恋も部活の原動力!? 志尊淳「学生に戻れるなら、恋したい(笑)」
強豪校で挫折したスタープレイヤーが弱小校に転校し、そこで新たな仲間たちとインターハイを目指していく、映画「走れ!T校バスケット部」(公開中)。実話が基になっている奇跡の物語で、主人公の陽一を演じる志尊淳に、作品の見どころを聞いた。
スポーツ群像劇に憧れを持っていました
――最初にお話を聞いた時はどう思われましたか?
以前からスポーツ群像劇に憧れを持っていたので、すぐに興味を持ちました。その後、原作と台本を読ませていただいて、陽一という人物が成長していく過程にも引き込まれました。今作は実話に基づいたお話で、もともと松崎洋さんが書かれていたんですけど、最終巻の途中で亡くなられてしまって、息子の準さんがその思いを継承して書かれているんです。そういう軌跡は小説には描かれていないんですけど、そこを僕が表現できたらいいなと思って、引き受けさせていただきました。
――陽一のチャームポイントはどんなところだと思いますか?
ずっと前を向いているところ、穏やかなところです。だから、周囲をしっかり見ることを心がけていました。例えば、落ち込んでいる人の背中を触るとか、ハイタッチとか、体に触れることも意識して演じました。