【名古屋駅で買えるお土産】でらうみゃーな驚きの組み合わせ！定番から新作まで「和洋菓子6点」を実食！

 

 

おもち×ダックワーズ「名古屋ふらんす」

おいしいものをかけ合わせてアレンジする名古屋のユニークな食文化から生まれた名物「名古屋ふらんす」。和菓子の「おもち」をフランスの焼き菓子「ダックワーズ」でサンドしたスイーツで、2005年〜17年連続で「モンドセレクション金賞」を受賞している定番です。

通年販売している「名古屋ふらんす（ショコラクリーム・抹茶クリーム）」（各3個入810円・税込）。購入時、隣にいたお客さんも「お土産によく選んでます」と手に取っていました。

理想とするフランス菓子の食感と風味を引き出すために「自家挽きアーモンド」を使って、表面はサクッと繊細に、中はふわっとしたダックワーズ特有の食感でアーモンドが豊に香ります。その日の温度や素材の状態を見極めて、素材の混ぜ合わせは手作業で作っているそう。

こちらは「ショコラクリーム」。常温でもこの通り、半分に割ったらおもちがよく伸びます！サクフワなダックワーズとモチモチのおもちと不思議にマッチして、ショコラクリームが甘みを足す、日本とフランスの共演スイーツ！

「抹茶クリーム」はお茶の香りをしっかり残す和洋折衷のハーモニー……！ 冬はクリームが固まりやすいということなので、電子レンジで10~20秒ほど温めると、生地はより風味よく、おもちはトロ〜と伸び、クリームもなめらかになり、おいしさがグッとアップ！

名古屋名物「みそかつ矢場とん」とコラボした新作「名古屋ふらんす（矢場とんメープルショコラ味）」、名古屋定番「小倉トースト味」の他、季節限定も登場しています。

八丁味噌×なると金時芋「八丁すいーとぽてと」

「あわ雪」や「手風琴のしらべ」などを代表銘菓に掲げる老舗菓子屋「備前屋」の話題のお菓子「八丁すいーとぽてと」（4個入799円・税込）。愛知県岡崎市の名産・八丁味噌を使った一風変わったスイートポテトです。

徳島県産「なると金時芋」をベースにしたスイートポテト生地は口当たりしっとり、ほっくりお芋の優しい甘み。中には、江戸時代の初期創業の「カクキュー」の八丁味噌を使った餡が包まれています。大豆と塩のみを原料に熟成したコクと香りが濃厚な味噌の甘辛い餡が、お芋となじんで味わいが広がって、驚くほどの相性のよさ。

そのままではしっとり美味ですが、試しにトースターで温めると、ほろッとして焼き芋のようにホックリ甘く、八丁味噌も香り高く、秋冬のお茶菓子にもぴったり。老舗のこだわりと素材の良さが生み出した、常識を覆す唯一無二なお菓子に虜になりました。

八丁味噌×ガトーショコラ「ショコりゃあて」

贅沢感と存在感のあるガトーショコラ「ショコりゃあて」。JR名古屋駅のお土産屋さんの各所で販売されていましたが、夕方頃は完売するお店もあるほど人気でした！

通年販売の「ショコりゃあて」（左）、春と秋の限定販売「ショコりゃあて 抹茶＆小豆」（右）（各810円・税込）。ミニサイズ（3号）・楊枝付きで、新幹線の中でおやつにもなりますね！

カカオと八丁味噌を合わせた「ショコりゃあて」。クーベルチュールチョコレートは中南米産の上質なフレーバービーンズを厳選し、「カクキュー八丁味噌」と合わせて日本ならではのガトーショコラに。

なめらかリッチな口当たりで、カカオの奥深い香りに続き、八丁味噌の旨味が後口に余韻を残してゆきます。隠し味にはキャラメルも練り込んでいますが、甘すぎずビターすぎず、カカオ×八丁味噌の巧みなバランスには感服！

期間限定「ショコりゃあて　抹茶＆小豆」。全国有数の抹茶の生産地である愛知・西尾産石臼挽き抹茶とホワイトチョコレートをあわせ、くどさのない甘みで、抹茶の旨みと香りがお上品。

北海道産小豆を生地の中に忍ばせた和心満載のガトーショコラ。4月上旬～6月中旬・9月上旬～11月下旬までの期間限定なので、春秋になったら要チェック！

常温保存ですが、冷蔵庫で冷やすとずっしりなめらかな食感に、オーブントースターや電子レンジで温めると、焼き立てのふんわりとして風味も豊かに蘇ります。お好みで生クリームやアイスクリームを添えてデザートにしてもOK！

ちなみに、オンライン販売では、ミニサイズ（3号）は通年販売され、2022年12月1日（木）〜2023年1月31日（火）までの期間限定で、愛知県産有機ローズを使った「ストロベリー＆ローズ」も登場中。これらもギフトに人気のようです！

