

旺盛な内需を背景に、2013年には設備を増設し、生産数量は月間約450万ヤードをほこり、東海染工の基幹工場へ成長しています。
天然繊維のプリント加工と無地染を主力として、インドネシアの地場に根付いた販売ルートを基盤に、委託加工からT.T.I.独自の生地販売まで手掛けています。
また、インドネシア発信で数多くの海外客先への販売網も持ち、海外の著名ブランドへの生地販売も行っています。
東海染工グループの中でも、特にグローバル戦略を持った会社に成長しています。