こしあん×バターでアレンジ「カエルまんじゅう」

明治12年創業の老舗和菓子店「青柳総本家」の人気商品 「カエルまんじゅう」（6個入864円・税込）。代表銘菓「青柳ういろう」と同じく、幅広い世代で、県民から旅人まで愛されている定番和菓子です。

カエルの顔をモチーフにしたおまんじゅう。目や口も焼きゴテで焼印を入れて、職人さんがひとつずつ手作業で作っています。ニッコリ顔のカエルは、よく見るとみんな表情が違います。しっとりとした薄皮でこしあんを包んでいます。こしあんは昔懐かしい甘みでほんのり洋風のコクもあり、お茶にもコーヒーにも合います。

お土産売り場には「ケロトッツオを「おうち」で作ろう！」というアレンジも紹介されていました。まんじゅうの下半分をカットして、クリームチーズと生クリームをミックスしたクリームをはさんで完成、というアレンジ。

私は「バター」（左）と「水切りヨーグルト」（右）をはさんでみました。バターをのせた方は温めると、バターが溶けて小倉トーストのように勿論相性抜群！ 水切りヨーグルトの方は、さっぱりとした酸味がこしあんの甘みを引き立ててくれました！ヨーグルトを多めにしても、クリームチーズと合わせてもよさそうです！

箱の後ろはペーパークラフトになっていて、カエル形に切り取って食べた後はプチ工作。「旅行・出張・無事カエル　幸福・大吉・福カエル」という願いも込められた「カエルまんじゅう」。老舗が提案する現代風アレンジをおうちで試して、和菓子の可能性も広がりました！

和菓子×トースト？！「あんトースト最中」

ジェイアール名古屋タカシマヤの地下1階にある「菓匠 花桔梗」で販売されている「あんトースト最中（2缶）」（1,499円・税込）。本店やデパートでしか販売されておらす、名古屋土産や贈り物にと人気No1の和菓子です。

箱には「つぶあん・つぶあんバター（2缶）、厚焼き最中皮（プレーン・抹茶）各3枚（計6枚）」が入っています。最中は全て個包装なので軽やかな食感を食べる食前まで保っています。お好みの量の餡を最中に乗せて頂く大人のおやつ。

艶やかなつぶあん……。トースト型の最中も可愛らしいです。

小豆の粒をしっかり感じる瑞々しい「つぶあん」。そのつぶあんにバターの塩気とコクが広がる「つぶあんバター」。2種類の餡は見た目は同じですが、全く違い、和菓子屋さんの匠の技が光る味わい。パリっと軽やかな厚焼き最中も、薄焼き最中にはない食感と香ばしさで、新しい和菓子の体験になりました。

プレーンの最中で2種の餡を楽しんで、抹茶の最中で抹茶の渋みと餡の奥深さを堪能する。まるでモーニング喫茶をしているような光景で、写真撮影にも夢中に。余った餡は食パンに塗ったりと、和菓子で喫茶文化を楽しめる、品のいいお土産ギフト。

えび×チョコレート「信長のえびしょっぱいちょこれぇとさんど」

滋賀県のパイ工房「ヴィラジュニシムラ」の「信長のえびしょぱいちょこれぇとさんど」（6枚入1,296円・税込）。オンライン販売と、東海キヨスクや中部国際空港などで催事販売をしているお菓子の製造メーカーの新作です。

お土産屋さんで豪華絢爛に輝く「金の献上 信長のえびしょっぱい」は、2020年に「モンドセレクション銀賞」を受賞。一度食べたらやみつきになってしまうと大好評のよう。

その「金の献上信長のえびしょっぱい」から出た新作が、お店の最高傑作と謳う「信長のえびしょぱいちょこれぇとさんど」。漆黒に金文字が浮かび、織田信長公のように力強いパッケージ！

袋を開けたら、えびの香りがふわ～と香り、磯を感じます。「金の献上 信長のえびしょっぱい」を薄く焼き上げた2枚のパイでチョコレートを挟んでいます。一見、せんべいのようですが、少し固くめでサクッと歯切れよく、しっかりパイです！凝縮したえびの旨味、甘みと塩気、バターも香って、やっぱりせんべいではなくパイだと再確認！

マイルドなミルクチョコレートが、えびの甘しょっぱさを際立たせ、予想を超えるグッドハーモニー！“えび×チョコ”という味の強いものどうしの絶妙な味の配分。甘くてしょっぱくて、手が止まりません！

おやつにも、おつまみにもなって、食べた人の「今までにない味！」というのにも納得。現在オンライン販売はなく、店頭販売のみ。Twitterでは他のお菓子や催事情報も発信しているので要チェック！

まとめ

老舗のこだわり、製造法、土地の味を大切にしながら、思いがけない組み合わせで驚きと発見が連続で、少し温めると、あったか冬スイーツにもなってどれもヒット！ 名古屋の食文化らしく、“おもしろい”を生み出すお土産は、選んでいるときも楽しい時間。次はどんなものと出会えるのか深掘りしたくなりました！

［all photos by kurisencho］
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